この記事は、ブログを立ち上げた2016年から2025年末までの間に、何度も繰り返し読んだ本をまとめて紹介するものだ。
まずは結論から。
何度も読むほど好きな本(定期的に本を処分する中で、本棚に残り続けている本)は以下の5冊。
1. 夫婦茶碗/町田康
2. バイ貝/町田康
3. きことわ/朝吹真理子
4. 暇と退屈の倫理学/國分功一郎
5. 手ぶらで生きる 見栄と財布を捨てて自由になる50の方法/ミニマリストしぶ
夫婦茶碗
過去記事はこちら
私が高校生の頃に憧れていた人がお見舞いに来てくれた時、退屈しないようにとこの本を贈ってくれた。好きな作家だと話してくれた。町田康の文章は抜け感のあり、読んでいて軽やかな気持ちになる。登場人物の言動はとてもくだらないが、人間味があって、愛おしさを覚える。冒頭に示した思い出ごと愛している1冊なので、文字通り私が死ぬまで本棚にあり続けることだろう。
バイ貝
同じく町田康の作品。本編の内容だけでいえば、「夫婦茶碗」以上にくだらない内容で好きな作品である。日用品の購入に延々悩み、購入にいたるも後悔を繰り返す。そんな話だ。物語序盤の、草を刈るための鎌とフライパン購入のくだりは何回読んでも笑える。笑えるが、自分も同じようなことを繰り返しているので、少し虚しさも覚える。それが魅力なんじゃないかと思う。
きことわ
過去記事はこちら
夢と現実を行ったり来たりするような、文章だけでこんな感覚を味わうことができるのか……と感動したのを覚えている。朝吹真理子の小説は「TIMELESS」も読んだことがあるが、「きことわ」の浮遊感と登場人物が抱える少しの寂しさが好きで、ずっと本棚に置いてある。
暇と退屈の倫理学
過去記事はこちら
暇とは何か、退屈とは何か。暇も退屈も、生きていれば定期的に味わうものなのに、この本を読むまでなんとなく“ない”ことにしていた。この本を読んでから、“ない”ことにはできなくなり、暇や退屈を感じる瞬間があるたび、この本に呼び出される。ビジネス・自己啓発といったカテゴリに置かれる、「〇〇すべき」みたいなタイトルの、人生を考える系の書籍を読むぐらいなら、「暇と退屈の倫理学」を何度も読む方が、自分の人生を自分が望むように生きる上で糧になるのではないかと思う。
手ぶらで生きる 見栄と財布を捨てて自由になる50の方法
過去記事はこちら
ブログを読み返すと、ずっとミニマリストに憧れていることがわかる。2016年から記事を書き続け、2026年で10年目に突入するが、いまだにミニマリストにはなれていない。ただ、昔に比べれば、圧倒的にものが減っているし、何を大切にしたいかもはっきり述べられるようになった。佐々木典士の「ぼくたちに、もうモノは必要ない」も読んだことはあるが、「手ぶらで生きる」は、それよりももっと端的で実用的な手放し指南書であり、定期的に見返すことで意識を取り戻している感覚である。
※この記事は、全文無料公開です。「投げ銭をしてもいいよ」という方は、「自由課金で読む」のボタンから投げ銭していただけると幸いです。価格は、閲覧後にあなたが思う適切な金額をご指定ください。今後の記事作成の励みになります。




