こんにちは、齋藤吐夢です。
会社を辞め、在宅ライター1本でやり始めた時、この本を見かけ「ああ、こりゃいつか読まざるを得なくなるだろうな」と思ってました。で、つい最近、覚悟を決めて読みました。
・・・不安倍増www!
ただ不安を克服するためのヒントはしっかり書かれている。
これは自営業以外の人も読んでほしい。
「働く」に関係するお金を知っておいて損はない。
可愛い絵柄とシビアな内容
インタビュー記事(↑)の中で、著者・上田惣子さんのイラストがいくつか掲載されていますが、この可愛い絵柄とは裏腹に、内容はとにかくシビアっす。
インタビューにもありましたが、「怖くて開けなかった・・・」と言う声もあったようで。私も、そうでしたw。現実って、直視したくない瞬間、あるよね?笑
お金について、怠けてない?
もしお金に関心を抱いてこなかった人が読むと「ひ、ひえー(泣)!!!」ってなるかもしれない。
私は今でこそ「お金が好き」で、「お金に興味がある」人なので、この本に書かれていることについて「ふむふむ」と納得することができる・・・に留まりましたが、ちょっと前までは「ひ、ひえー!!!」タイプだった笑。
年金とか保険、家の話や税収について、可愛い絵柄で描かれて読みやすいですが、突きつけられるのは
お前、お金のこと考えるの、怠けてねえだろうな
です笑。いや、まじで、今まで考えてこなかった人は肝が冷えると断言する。作者である上田さんも、アドバイスをくださる人から「こら!」と叱られるシーンもちらほら・・・
少しでも「お金について怠けてるかも」って自覚がある方は、早急にお読みください笑。
個人事業主の厳しさを知る
他のフリーランス関連書籍を読んでも思うのですが、この国は実に個人事業主に厳しい笑。というか、まあ、そりゃそうなんだけど。あらかじめ税が徴収しやすい会社員のほうを、そりゃあ大事にするよね笑。
でもその「個人事業主に与えられた厳しさ」ってのを自覚しておかないと、痛い目に遭うのは事実。
その点についても、しっかりしっかり書かれているので、
- 会社勤めを辞めて日の浅い人
- 会社勤めを辞めることを考えている人
で、「お金関連の本は見にくくて抵抗がある・・・」と思ってるなら今すぐ読んで!そして愕然として笑!
可愛らしい絵柄で、現実を直視できるので、「フリーランス=楽」と思っている人の心を打ち砕く効果はあるのではないかと笑。
自分の身を守らねばと自覚できる
税収についてが先述の通りなので、それこそ「自分の身は自分で守らなければ!」って自覚できる。当然、保険についても書かれています。
あんまり信用できる感じのしない国ですが(個人の意見です)、それでも国としての責任があるので、国の保険制度のほうが入っといて損はないって話、納得がいきました。
あと、わかりきったことですが健康第一ってこととかね!
未来が分からないのはみんな一緒
ポジティブに話を終えるとするならば、「未来が分からないのはフリーランスも会社員も一緒」ってとこかな。
読んでいると、『自営業の老後』というタイトルではあるけど、決して自営業だけに言える話じゃない。
働き方の違いは関係ない。
明日どうなるかなんて全く分からない。なのに今は「人生100年時代」だなんて言うじゃないですか。
この間CMで60歳で定年って言われた人が「・・・あと40年・・・足りるかなあ、お金」って言ってた(堤真一さんか佐々木蔵之介さんのCM)。定年してから40年生きるて!!!そもそもフリーランスって定年がないから余計長いわ!!!
お金が無限増に降ってきたりしませんか〜?!!笑
自営業なら必読な本
自営業ではない人にも読んで欲しいけど、自営業の人は必読だね。もちろん、もうすでにしっかりと自営業のリスクを理解していて、ここに書かれていることは把握済み&実行済みみたいな人は読まなくてもいいけど・・・
お金にズボラな自覚があるなら読んで(切実)。
この本が、現実です笑。
では。
◆本日の一冊◆