【御礼】デザインフェスタvol.52、無事終了いたしました。

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2020年11月7日(土)〜8日(日)に東京ビックサイトで開催されていたデザインフェスタvol.52、無事終了いたしました。

 

 

デザフェスvol.52を振り返る

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新型コロナウイルスの影響で5月開催のデザフェスは中止となり、前回から1年ぶりの出展となった今回。

待望のデザフェスということでワクワクもあったけれど、「来場する人も出展する人も少ないだろうから、ちょっとさみしい感じになるのかな〜」なんて不安もあった。

実際、出展者数は少し調整されていたようだし、来場者数もやや少なく感じたけれど、それでも想像していたよりもたくさんの来場者の方がデザフェスを楽しんでいたし、何より出展されるアーティストの皆様が楽しそうだったのが印象的だった。

大好きなアーティストの方と再会できたり、新しい出会いと巡り会えたり、私のブースに足を運んでくださったお客様と「健康」とか「死」について語り合えたり、私にとってデザフェスは、活動を続ける上で活力になるイベントだな〜と改めて思った

私は人が周りにいると集中して作業できないタイプなので、ライター仕事も画家活動も、基本的には自宅に籠もって行っている。だからデザフェスは、人とコミュニケーションをはかる絶好の機会であり、世界を狭めがちな私には必要で、とっても重要なイベントなのだ

ほんと、それを改めて感じた。

 

反省点

反省点というか、次回以降のイベント出展、グループ展への参加、個展開催に活かしたいと思ったのは、「作品を売る」スタンスについてである

このブログでは何度も登場している言葉だが、デザインフェスタは「お祭り」だ。私自身が来場者として訪れたときもそうだったが、広い会場で膨大な数の作品と出会うことができる。どうせならたくさんの作品を手に入れたい。でも、ほら、現実的な話、予算があるじゃない?

という観点から、「お持ち帰りしやすい価格の作品を…」を意識して、印刷損じた名刺やポストカードを再利用した原画を作ってみたり、缶バッジやステッカーを作ってみたりしたのだけれど、「私が本当に制作したいものはなんだ?」「表現したいもの、伝えたいものはなんだ?」「そのためにすべき表現方法はなんだ?」と自問自答を繰り返していたうちに「もっとガッツリ、デザフェスで浮いちゃう作家になってもいいんじゃない?」という回答にたどり着いた

私個人としては、作品を買ってほしい。

自宅に内臓モチーフの絵や死がテーマの絵を飾ってもらい、自身の健康や生きることについて考えるきっかけになったら、とても嬉しい。

だから「デザフェスはお祭りだから」を意識して作った絵ではなく、もっとガッツリ、むしろお祭りなのにガチ勢がいるみたいな、お客さん引いちゃうみたいな、引いちゃうけど、「うわ、やべえこの人かっこいい」って作品に吸い込まれてくれた人が「価格高えけど、買わないと後悔すんな、これ」って思わせるような、そんな作品を作る、作ってる人になった方がいいんじゃないか。唯一無二の。みたいなことを考えた。

私の描く世界観が固まっていけばいくほど、引き寄せられる人とそうでない人がはっきりしてきており、お客様の目の動きを追っていくうちに、「対お客様」を考えることももちろん大事なんだけど、それは売り方とかブランディングとかの観点であり、作品をお客様に寄せる必要はないのでは…?と思ったのだ。店番中に。

ということで、今後も進化していきます。

どうぞ、よろしく。

 

 

 

 

…思い出した…!

もっとガチの反省点あったわ。

SNSの発信ないからいないのかと思った」と複数の方からご指摘いただき、SNS発信の重要性を改めて知りました。SNS発信、頑張りたい。

 

今後の展望

まず、SNS発信、頑張りすぎるとすぐ心身をぶっ壊すため「無理のない範囲で」と言わせていただきますが、でも、はい、頑張る、頑張ります。

それから、知り合ったアーティストの皆々様から教えていただいたワールドワイドなオンライン販売サイトを活用する。そう、画家活動は世界に目を向けます、本格的に。たどたどしいかもしれないけど、共通言語「英語」を駆使して頑張っちゃうから!!!

 

デザフェス52で出会った作品紹介

ここからは、素敵な出会いについて語らせてください。

Twitterでも#デザフェス戦利品で紹介したのですが、今回もね、いっぱい出会っちゃった。

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まず、私が勝手に名付けた「ほんわかシリーズ」から。私は普段、内臓の絵を描くために参考資料としてグロ画像を見まくる人ではありますが、無類のぬいぐるみ好きでもあります。ほんわかする作品、好きなのよ。

①は真貝 栄/shingai eiさんの作品。

惹かれた理由は、水色の背景の絶妙なグラデーションが、安らか〜に眠りに誘う色に感じたから。目をつむったうさぎちゃんをみていたら心休まる感じがしたので、寝る前に感じたい絵だと思った。「OFF」って手持ち看板(?)もいいよね!

②はりょう なかやまさんの作品。

ブースでお話ししたとき、作家さんご本人の人柄に惹かれたのも購入した理由の一つ。「この人がこの優しい世界を描いた人だ」というのがはっきりと感じられて、「この世界にもっと触れたいなあ」と思ったのです。悔し涙を流すうさぎちゃんの絵が本当に可愛くてね…!

③はお赤飯さんが描いてくださった私たち夫婦の似顔絵。

「ふんわりした描写で描かれた私たちってどんな感じになるんだろう」という興味からお願いしたのですが、まー、とっても嬉しかったよね。お赤飯さんが私たちに抱いた印象からオレンジ色と紫色が引き出されたんだけど、夫が好きな色なのでテンションあがった。

④はおおやまただしさんの作品。

動物を描いた作品というのはデザフェスに限らず、さまざまな場所で目にするものだけれど、おおやまさんの作品は、動物が見せる魅力的な表情を誇張しすぎず、でも彼特有のタッチで描かれていて魅力を感じた。後ろから見たシマウマの腰を描いた作品も最高にかっこよかったのよね。

⑤はshimoaさんの作品。

丸すぎるアザラシにノックアウトされました、可愛すぎて。あまりの丸さ、潔すぎる丸さに、やられました。同じ形、顔立ちで、紫色の悪魔バージョンと悩んだんだけど、イチゴ持って、リボンつけて、でも汗かいてて、顔がめっちゃ真ん中に寄ってるこの子を選びました。親指でふもふもするのが最高に気持ちいい。

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まず②から紹介します。

②はどぅわさんの作品。

ブースに足を運んだとき、どぅわさんによる似顔絵が大盛況で、なかなか作家さんに話しかけられなかったのだけれども、そのときからもうすでに、私の心は「食パン一斤ちゃん」にロックオンしておりました。ちゃんと座れないのが可愛い。

①はどぅわさんと一緒に出展されていた前田さんの作品。

私のブースに来てくださり、めちゃくちゃ楽しくお話しさせていただきました。ゆるカンフー…と勝手に呼ばせていただいているのですが、ちょっと情けない顔のヌンチャク使いと背景の肉まんが、見つめれば見つめるほどジワジワきて好き。

③は(作品、またはブランド名は『永遠のラストティーン』)さんの作品。

「おなかすいた!!!」のような、直球のメッセージが書かれた作品が好きなんです。あと夫と一緒に選んだ『永遠のラストティーン』のロゴ付きのライターが最高に可愛いの。油絵もデジタル画もお描きになる方で、今後も活動を追いかけていきたい。

④はこふねらいさんの作品。

個人的には、こふねらいさんがお召しになる、ご自身が作ったキャラクターの衣装がめちゃくちゃ楽しみだったりする。ZINEやステッカーに登場するキャラクターの格好をして現れるこふねらいさんはものすごく素敵だし、キャラクターへの愛がビシバシと感じるから、本当、尊敬する。

⑤は内原さんの作品。

まつげバッサバサの、シンプルだけど頭に残る魚のビジュアルが好き。魚があえての輪切りで分断されたマグネットと迷った挙句にお造りステッカーを買ったのだけれど、その後夫が輪切り分断マグネットを買ってきていて、二人で「だよねー!」と言い合った。シンプルだけど目を引く、ってかっこいいよねえ…。

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①はMINA OMATSUさんの作品。

ニコロデオンっていうアメリカの児童向け番組専門チャンネルがあってね、『スポンジボブ』とかがそこで放送されている人気のアニメ番組なんだけど、アメリカンな絵柄が好きな私にとって、ドンピシャだった。異なる絵柄のステッカー(夫購入)も色気があってかっこいいの。次回出展される際にあったら、ロンT買いたい。

②はさんの作品。

独特なモチーフ、配色で構成されたハンドメイド作品。SNSや商品のタグに『アナタの口角を上げたい』って書いてあるんだけど、本当に口角上がっちゃうの。ふふって感じで。ギリギリまで牛デザインとアロワナデザインで悩んだ。ぜひ作品を見てみてください、悩む理由、分かると思うから。

③はナイトサーカスさんの作品。

ちょっと怪しくてちょっと不気味、だけどものすごくチャーミングな作品を描く作家さん。イベント当日はライブペイントをしてらして、それがもう、圧巻でした。バッキバキのイエローカラーが一際目を引いていた。

④はminさんの作品。

私の作品を見ても分かる通り、そしてここまでの戦利品を見ても分かる通り、とにもかくにも色が好きなんですよ、私は!!!minさんの作品は輪郭線のゆる〜い感じと「明るいぜ!」な色味、あと描かれている絵柄の切り取り方に心惹かれちゃったの。もっと見たいな。

⑤はゴピカベ/みきさんの作品。

私自身は「ガールズ」な感じの格好はしませんが、「ガールズ」なファッションとかメイクとかは大好きなわけで、ゴピカベさんの刺しゅう作品は、そんな私の心を癒してくれるものでした。「もう少し体格が華奢で、性自認がはっきり女性だったら、こんな女の子になりたかった」の理想像でした。個展があったら行きたい。

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そして大好きなコントロールセンターさんのキャップを手に入れました!!!わーい、やったやったー!!!自分で言うのもなんですが、めっちゃくちゃ似合ったので、アクティブな活動のおともにしようと思います。

 

芸術が好きです、私は

作るのも見るのも好き。 

今後もたくさん作品に触れて、悩みながらたくさんの作品を作っていきたいと思いました。わー、頑張ろ。

では。

 

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