恐怖と空腹でげんなり!人生2度目の胃カメラ体験レポ

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はじめに

 先日、人生で2度目の「内視鏡検査」をしてきた。

 今回の検査は「悪い病気が見つかったから」ではなく、「悪い病気から8年経ったけど、胃の中の経過は見てないし、とりあえず見とこう(症例ほしいし)」という理由で行われている。多分、(症例ほしいし)が本音だと思う。

 悪性リンパ腫と診断された8年前以来の「胃カメラ」だったが…まあ、全然、慣れる検査じゃないよね!!!

 ただ、せっかくなので、ここはブロガー根性で、胃カメラ突っ込まれてオエオエしちゃったぜ」レポでも書こうと思ったのだ。

 

 わたし、今、元気ですよアピールも兼ねてね。

 

胃カメラ体験レポ

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初・胃カメラの記憶

 20歳のとき「悪性リンパ腫」と宣告されて、わたしはさまざまな「はじめて」を経験した。「採血」されるのもはじめてだったし、「生検」や痛いんで有名な「骨髄穿刺」も初体験した。で、「内視鏡検査」も。

 わたしが覚えている胃カメラの記憶は、胃カメラが取り出されるときって、結構強引なんだな~」である。

 鎮静剤を使用してもらったので、胃カメラを突っ込まれた瞬間の記憶はない。しかし、検査の終わり際、スルスルスルーッとカメラを引き抜かれるとき、喉の奥にバッコボッコぶつかるような感覚があったことを覚えている

 そして「オ、オエエー」となりながら胃カメラがスポンッと抜けた、そんな記憶。

 「結構…強引…!」と検査後、絶句した記憶があるものの、まあ、多分、突っ込まれるときに「オエエー」ってなって、うまくカメラが入らないことのほうが問題なんだろうな。

 むしろ、検査が終わるときにスピーディに取り出してくれるのは、病院側の気づかいなのかもしれん。「もう終わりだから吐いちゃっても構わないよん♡」ってみたいな感じなのかな。

 知らんけど。

 

第一関門「空腹」

 と、胃カメラに良い思い出が一切ないまま、8年ぶり2回目の胃カメラに臨んだわたし。8年の間に、すこぶる健康体になったわたしにとって、きつかったのは「空腹」だ。

 当たり前なのだろうが、検査するときは診る部位をすっからかんにする必要がある。上部内視鏡、すなわち胃カメラなら胃をすっからかんにしなきゃいけないし、大腸見るならうんちを全部出さねばならぬ。

 というわけで、14時に検査予約が入っているわたしは前日20時までに夕飯を済ませ、検査終了まで断食である。

 …おかげさまで健康的に生きてるもんでね!!!めちゃくちゃ腹が減りました!!!そういう日に限って食べ物屋の看板がめっちゃ目に飛び込むんだわ!!!空腹ってつらいんだね!!!

 検査前断食の経験は何度かしているのだけれど、ちょっと間があくとやはり慣れない。本能には抗えない。胃がきゅるきゅるーっとなくのを感じながら、空腹を耐えた。

 

第二関門「恐怖」

 空腹を耐えつつ病院に到着すると、

  • 「どんな検査だったかあんま覚えてない」
  • 「カメラを抜くときのオエエー」

という恐怖がわたしを襲った。

 相手がプロとは言え、吐くのが好きじゃないわたしにとって(吐くのが好きって人、いる?)食べ物でもないものが無理やり突っ込まれてオエエーとなるのは、とんでもなく怖い!!!

 病院は混んでいて、14時に検査予約を入れたはずが「14時30分~」と書かれており、内視鏡検査の中待合に入っても呼ばれない順番。ぐったりした患者さん(眠くなる鎮静剤のせい)の姿ばっかり見て「わたしも…ああなるのか…」という恐怖。

 検査前に血圧と脈拍をはかる必要があるのだが、成人女性の安静時の平均脈拍が70~90回という中、緊張のしすぎで走ってもいないのに116回を記録(普段はもっとゆっくり)。

 「ああ、前途多難…」と思っていたら「かたやまさーん」と呼ばれ、時計をチラと見ると15時10分。予定時刻から約40分延長で恐怖を味わっていたのかと、この時点でげんなり。

 

鎮静剤と看護士さんの優しさ、最高

担当の看護士さんがとてつもなく優しそうなお兄さんだったこと、担当のお医者さんがとてつもなく冷静沈着タイプだったのが本当によかった…!

 担当のお医者さんが検査台に座るなり、こう話した。「前回から…8年ぶりですか。前回の検査のとき、鎮静剤多めに使っていたみたいなんで、今回も鎮静剤と鎮痛剤、合わせて使っていきますね

 どうりで!

 どうりで記憶がないわけだ!!!たっぷり薬、盛られてたんだ!!!そりゃあ、記憶ねえわ!!!

 

 ちなみに。

 ここから先の話は、8年前同様、たっぷり薬を盛っていただいたおかげでほとんど記憶がない。そう、毎回、胃カメラを入れられる瞬間が思い出せない。そもそも、いつ、意識を失ったか覚えていない。鎮静剤、恐るべし。

 意識が戻ってきたわたしが覚えているのは3つ。

 1つ、胃カメラがまだ体内にあって、時々反射的に「オ・・・オエッ」となると、看護師さんがわたしの背中をやーさしーくさすってくれたこと。

 2つ、「さすられるだけで、人の心は落ち着くんだなあ(かほを)」と思ったこと。

 最後、お決まりのように、喉の奥にバッコボッコぶつかるような感覚があり、大量の唾液(のはず、胃液じゃないはず)を吐き散らかしながら胃カメラが体の外に出て終了したこと

 ・・・そりゃあ、良い思い出にはならないよね笑。

  しかし鎮静剤と看護師さんの優しさがどれほどまでにわたしの心を和らげてくれたことか。もうこの2つは欠かせません。鎮静剤と看護師さんの優しさなしには内視鏡検査受けられません、絶対に

 

検査結果は1週間後

 病院の予約の都合上、明確には2週間後に聞きに行くんだけど。

 なんかちゃっかり「生検」もされてたらしいのだが、何もないと良いな〜。“今、元気ですよアピール”も兼ねて、胃カメラ体験レポを書いたわけなのだが、これでなんかあっても記事にはする。まあ、何もないがベストだけど。多分、何もないけど。

 わたしがこんな風に病気の話とか定期検診の話をバンバンするのは、今健康な人に、本気でなってほしくない病気だから、ガンは。なるもんじゃねえ、あんなんは、マジで。

 いやね、健康診断の一環として「胃カメラ」やるのはアリだよ。っていうか、どんなにつらくても予防医療は大事だから、バリウム胃カメラは年に一度か数年に一度はやっとくべきだって思うよ

 でも、「予防医療のため」の検査であれと願う。なってしまったら仕方のないことだけれど、病気にならないための努力で少しでもリスクが減らせるなら、ほんと、病気になんてなるもんじゃねえです。

 というわけで、人生2回目の胃カメラ、無事終了。断食解除、今日から刺激物、脂っぽいものも解除。飯がうまい。

 では。

 

◆本日のおすすめ◆

断食解除後の夕食は「うどん」でしたが、これも好き。わたしは「鮭」派。