私は美術家になるのだ!村田真『美術家になるには』(ぺりかん社・2002年)

今後、よりいっそう「仕事」として美術・芸術に向き合おうと考えている私にとって、非常に励まされる1冊だった。 ただし、美術家の経済面が気になる人、特に子どもが美術家になりたいというのを不安に思う親御さんにとっては、この本に失望してしまうかもし…

コスメに興味はあるが、今愛用してるのはこれだけ。

コスメに興味がないわけではない。過去のブログ記事でもちょくちょく化粧品の話をしている。が、生粋のめんどくさがり屋なうえ出不精であるから化粧をしないことの方が圧倒的に多い。 そのため、次第に「好きではあるけど使わないんじゃあ持ってても意味ない…

自然とつながる感覚を得る。土屋智哉『ウルトラライトハイキング』(山と渓谷社・初版2017年)

表題の「ウルトラライトハイキング」はやっぱり基礎体力があったり、山の知識や経験値が高かったりするからこそできる技術なのかもしれない。 けど、“1泊2日(重量)5キロ以下!ローカットシューズでOK!マットは切って活用!”などといった軽さを味方につけ…

創作活動の道を示す励みになる。坂口恭平・道草晴子(絵)『生きのびるための事務』(マガジンハウス・2024年)

双極性障害と診断されたとき、坂口恭平『坂口恭平 躁鬱日記 』(医学書院・2013年)を読んで、同じ双極性障害の他者の心のアップダウンを知り、この苦しみを知っている人が他にもいるのだと励まされたことを覚えている。 そんな彼の新作が、『生きのびるため…

塗り心地が軽くて使いやすい日焼け止めを勝手におすすめする。

もう8月も終わりですが、日焼け止めの話。 日焼け止めは塗ったほうがいい、らしい。若々しい見た目を保てる、酒さの症状(鼻とか頬が赤くなる症状)を軽くする、皮膚がんのリスクを減らせる、という理由に対して心惹かれるものはあるが、“正しい”使用量が結…

非常にマニアックでワクワクする1冊。小林章『フォントのふしぎ』(美術出版社・2011年)

こういうマニアックな仕事が、ブランドや商品の印象に大きく影響を与えていると思うと感動する。そのフォントを目にした人に違和感を覚えさせず、フォントを日常生活に溶け込ませながらも、ブランドや商品価値を決定的にするこの仕事は本当にすごいと思った…

黒田尚子『お金が貯まる人はなぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動』(日本経済新聞出版・2022年)

はじめに、で著者自身が記しているように「毎日の行動を見直すヒント」が詰まった1冊だ。 モノの多さや環境の変化にヤキモキしていた時期にこの本を購入したのだが、「第1章 部屋を片付ければお金が貯まる」には叱咤激励されたような気持ちになった。 たとえ…

オイシックスのKit Oisixというミールキットを愛用している。

画像引用元:https://www.facebook.com/Oisix.jp/ 2024年1月から、オイシックス(Oisix)の会員となった。オイシックスは食材やミールキット・惣菜などを販売する会員制の宅配サービスである。 www.oisix.com だいーぶ昔、オイシックスやらでぃっしゅぼーや…

いつか絶対全部食べる……いのうえさきこ『東京世界メシ紀行』(芸術新聞社・2018年)

2016年3月からオンラインに移行した雑誌『クーリエ・ジャポン』に掲載されていたマンガ。まだ雑誌として刊行されていた当時に読者だった私は、このマンガでエチオピア料理の主食であるインジェラを初めて知って「どんな味なんだろう……」と妄想していた。 長…

イーサン・クロス著、鬼澤忍訳『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動に導くための26の方法』(東洋経済・初版2022年)

「あらゆることを悲観的に考えすぎている」と思い悩んだ時に出会い、読み進めた。結果、とても救われた気持ちになった本でもある。 自分の思考がどんどんネガティブになっていくことが気になっていた。ずっと「どうにかしなければ」「でもどうすれば……」を繰…