サプリメントを飲む習慣、悪くない。個人的におすすめしたいサプリメント。

まず、サプリメントとは健康の維持や増進を目的とした「食品」である。

だから、摂るべき栄養素をサプリメントではなく一般的な食事で十分に摂ることができるのであれば、豊富な栄養素を含む食材を調理し、食事として取り入れるのが一番だと思う。サプリメントさえ飲めば良し、なんてことはない。

残念ながら、私は普段の食生活で必要な栄養素をうまく摂り切れていないと感じている。食べたいものを食べたいという欲望に素直に従えば、栄養素はどうしたって偏る。だから、習慣的にサプリメントを摂取している。

サプリメントは医薬品ではないので、「飲み始めて見違えるように良くなりました!」みたいなことは決して起きていないし起きるわけがないけど、ここのところ飲んでいるサプリメントの種類が確立してきたので、そのことを記事にまとめる。

 

サプリメントや健康食品の定義等は、厚生労働省が出しているこの資料が読みやすい。

1) 健康食品やサプリメントの名称について

 

個人的におすすめしたいサプリメント

私(参考までに、30代女性・妊娠中)が習慣的に飲んでいるサプリメントは以下の通り(なお、鉄とビタミンBの錠剤は「医薬品」)。

<毎日>

<足りない時に>

なお、サプリメントを選ぶうえで参考にした書籍は、2018年11月に発行された雑誌Tarzan No. 753「今、あなたを救うサプリメント」である。

 

※以下、リンクは基本、商品製造元の公式サイトに飛びます。プロテインのみ、アフィリエイトリンクを貼らせていただきました。ご了承ください。

 

この記事を執筆している今は、産婦人科にて鉄欠乏性貧血と診断されてしまったので、市販のサプリメントではなく医者から処方される鉄錠剤を飲んでいる。

妊娠する前は第2類医薬品の『マスチゲン錠』を飲んでいた。薬局で説明してくださった薬剤師さん曰く、マスチゲン錠は鉄の吸収を高めるビタミンCが含まれており、吸収効率が良く、おすすめとのことだった。

上記参考書籍でも、貧血を治したい(p.35)というお悩みの項目に「葉酸」「ビタミンB12」と並んで「鉄分(グルテンフリー、カゼインフリー)」が記載されている。

 

葉酸

妊娠を計画する女性や妊娠の可能性がある女性の場合、通常の食事からの摂取に加えて、1日400μgの葉酸を栄養補助食品から摂取することが望ましいとされているのだとか。

参照サイト:今、注目を浴びている栄養素、葉酸の働きと疾患の予防効果について

ここでは話が逸れるので書き過ぎないが、妊活にあまり積極的ではなかったものの、期間を決めて不妊治療に臨むと決めていたので飲むことにした。ただ、上記「鉄」の項目にもあるが、葉酸は貧血を治したいというお悩みにも一役買う。参考書籍にも“不足が貧血を起こす葉酸も大事だ(p.35)”との記載がある。

つわりの時期に選んだサプリメント葉酸と鉄がセットになったものだったが、舌に載せるとなんともいえない嫌な味がして飲むのが苦痛になりかけたので、つわりの時期は雪印ビーンスターク株式会社が販売しているレモン味のタブレット毎日葉酸+鉄これ1粒』を舐めていた。

今は味で苦しむことがなくなったので、コスパ重視でDHCの『持続型葉酸』を愛用中。

 

DHA

これは夫から飲むことを勧められた。

DHAは人の体内で生成できない栄養素だが、脳の発育や成長に影響する重要なもの。不足すると目の網膜や脳、神経系の機能低下につながる可能性があるとのこと。また神経組織の構成成分でもあることから、胎児の神経組織をつくるために必要なのだとか。

すなわち、私のために飲んでいるものでもあり、胎児をお腹の中でスクスクと育てるために飲んできたものでもある。

参照サイト:妊娠中のサプリメントの利用について | 母子日赤だより

なお、参考書籍では【年代別】“あるある生活”から見えた、あなたに必要なサプリメント(p.22〜27)という特集の中の40代の項目でDHAが登場。“血管の保護を考えてDHAEPAを取り入れると、毛細血管の先にある末梢の細胞を保護することにもつながる(p.26)”と記載されている。

毛細血管の保護→毛細血管の末端は体表を走る→血行が改善すると肌ツヤがよくなる→見た目の老け感が抑えられる、という効果についても記載あり。老いが怖いとは思わないが、若々しくありたいとは思うので、今後も飲み続けるつもり。

こちらもコスパを理由にDHCの『DHA』を愛用している。というか、基本DHCにお世話になっているな。でも、DHCの回し者ではないです。

 

カルシウム

妊娠中期あたりから飲み始めたサプリメント。理由は「こむら返り」対策である。

妊婦にこむら返りが起こる確実な原因は、まだわかっていないらしいが、理由の一つとしてミネラル不足があげられている。

参照サイト:【医師監修】妊婦さんの眠りを妨げるこむら返り。その原因と予防法とは?|エレビットの葉酸サプリは根拠がある葉酸800μg+

妊娠中はただでさえ、初期のつわりに、出産時に大抵の人が経験する陣痛など、なぜだか苦痛が伴う。「寝れるのは今のうちだよ〜」とよく言われるからこそ、しっかり眠りたいのにこむら返りに眠りを妨げられてたまるか!と飲み始めた。

この記事を執筆している今は、出産まで残り2ヶ月ちょっとで、まだまだこむら返りに苦しめられる可能性は十分高いのだが、今のところ、妊娠中期〜後期序盤の今までこむら返りにならずに済んでいるのは、案外カルシウムのおかげなんじゃないかな……と期待している。

飲んでいるのはやっぱりDHC。マグネシウムもバランスよく配合されている『カルシウム/マグ』。

 

ビタミンB(ビタミンB1、B6、B12)

飲んでいるのは【第3類医薬品】『エルビタンEB錠』。

飲み始めたのはつわりの時期。つわりにはビタミンB6やビタミンB1が有効と聞きつけ、本格的につわりが始まる前から飲んでいた。対照実験ができていないのでサプリメントのおかげとは断言できないが、ビタミンB錠剤と同じく有効と聞いた生姜を毎日摂取したおかげか、一度も吐き戻さずにつわりの時期を乗り切ることができた。

参照サイト:ビタミンB6の働き妊娠中のつわりの症状を軽減する効果について - 健康情報コラム

また、2018年の情報だが、妊娠中に葉酸とビタミンB類を摂取すると「幼児の行動的問題に予防的であると示唆」とある。下記資料には「ビタミンB6摂取が多動問題と低い向社会的行動、ビタミンB2摂取が情緒問題に予防的」と記されている。

参照サイト:妊娠中の葉酸、ビタミン B 類摂取が幼児の行動的問題に 予防的であると示唆

そのほか、参考書籍(Tarzan No.753)では、代謝をよくしたり(ビタミンB群)、記憶力を高めたり(ビタミンB12)、肩こりを治したいといったお悩み(ビタミンB1)や貧血を治したいといったお悩み(ビタミンB12)でビタミンBが取り上げられている。

 

プロテイン

産婦人科の体重管理が思いの外厳しく、体重を管理するために1日の大まかな摂取カロリーとタンパク質量を記録するようになった(まあ、よくオーバーするけど)。

そこで、タンパク質は意識しないと全然摂れないことに気づいた。だから時々、プロテイン飲料を普段の食生活に取り入れている。

自宅で飲む際は、株式会社ULTORAが販売している『ホエイダイエットプロテイン』のクリアストロベリー味とチョコレート味を1対1で混ぜてストロベリーチョコ味にし、牛乳とアーモンドミルク(または豆乳)に溶かして飲んでいる。

ULTORAのプロテインには甘味料にステビアを使っている。ステビアのおかげか、甘さ控えめで、人工甘味料を飲んだ後に感じる苦味がないのが嬉しい。

とはいいつつ、外出先で「タンパク質を補給したい」と思い立った時には、コンビニやスーパーで買うことができる『ザバス ミルクプロテイン』を飲んでいる。個人的にはバニラ風味とストロベリー風味、フルーツミックス風味が美味しい。

 

サプリメントを飲む習慣、悪くない。

冒頭でも述べたが、多分サプリメントの力を借りずに、普段の食生活で必要な栄養素を摂取できた方がよっぽど健康的なのだろう。ただ、まあ、今は現代で、私は人間で、欲望ってやつがあるから、純粋に食べたいものを食べたい時があるのだ。そういう時に、サプリメントが便利なのだ。サプリメントは免罪符みたいなものですね。

ただ、今のところ、不調が出るどころか、33年生きてきて(この記事があがる頃には34年)心身ともに最も健康的だと思えるのは、妊娠を機に生活を変えた(変わった、変えさせられたともいう)おかげもあるが、そこにはサプリメントを飲む習慣も少し噛んでいると思う。

サプリメントを飲む習慣、決して悪くないですよ。

 

参考書籍

 

この本も面白いのでおすすめ