こんにちは、齋藤吐夢です。
コリン・ファースが好きでね。
(↑)この中央の人ね。
『キングスマン』シリーズが好き、というよりコリン・ファース目当てです。あのくぐもった低音がエロいよね・・・笑。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』を観てきたのですが、前作同様シニカルな笑いが満載すぎて、ちょっと引いちゃう人もいるんじゃないかな笑!でも、前作とあまり変わらない”相変わらず”なやり過ぎ感が好印象でした。
軽く、あらすじ
あらすじの前にちょっと小話。私はけいろー(@Y_Yoshimune)さんのブログ『ぐるりみち。』が好きなんですが、彼のキングスマンレビュー、めっちゃ面白いのでぜひ。
あの・・・”最高にエルトン・ジョン”、ガチなので笑。
世界的麻薬組織ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅させられたキングスマン。残された2人、エグジーと、メカ担当のマーリンは、バーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンな同盟スパイ機関・ステイツマンと合流。さらに、彼らの前には、死んだはずのハリーまで現れる。
一方、上品な見た目に反して超サイコなゴールデン・サークルのボス、ポピーは、世界中の麻薬使用者を人質にして驚愕の陰謀を始動させていた・・・。
念のため、前作にも軽く言及すると、ハリーはスパイ機関であるキングスマンの超・優秀な人。そんな彼が、任務中に亡くなった同僚の息子、エグジーを、一流スパイに育て上げます。
”相変わらず”な良い点・悪い点
出展元:映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B - YouTube
この面構えよ・・・良いね、スーツ好きにはたまりません!もしかしたら「スーツが好き」という理由だけでこの映画にハマる人もいるんじゃないかしら笑。
戦闘シーンが良い!
戦闘シーンがユニークなんですよね。早回し映像で魅せてくれる戦闘シーン!実際のアクションもそこそこ早いんじゃないかしら、どうなのかしら笑。
バッタバッタと敵をなぎ倒していくスーツの男達。なのに、なぜか、スーツの型だけは乱れない!!!いや〜、素晴らしい映画じゃないですか笑。
『キック・アス』シリーズの製作陣が作ったと聞けば納得です。
戦闘シーンに音楽を載せるセンスが良いんですよ。TOHOシネマズ新宿で観てきたのですが、今まで観てきた映画より音量が大きかった気が・・・最高!!!
爆音とバイオレンスなアクションは最高に合うんです!
悪役に意味を持たせる感じが好き
あと、私は『キングスマン』の悪役が大好き!
前作ではサミュエル・L・ジャクソン演じる悪役、ヴァレンタインが、人の体にチップを埋め込み、特殊な電波を流すことで人の暴力性を増させて、互いに殺しあう世界を作り出すんです。
残酷な考え方だなあ・・・と思いつつ、”極端な環境保護思想”である彼の言い分は、「人を減らさなければ地球環境はよくならない」です。なんか、世界人口を減らすためにこういう考え方を抱く人も、少なくないんじゃないですかね。
今回登場するポピーは、世界最大の麻薬組織でありながら、自身の顧客に毒を盛り、麻薬中毒者を人質にとって、麻薬の合法化を迫るというなんともサイコな女性。
ただ一番たまらない悪役は、ポピーに脅迫される側である大統領であり、彼はポピーの要求を受け入れるふりをして、毒に侵された中毒者を見殺しにすることで、麻薬と麻薬中毒者の存在を一掃しようと考えるのです。
こういう考えを抱いている人、いそうじゃない???
ちょっと怖いけど、ありえそうな悪役の存在が魅力的だったりして。
笑って良いのかわからない笑い
とはいえ・・・少々笑いづらい。
文化の違いもあると思いますが、映画側から「はい、ここ笑ってね」って用意されているのはものすごく分かるのですが・・・思った以上に笑いづらい笑。
それから、人の死がめっちゃくちゃサラッとさらわれるのも印象的。ゴールデン・サークルに攻撃されてしまい、キングスマンの仲間や主人公エグジーの友人等々が亡くなるのですが、「死んだね、はい次っ!」てくらい軽くあしらわれる感じ。
ちょっと長い
あと、ちょっと丁寧に作りすぎだよ!!!長いよ!!!
映画始めに怒涛の戦闘シーンが続くので、ワクワクするのは事実なのですが、その後ポピーの策略やらハリーの復帰やら作戦遂行やらが・・・なんだか長い。
”ちょっと長い”という感じは前作と変わってません笑。
ただ、まあ、ここのところ「2作目がびっくりするほど駄作」を続けざまに経験しているので、”相変わらず”っていうのは褒め言葉にもなるのかもしれませんね。
コリン・ファースを観てくれ!
と、映画について色々言いましたけど、コリン・ファースを観ていただければそれで良いとも思う笑。コリン・ファースというおっちゃん(親しみを込めて、おっちゃんと呼ぶ)が纏う色気を観てくれれば良いのだよ!!!
ちなみにコリン・ファースの”アクションなし”スーツを拝むなら、これ(↓)が良いよ。
共演のジュリアン・ムーア(今回ポピー役)とは別に敵対関係でもないから、安心して観れます(?)。
コリン・ファースのスーツ姿にハァハァできる仲間が増えると良いな笑。
最後に、『キングスマン:ゴールデン・サークル』は結局”相変わらず”な映画だったけれど、映画として長いことを除けば、つまらない映画では決してない。
ぜひスマートなスーツで敵をバッタバッタと倒すバイオレンスを、観てみてくださいな。
では。
◆本日の一本◆
前作の笑いが問題なければ、絶対楽しめますww