「お金持ちになりたい」という夢ができた。

そんなことを思うだなんて思ってもみなかったが、今の私には「お金持ちになりたい」という夢がある。うまい表現が見当たらないから直球で「お金持ちになりたい」と思っている。

お金持ちになりたいのは、やりたいこと、ほしいもの、そういう欲望を叶えるためのお金が欲しいから、というだけではない。

学校を卒業し、社会に出て、世間知らずのバカから大人になるにつれて気づいたことのためでもある。ある漫画の中で登場した台詞だ。

「弱者のための場所を維持するには弱者でいられない程お金がかかるんです」

山口つばさ『ブルーピリオド13巻』(講談社、2022年)

私は文章を書き、絵を描いて生活している。文章を書くことも絵を描くことも好きだ。同時に、本、映画、音楽、美術作品などに触れ、体験・経験することも好きだ。他の作家が作り出すものが大好きだ。

お金だけが全てではないが、お金があれば、私が好きなこと、絵を描くことも作品を買うことも好きなだけやれると思っている。

お金があれば、お金を理由に前へ進むのをためらったり諦めたりする人を手助けできると思っている。もちろん、お金だけが理由ではないのを重々承知しているが。

この考えは傲慢だとも思う。

でもお金があれば誰かの作品を買うことができ、そのお金がその人の制作を支えるものの一つになると信じている。

芸術分野の作家、作品のために留まらない。私は数年前から国立美術館国境なき医師団への寄付をしているが、自分の生活のためにもお金を使う必要があるので年1〜2回の寄付が限度だと感じている。お金があれば、もっと気持ちよく寄付ができる。

そんな理由で、私は、字面だけ見ると幼稚な「お金持ちになりたい」という夢を抱くようになった。

で、どんな風に行動すればその夢を現実に変えられるのかを私はまだ知らないので、まずはこれまたちょっと幼稚かもしれないけれど、自分の行動を見直すことにする。

 

「お金持ちに共通する20の習慣」という記事の中には「お金持ちに共通する20の習慣」と「なかなかお金がたまらない人あるある」が紹介されているので、自分はどうか確認してみた。

www.rakuten-card.co.jp

お金持ちに共通する20の習慣で、当てはまっていたのは「トイレのふたが閉まっている」「宝くじを買わない」「貯蓄ではなく投資する」「本や新聞を読む」「大切な人間関係にはお金を使う」「損切りが早い」ぐらい。△だったのは「ファッションがだいたい決まっている」「すぐに決断してすぐに行動する」「貯蓄ではなく投資する」。あとは少し、見直す必要があるなと感じた。

一方、なかなかお金が貯まらない人のあるあるでは「ついついコンビニに寄る」「フリマサイトにハマる」「自分へのご褒美が多すぎる」など、思い至るものばかりで困った。よろしくない。このあるあるに当てはまっている習慣は早急に見直さなければならない。

最近の私は、少しずつではあるが文章の仕事も絵画制作も実績が積み上がってきたことで、稼ぐ力がアップしている。けれど、この体はいつまでも同じように働けるわけではない。人生何が起こるかわからないのは、病気のおかげ(せい)で私が誰よりも知っている。

 

稼ぎ方も、お金との向き合い方も、今が変わり時だと信じて行動するつもりだ。

そんな決意表明のお話でした。

 

 

夢を抱くきっかけとなった本。ふらっと立ち寄った本屋で立ち読みしたら思いのほか面白く、購入に至った。

夢を抱くきっかけになった人「アラサーdeリタイア管理人 ちー」さん。

simple-hira.com

どのタイミングでこの人を知ったのかは覚えていないが、Twitterでこの人をフォローして良かったと思っている。