こんにちは、齋藤吐夢です。
コミックエッセイを読むのが好きです。漫画とはまた少し違った読みものであるコミックエッセイ。可愛らしいイラストと、現実感のある生々しいストーリーが楽しいんです。
そんな中、k.m.pという聞きなれないユニット名のコミックエッセイがめちゃくちゃ面白いので、色んな人に知ってもらいたい!
k.m.pとは
謎のイニシャルで書かれたユニット名ですが、実は「金もーけプロジェクト」という生々しい欲望のイニシャルだったりします笑。私も最近まで知らなかった。
そんなk.m.pは可愛らしいイラストとたくましいストーリーを描く2人組のユニットです。なかがわみどりさん、ムラマツエリコさんという方がメンバー。
仕事と遊びが一体化していると言う彼女達の描くコミックエッセイは、愛らしいのに尊敬するほど行動力があります。
公式サイトであるk.m.p.の、ぐるぐるPAPERは結構素朴なつくりのホームページですが、勢力的に活動していることが理解できます!
魅力はコレ!
この2人の描く本の魅力といったらやっぱりコレです。
ゆるいイラスト
心がほっこりしてしまうゆるいイラストが可愛い。
2人のキャラクターは言ってしまえばただの丸なんですが、何だかどんな感じの女性だか想像できてしまうような表情の豊かさが素晴らしい!
お母さんの絵や旅先で出会う海外の方の表情が、抽象的なイラストなのに、とてもリアルに感じられます。シンプルなイラストなのに、一目見てk.m.pだと分かるのもすごい。
旅のたくましさ
そして、何と言っても旅する2人のたくましさと言ったら・・・!安価に旅するため、安い飛行機で乗り継ぎは当たり前。ホテルがぼろかったり、トイレやお風呂事情が悪くてもなんのそのです。
とはいえ、きちんとクレームを言ったり、感情を爆発させるシーンもあって、たくましさ垣間見えるどころか丸見えなのが、感心してしまうところ。
海外へ行く時は、英語が話せるか否かより伝えられるか否かが重要なんだなあと改めて思ってしまうほど、とにかくまっすぐな2人の様子には軽く惚れます笑。
おすすめ書籍3選
私がk.m.pのお二人の本の中でもおすすめしたいのはこの3つです。どれも可愛いし、旅行に関する本は勉強になります。旅先の過ごし方についての勉強に。
k.m.pの旅してぐるぐる
ふたりの旅してきた軌跡や様子をありありと感じられるのが、この本です。k.m.pの旅本シリーズでは「1カ国ぐるぐる」が基本なのですが、これは総集編のような印象を受けました。
どんなとこへ行った、どんな不安な目に遭ったか、美味しかったもの〜とか様々な旅行先での出来事が覗き見できるので、ふたりの旅の姿勢を知りたいなら、この本おすすめです。
おかあさんと旅しよー
おかあさんに日頃の感謝を込めて一緒に旅をするといった内容なのですが、時々登場する日本でお留守番しているお父さんの様子が可愛らしい1冊。
どんな家庭でも、お父さんはお母さんの不在日数を気にするんだなあ・・・とか、1人時間を満喫している姿が、ストーリーの合間合間に挟まれていて可愛い。
私の父も、「一人残されたら多分こんな感じ」と言ってました笑。
おかあさんとわたし
この本を見つけた時、不覚にも本屋さんでふふっと笑ってしまうわ、思い出して泣けてしまうわ(注:私の母は存命してます)で大変でした笑。
子供あるあるですね。思い返すと、私もお母さんに対して様々ないたずらや駄々やら何やら仕掛けたなあ・・・としみじみしてしまう本です。
特に子供やお母さんの困り顔のイラストは必見です。とてもリアル。確かにこんな顔して困っている子供やお母さんを見たことあるぞ!って思います笑。
ちなみに「と、おとうさん」も、お父さんと子供あるある過ぎて笑えます。ひげじょりじょりとか笑。
エッセイはいいよね
コミックだろうが、文章だろうが、私は結構エッセイが好きで。なんで気づくとエッセイばかり読んでいるのだろうと考察した結果、やっぱり人が好きだからにつながりました。
その人の書く、その人自身の感性を読むことができるのが、本当に好きで。だからこそ、小説や随筆、新書も読むけれど、やっぱりその人そのものを知りたいんだなあと。
エッセイはいいよね。
まあ、一つブログもそんな理由で好きだし、書くのだけれど。
では。