
この本は、貯金上手な人と貯金下手な人の対比を通じて、お金とどう向き合うことで、お金の不安を抱えずに堅実に貯金ができるかといったコツを紹介してくれる本だ。
私がこの本を手にとった理由はズバリ将来のお金に不安を抱いたから。身のまわりの環境が変化しつつあり、「これまで通りのどんぶり勘定ではいかん!」という焦りが生じている。先月あたりから倹約生活に努めるようになり、今のところうまくいっているが、ここで今一度“年収300万円でもお金持ちな人”のマインドを学びたいと思ったのである。
心に響いた章は第3章「お金持ちだけが知っている生活習慣」だ。
貯金が上手か下手か、というのはなかなか表に出てこない情報なので、もしかしたらこの章の法則に当てはまらない貯金上手な人・貯金下手な人もいるのかもしれないが、お金周り含め生活が整っているとされる人のビジュアルや姿勢には、この章で記されたような共通項がある気はやっぱりする。
たとえば、この章で記される貯金上手の特徴には以下のものがあげられる。
- 約束の時間はしっかり守る
- 家の中がすっきり片づいている
- 気持ちが安定していることが多い
これらはなんとなく、「そんな気がする…」と思わされたものだ。
また、第2章「『見た目』でわかる!なぜかお金が貯まる人の共通点」でも同じことを思った。ここでの貯金上手な人の共通点といえば、たとえば……
- 自分の体型も管理できる
- お金に対する危機感が高い
- 住まいにお金をかけすぎない
著名な投資家ウォーレン・バフェットが約70年間、ずっと同じ一軒家に住み続けていることが思い出された。
正直言って、この本で記される貯金上手・下手の対比構造に目新しさはない。というか、改めて書かれると「そりゃそうか」とも感じる。でも、それでも、やっぱりわかりやすい形で突きつけられると嫌でも納得させられ、「正さなければ!」と思うものである。
そういう意味で、この本は手元に置いておいて損はない。すべての章の構成が貯金上手と貯金下手の対比になっているため読みやすく、家計管理やお金に対する姿勢を定期的にセルフチェックするのに役立つと考えているから。
年収〇〇万円の部分は人それぞれ働き方も目標も違うから一旦置いておくにしても、定期的に読み返して、自分が貧乏な生き方に傾いていないか、確認するにはうってつけですよ。