今わたしにできることは、過度に怯えず、けれどあらゆる可能性から身を守ることだけ。

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つい先日から腹の調子が悪い。

外食をした後ぐらいからお腹が張り続けている。確実ではないものの、恐らく外食先と晩ご飯で出てきたチーズで腹が張っちゃってるっぽいんだけど、連日の新型コロナウイルスのニュースで怯えてしまったこともあり、先日、先々日とわたしは寝込んだ。

「これってやばいかな?病気かな?」と焦れば焦るほど動悸がする。お腹の張りで吐き気を催し、不安から冷や汗が出、体が火照っている感じに「やべえ、これは熱か?!インフルか、それとも流行りの」とビビったのだが実際に熱はなく。

相変わらず腹が張り続けていて不快ではあるが、それ以外はめちゃくちゃ元気だということから、恐らくわたしは不安と恐怖で具合を悪くしたらしかった

「病は気から」をものすごく体現してしまった

連日話題の感染症に限らず、インフルエンザも風邪も、罹る人は罹るし、罹らない人は罹らない。不安に駆られ、取り乱すのはよくないとわかっていても、わたしは「罹るかもしれない恐怖」が強すぎて、感染症とは関係のない体調不良を起こしたのだ

「あまりにもバカバカしい体調不良だなあ・・・」と自分でも思うのだが、わたしはどうしても、9年前にがんになったときの「なんでわたしが?」という感情が忘れられない。「20代で悪性リンパ腫になるのは珍しいことではない」と言われても、「なんでわたしが?」と思わずにいられなかった。なる人はなるし、ならない人はならないだけなのに。

「なった」ことで、わたしは毎日「またなるかもしれない」恐怖と付き合いながら生きている。「治ったのだから大丈夫」と考えることができない。「病気にならない」自信がない。

だから怯えてしまった。

それで具合を悪くした。

昨年まんまとインフルエンザに罹ってから、免疫力を高めることに努めていたのだが、それでも「病気」の恐怖に打ち勝つことができない。「なるかもしれない」恐怖に。

昨日、わたしの精神面を心配した夫から「投薬治療したら心が落ち着いたりするの?」と問われた。多分そのほうが手っ取り早く不安が解消されるはずなのだが、投薬治療をしていたとき、不安に対して薬が増えるだけだったから、できるだけ避けたいのが本音だ。

もちろん夫にとっては、投薬治療でわたしの精神が安定したほうが負担にならないだろうが。

なのでわたしは

  • 過度に怯えない
  • 病気にならないようにする

を強く意識して行動することにした。

わたしは不安を解消するために情報を取り入れていたのだが、不安解消のための情報が新たな不安を呼んでいた。情報に踊らされていた。だから、情報を一旦遮断すべきと悟った。

そしてわたしは在宅ワーカーなので、「不用不急の外出」を避けるだけでもリスクを下げることができる。出かけるときはマスクをし、帰ってきたら手洗い・うがいをする。調子が悪ければ休む。病気にならないための当たり前の行動で、自分の身を守ればいい。

「病気にならない」自信はない。

けれど、自分から病気になりにいく必要もない。過度な怯えを自覚し、怯えの原因を遠ざける心がけぐらいはしなくちゃいけない

 

誰かを助ける力は残念ながらないけれど、自分の身は守ります。

 

神頼みするつもりはないけれど、連日の話題で不安に駆られている人が、不安を自覚して、うまく不安と付き合えますように。情報に踊らされて疲れてしまうことがありませんように。できる限り穏やかな日々を過ごす中で、事態が収束していきますように。

この記事を読んでくださった人が、どうか健康でいられますように。