色鮮やかなハーブリキュール『コカレロ』。
美味しくスルスル飲めるので、飲みすぎ注意。
はじめに
「※合法です」とタイトルに書いたのには理由がある。
「コカの葉」を使ったお酒『コカレロ』。少しでもアンダーグラウンドなことに興味がある人ならご存知だろうが、「コカの葉」は麻薬「コカイン」の原料である。
もちろん『コカレロ』は、蒸留中にコカの葉に含まれている麻薬成分は取り除かれるため、体に害はない。時々「コカレロでキマる」だなんて宣伝を見かけるが、それは合法的なキマる、すなわち「酔ってる」だけであるのでお間違いのないように。
だが「コカイン」の原料である「コカの葉」を使っているというだけで、少しドキドキしてしまうのは人間の性ともいえよう。
この「ちょっとワルイことしてる感」ってのがたまらなく楽しいのだよね(まあ、ただただ美味しいお酒なだけなんだけどね)。
というわけで、そんなちょいワル雰囲気を味わえる、巷で話題のパリピ酒(?)『コカレロ』を飲んでみた。
注:コカの葉を原料とするコカインという薬物は、日本では麻薬及び向精神薬取締法で規制対象になっている麻薬です。アメリカやヨーロッパの各国でも麻薬として規制される薬物です。コカレロは手を出してみてもOKだけど、コカインはダメ、絶対!
コカレロ飲んでみた!
気になるコカレロ原材料
まずは南米・アンデス山脈で栽培された「コカの葉」。それから
など17種類のハーブがブレンドされている。
麻薬成分が取り除かれているとはいえ、コカの葉のインパクトとガラナ、朝鮮人参の「元気になっちゃいそう感」、そして緑茶、生姜、ラベンダーといった「体に良さそう感」が、かえって「ちょいワル」を引き立たせる不思議。
『コカレロ』は、コカの葉の複雑な風味を活かす蒸気蒸留が特徴とのこと。植物から精油(アロマオイル)を抽出するための方法と同じ。そのため繊細な香りが味わえる。
そもそも見た目が綺麗
飲む前からテンションの上がる見た目にも注目しておきたい。こんなに潔く澄んだ緑色の飲み物を見たことがないため、思わず興奮してしまう。
飲んでみた感想
ハーブの青々しさがしつこく残ることもなく、甘さも青さも爽やかで飲みやすい。
ハーブの青々しさを感じながらも、シロップ漬けのような、優しくほんわりとした甘さが口の中で広がるのが本当に美味しい。
ハーブリキュールに『シャルトリューズ』というお酒があるのだが、しっかりと甘みが感じられる『シャルトリューズ』よりもスッキリとした印象が。とはいえ『イエガーマイスター』ほど「歯磨き粉感」もないので、ハーブリキュール初心者にうってつけかもしれない。
また香りも、ラベンダーやオレンジピールが入っているからかとても爽やか。「コカの葉の香りがするかどうか」には答えられない。嗅いだことないから。
ただ、飲みやすい〜と思ってスルスル飲むと、「アルコール29%」が体にガツンとくるので注意は必要である。
コカレロ飲み方色々
お酒が好きだが、お酒に弱いわたしは、ストレートをちびちび嗜むのが好きなのだが、コカレロにはさまざまな飲み方があるのも魅力。
例えば「SHOT」は、キンキンに冷えたコカレロをライムと一緒に飲む。アンデス山脈の人々は、コカの葉を噛むとき、一緒にライムも囓るんだとか。説明書きには
歴史的にアンデス山脈の人々は、コカの葉に含まれる アルカロイドを開かせる手助けの為に、コカの葉を噛む時にライムも一緒にかじります。
とあるが、アルカロイドとはすなわち麻薬成分なので、「SHOT」は現地の人々の雰囲気を「合法で」味わえる飲み方とも言える。
そして『コカレロ』といえば有名な飲み方に「COCABOMB」がある。この飲み方で飲むと非常に飲みやすく、ついつい飲み過ぎて、例の「キマる」(酔う)に突入してしまうので、合法なのに超危ない。
特製ボムグラスに割り材とコカレロを加えて飲む方法だ。グラス下部に割り材、上部にコカレロを入れるのだが、割り材はお好みのものでOK。
- レッドブル
- トニック
- コーラ
- グレープフルーツ
などがオススメされている。最後にライムを一絞りするのが推奨されている。
どの飲み方も「ライム一絞り」がおすすめされているので、『コカレロ』を飲むときには、ライムを買っておいたほうが気分が上がるよ。
実際、爽やかさ増すし。
気になる価格の話
お酒の価格は、飲む人自身がどのくらいお酒が好きかで「高い」か「安い」か決まると思う。『コカレロ』は、「安い!」とも「高い!」とも言い難いが、普段お酒をボトルで買わない人からすると、少しためらう価格かもしれない。
Amazonで販売されているコカレロは、700mlで4374円だった。
ちなみに「飲んでみた感想」で登場したハーブリキュール2種の価格は
だった。
・・・『イエガーマイスター』やたら買いやすいな。
テンション上がる良いお酒
コカインの原料である「コカの葉」を使った『コカレロ』。
麻薬成分は一切なし(当たり前である)だが、「コカの葉使ってる」ってだけで「ちょいワル」気分を味わえるし、鮮やかな色は怪しさを醸し出してくれるし、でも飲みやすくて美味しいし、でもでもうっかり飲みすぎるとキマッちゃう(酔っ払う)しで最高に楽しいお酒である。
パリピじゃなくても、パリピ酒を味わう権利は十分あるので、気になる人はぜひ飲んでいただきたい。
では。
◆本日のおすすめ◆
唐辛子が加わり、刺激的になった『コカレロ ネグロ』もおすすめ。
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