【忘備録】酢平☆個展「とりざんまい」。動物×食べ物といえば酢平☆さんだと思う。

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2020年11月5日~17日、Art Space 88 KUNITACHIにて開催されていた酢平☆個展「とりざんまい」。

地元青梅を夫婦で散歩していたら、ある趣深い長屋に「酢平☆長屋アトリエ化計画」と書かれた紙が貼られていた。なんでも大正時代からあるこの長屋をアトリエにするのだという。すぐにクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」のリンクへとび、夫婦で支援することにした。

その後、出展者として参加していたデザフェスで酢平☆さんがライブペインティングブースにいることを知り、声をかけさせていただいた。

酢平☆さんが描く作品は、やわらかく、人を明るい気持ちにさせてくれる。

そんな酢平☆さんの個展「とりざんまい」は、これまた愛らしい鳥たちの姿でいっぱいだった。

 

「とりざんまい」

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巻き寿司と鳥。鎮座って感じ。可愛い。

 

愛らしい鳥たちの姿でいっぱいだったのだが、私が食い意地を張っているからか、というか酢平☆さんの作品を観に行くたびそうなのだが、いつもおいしそうな食べ物のほうに目がいってしまう

なお、酢平☆さんの絵を「おいしそう」と表現するとき、個人的には「美味しそう」ではなく「おいしそう」だと思っている。仮に酢平☆さんの作品に描かれた食べ物を口にすることができたとき、その感想は「美味!」ではなく「おいしい…!」だと思うからだ。

特に、当日酢平☆さんにもお話したが、酢平☆さんが描く煮物の照りがたまらない。もう、どうやっても食べ物の話にしかならないのだが、「これだよ、これ〜」的な照りを感じるのだ。

 

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みりんの存在を感じる…。

 

そんな食べ物とともにいる鳥。食べ物と鳥の組み合わせはシュールだが、なんだかおさまりがいい。

過去に見た酢平☆さんの作品で、真っ赤な背景に巨大なおにぎりとたぬきが描かれているものがあったが、これまた、シュールな組み合わせなのにおさまりがいい。

現実世界にあったら「???」となりそうなものなのだが、「そうだよね、この組み合わせになるよね」と思うほど自然。

モチーフの組み合わせ、配置、配色が絶妙だ

それから大胆な切り取り方も素敵。

 

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スイスイ泳ぐ鳥…の足だけ!大胆!!!

 

酢平☆さんが描くものは、決して「動物×食べ物」だけではないのだけれど、酢平☆さんの「動物×食べ物」の作品は、「おいしい」を感じるのが好きな人の心を捉えるはずだ

 

 

先でも書きましたが、「動物×食べ物」だけではありませんからね!酢平☆さんの色とりどりの作品をぜひご照覧あれ。

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気になるから、ちょっといい「みりん」買おうかなあ…