登録済のSNSは、
の3つ。
最近、SNSとの向き合い方を変えてみたのだが、なんだかとっても有意義になったので、向き合い方を変えたことで何が起きたのか、書き残しておこうと思う。
まず、私はSNS発信が苦手である。
SNS発信が「嫌い」なわけではない※。だが、他者を意識してマメに発信するのがとにかく苦手なのだ。いや、白状すると、ちょっとめんどくさいのだ。ライターや画家の活動の幅を広げるのにSNS発信は重要だと考えているのだが……うん、私は、そんなにマメじゃない。
※正直な話、大学時代の私を知っている人であれば知っていると思えば、私は「これを黒歴史と言わずになんと言う?!」レベルのポエムのようなツイートをつづりまくってきた人間であり、ツイートが原因でトラブルを起こした経験をここに告白する(かつての私の痛々しいアカウントはなぜか捨てずに取ってあり、時々見返しては体を掻きむしるほど恥ずかしい思いをしている)。
なので、気がつくとSNSの放置が続く。Facebookなんて本当にひどい。ほぼ見ていないうえ、SNSに限らず、スマホやPCに通知が来ることが嫌いなので、何名ものメッセージを無視することになる。マジで申し訳ねえな、と思いつつ、どうもできずにいた。
それからSNS特有(?)の、雪崩のように襲い来る情報、しかも罵詈雑言味や絶望味の強いメッセージやくっだらねえ内容に辟易とすることが多く、「なんか……SNS、疲れることない?」みたいな気持ちでいっぱいだった。
そんな私に転機が。
最近は英語学習のために『ABC News Live』やBBCの英語学習用ポッドキャストなどを流していることが多いのだが、そこでふと思いついた。
「流れ込む情報の方向性を、全部『英語学習』にしちゃうのはどうだろうか」
最近のツイートでお気づきの方もいるだろう。
I changed the setting. My account is displayed in English. I was exhausted with the information about whether it was true or not. I thought that changing to the second language I'm learning now would be a learning experience and I wouldn't have to be overwhelmed by information.
— Kaho Katayama(片山香帆)@Writer&Painter (@Kho_TOKYO) May 10, 2021
私は今まで、日本のTwitterのトレンドが、コロナ、コロナ、オリンピック、不祥事、スキャンダル、アニメ、コロナ、コロナ、オリンピック、不祥事、スキャンダル、コロナ、コロナ、不祥事、オリンピック……みたいな状態なのを、見なきゃいいのに見ては疲れる、という茶番を繰り返していた。
で発信するとしたら、まあ、画家活動に関係するツイートもしてるんだけど、「具合悪い」的な弱音が強くなっちゃって、活動に活かしきれていない有様。
そこで、自分のバカさ加減を戒める&この自由気ままに外に出れない世界2年目突入を記念して英語をめっちゃ勉強したろう精神を活かし、私はTwitterおよびFacebookの言語設定をすべて英語に変え(Instagramは元々英語で発信していたのでそのまま)、情報源となる国の設定も日本からアメリカに変えてしまった。
するとどうでしょう。
比較的リーディングが得意とはいえ、母国語ではない英語にしただけで情報が頭になだれ込む速度は半減し、かつアメリカのトレンドは、まあ、別に日本より知的かと問われれば、やっぱりあくまでTwitterはTwitterで、SNSはSNSなので、結構芸能ネタ多めなのだが、「中止しろ」「早くやれ」「何やってんだ、このタコ」みたいな鋭い言葉が格別に減り、私の心がクサクサする率は減ったのだ。
ちなみに英語にすることで得られた「SNSとの距離の置き方」は、夫が口を酸っぱくして私に言い聞かせてくれた言葉のおかげでもある。
ツイッターもフェイスブックもインスタグラムも、もちろんブログも、なんならミクシィとか、あとなんだ、もう何がSNSで何がSNSでないかよくわからないけど、これはあくまで「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」で、“Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービス”で、Web上でのつながりはもたらしてくれるけど、社会や世界「そのもの」じゃない。
夫は「SNSは楽しいけど、そこで議論している世界は本当にそこだけのものであり、社会全体で見たら、そこでの意見はきっとマイノリティだよ」と私に伝えてくれた。もっとはっきり、わかりやすくいえば、「情報を過信するな」ってことですね。
かつての私は、彼の考え方から見れば、かなり視野が狭かった。恥を曝すが、すげえ重要な内容ではなかったにしても(むしろ超くだらない内容だったが)私は数回、デマに踊らされている。
「活動のために発信する努力は続けるべきだが、同時に今よりもSNSとの距離を離すべきだ」
そう思い、行動した結果がこれである。
なお、これからは
- Twitter
→書き物関連は日本語でツイート。画家活動関連は英語と日本語で。 - Facebook
→プロフィールに“The only thing I post on Facebook is my activities as a painter.”と書いたので、作品に関する記述(in English)を時々投稿できればと目論み中。 - Instagram
→これまで通り、自主制作作品を投稿(in English)。
で発信予定である。
先でも紹介した通り、基本全て英語で表記されており(TwitterやFacebookでフォローしている人のツイート以外)、そのうえ情報に溺れないようにミュートも活用しているので、心がクサクサする率は低くなると考えられ、発信に徹することができそうだ。
とまあ、そんなお話でした。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
では。