わたしが「里親コミュニティサイト」のクラウドファンディングを支援した理由。

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先日、クラウドファンディング(以下、クラファン)サイトReady forに掲載されているプロジェクト「つらさも愛しさも吐き出せる。里親コミュニティサイト誕生へ」に支援した。

readyfor.jp

支援した理由は単純明快、このクラファンに成功してほしいからだ。

そして、このクラファンの目的である「里親コミュニティサイトの開設」にも期待しているが、このクラファンがきっかけで「里親への関心が広まるといいな」とも思っている

 

 

クラファン内容

おおまかな内容を紹介するが、時間に余裕があるのであれば直接「プロジェクト本文」を読んでいただきたい(↓)。

つらさも愛しさも吐き出せる。里親コミュニティサイト誕生へ(岩朝しのぶ 2019/12/01 公開) - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)

 

里親は、虐待などで傷ついた子どもの新しい居場所となる。全国で約4,000世帯が、里子を受け入れているという事実をわたしは知らなかった。そして、その里親の中には「1年未満でギブアップしてしまう」人がいるのだという。

ギブアップ…と聞くと、ギブアップしてしまった里親に対してネガティブな感情を抱く人もいるかもしれない。だが、プロジェクト本文に書かれた状況を知ると、「ギブアップ」の捉え方が変わるはずだ。

 

本文中には“その背景にあるのは、実子を育てるのとはまた違う、誰にも吐き出せない「しんどさ」の蓄積”とある。

このプロジェクトを立ち上げたNPO法人日本こども支援協会・代表理事の岩朝しのぶさんは、里子を迎えて「普通の生活を知らない子ども」を知ったという。

「普通の生活を知らない子ども」のエピソードに驚愕したが、里子について調べてみると、里子を迎え入れる人が直面しやすいキーワードを目にすることになった。それは「試し行動」。

試し行動とは、わざと相手を困らせ、自分をどの程度まで受け止めてくれるか探る行動だ。子どもであれば、2歳児くらいで起こる行動のようだが、里子たちはこれを里親で試す。

「里子 試し行動」で調べてみると、対応策が書かれた複数のブログ記事を読むことができるが、関連キーワードに「里子 かわいくない」「里子 イライラ」などがあるのを見る限り、里子による「試し行動」はなかなかハードな試練なのだとうかがえる。

“「しんどさ」の蓄積”は「対子ども」だけに起こるものではない。

“実親の親権にはかなわない場面”も、人によってはしんどさの要因となる。

実親との複雑な関係や、実親ではないから分からない子どものことなど、誰かに愚痴るだけで解決するようなものではない悩みが里親にのしかかっているようだ。

そして里親同士のコミュニケーションをとりたくても、「子育て」しているがゆえ、時間も心も余裕がなく、結局「しんどさ」を溜め込み…というのが、このプロジェクトの背景にある。

 

里親に興味がある人に知ってほしい

わたしはさまざまな理由から、現時点では「子どもを産まない」気持ちでいる。だが、子どもが嫌いなわけではない。むしろ、学んだことをなんでも吸収し、成長していく子どもにいつだって興味がある。

教育実習で3週間、中学生に理科を教えていたが、理解した瞬間にメキメキ成長する彼らをものすごく尊敬したし、彼らのために「もっと分かりやすく、楽しく教えなければ!」と奮い立ったのを覚えている。

わたしに「子どもがほしい欲」はほぼないが、「子どもにたくさん学んでほしい・子どもに健やかに育ってほしい欲」はある

結婚してから0人→8人に急増した甥っ子、姪っ子に会うたび、「彼らには幸せになってほしい」と素直に思う。

そんなとき、このクラファンに出会った。なぜなら「里親になってみたい」人に向けたコンテンツについても説明があったからだ

正直な話、里親に関心のあるわたしだが、わたしには「感情の起伏が激しい」という難点があり、「試し行動」にうまく対応できる自信がない。

けれど、もしこのコミュニティサイトができて、「里親になってみたい」人向けのコンテンツができたら、対応策を知ることができるかもしれない。

結果的にわたしが里親になれなかったとしても、里親への関心度が高く、里親として適しているかもしれない人にこのコミュニティの存在を教えることができる

 

このクラファンの目標金額は500万円と高額だ。しかもこのプロジェクトはAll or Nothing、達成できなければ支援金を受け取ることができない。

達成してほしいからブログに書いた。

里親を支えるコミュニティサイトではあるが、その根幹にあるのは「子どもたちへの思い」である

 

子どもたちの未来を願うものである。

 

素敵な取り組みだと思ったから支援した。「支援したって書きまくると押し付けがましいよなー・・・」とも思ったけど、もっともっとこのプロジェクトが広まってほしいからブログに書いた。

少しでも興味関心がわいた人は、ぜひプロジェクトを見てみてください。

では。

 

◆本日のおすすめ◆

このクラファンのトライアルサイト(↓)

one-love.jp