家事分担の話が食い違うのは、まず双方の考えていることに違いが生じているからだろう。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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夫婦の家事分担について、よく話します。

話すといっても相手は、夫ではなく、母親や祖母、女の友人など同性と話すことが多いのですが笑。

 

この間こんなツイートを見かけまして

 

ちゅんすけさんの素敵な所は、相手(彼の場合は奥さん)について考え寄り添って家事と向き合っているところなのではないでしょうか。

 

ただ家事分担問題がよく論争に挙がるのは、双方の家事への価値観の違い原因なんじゃないかしらん

 

家事分担問題

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今回は主に我が家、というか私の家族や夫婦間で起こる家事分担問題をメインに話をしていこうと思います。

 

ちなみに我が家の場合、夫婦間で正式な”家事分担”はありません。夫は会社員であり、日中は家におらず、私は在宅ワーカーなので”家には”一日中います※。

 

※ここでちょっと愚痴を言わせてもらうと、家に一日中いるから家事が出来るって訳じゃないと言いたい!在宅してるだけで、仕事をしてます。自由時間を過ごしている訳ではないです!って言いたい!!!

 

料理はできるが・・・

夫は料理をつくることが得意です。むしろ好きです。私がやる気なくて料理が出来ない時も「じゃあ、僕つくるよ」と意気揚々と作ってくれます。

 

ここまで話すと「料理するだけマシ」「料理できるなんて良いじゃん」と言われますが、ここにまた地味な落とし穴が笑。この後にもお話しますが、”私の望む”家事とは違うんですよね笑。

 

というのも彼がしてくれるのは料理”だけ”その後の片付けはほぼしません。むしろ食べ終わった食器はそのまま放置されることしばしば。想像してください、かぴかぴのご飯笑。

掃除もしません。なぜなら彼の中では、掃除するほどの部屋の汚さではないからです。洗濯もしません。なぜなら洗濯機が満タンになれば、私が洗濯する必要が生じるからです。

 

”家事”はできるけど・・・

彼からすれば、立派に家事をやっているんだぞ、俺は!と言いたくなるほど、私の要求が多いのでしょう。確かに彼としてはしっかり”家事”をこなしている訳ですから。

 

ただ私達の間には、家事に対する考え方に違いが生じているのだと思います。

 

 

彼としては”料理”という家事はできているので、”料理”というタスクをこなした=”家事”をこなしたにつながるのでしょう。

だから、なぜあなたはそんなにピリピリしているの?って感じなのだと思います。

 

が私としては”料理”は調理だけでなく、片付けまでが”料理”なんですよね。

料理せずに済むのは楽ですが、その後の片付けの量が増えていれば感覚的には何も変わらないと思っているんです、皮肉にも・・・。

 

家事分担の考え方、実例

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さて、家事の考え方にズレが生じてイライラする、せっかく家事をこなしたのに何故かイライラされる・・・そんなモヤモヤが生じる理由を、実例から読み取っていきましょう。

 

女性が考えていること

まず女性が考えていること代表で、私と私の母の話をします。もちろんこんなことを考えずに、うまく家事をまわしている人もいるでしょうが、まあ、聞いてください。

 

私の場合

私の場合、”料理”、”洗濯”、”掃除”という1つ1つのジャンルではなく、全てのジャンルがつながるようにこなせて”家事”だと考えています。

洗濯機を回しているタイミングで、皿洗いを終わらせよう、床を掃き掃除しようなど、1つ1つ集中して簡潔させるのではなく、1つ1つ同時進行で終わらせようと考えています。

 

加えて、若干の見栄はありますね笑。部屋を綺麗に見せよう、広く見せようといった見栄が。だからこそ、出しっ放しの日用品や衣類にはイライラします笑。

 

▲本当はこんな部屋にしたい・・・

家族の場合

私の母は、私より恐らく極端で、生活感のない部屋を維持することが好きなようです。そのため、かなり徹底した片付けを行っています。

床に物を置かないだけでなく、机の上にも物を置きっぱなしにすることを許しません。洗濯や皿洗いにも自分のルールがあって、それが乱れると娘の私でも時々怒られます笑。

 

男性が考えていること

一方男性はどんな考えの下で”家事”を捉えているのでしょうか・・・。

 

夫と父の例を見てみましょう。とはいえ、推測でしかないので、報告としては信憑性にかけてしまいますね笑。

でも観察眼はある!と自負しておりますので、いくつかの家庭で「あるある!」と思っていただければ・・・しめしめです笑。

 

夫の場合

夫はそもそも”家事”への関心がうっすいです笑。”家事分担”ではなく、”やりたい時にやればいいじゃん”思考の持ち主です。

でもその思考は、あくまで独り身の時に通用する言葉な気もしてなりません笑。夫には申し訳ないが、あなたが家事しようって決心する頻度、あまりにも低過ぎるよ!!!って思う笑。

 

洗濯物をしていても、私に何か手間をかけさせてしまったと思う時だけ、「手伝うよ」と来ます。が、私としてはそもそも”手伝う”んじゃなくて、「やれよ!」と思ってしまう笑。

 

▲彼の理想系は嫌いではないけれど・・・ 

家族の場合

父もそうですね。父の場合は、バリバリ外へ働いていた世代なので、料理もできません。やろうともしません。後感覚的に「女がやるもんだ」が染み付いているので厄介です笑。

少々事情があり、自宅に1人で暮らす日々が1週間ほど続いた時も、一切家事をやらず、家では寝るだけ・・・みたいな生活を送っていたようです。

母が結婚生活の中で、徹底的に家事をしろ!と指摘し続けた結果、ようやっと洗濯と掃除ができるようになりましたが、母がいれば絶対にしません。

 

言われなきゃやりません

 

双方の考えが一致していないから

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こんな感じで、軽く夫をこきおろしましたが笑、「男は家事をしない」という訳ではないです。

 

男性側も家事に手を出したくても、長時間勤務で大変過ぎる事情もあります。もちろん女性も然り。

 

ただ双方の考えが一致していないから、家事に不平等感があるぞ!うお〜!!って、不平不満が”塵も積もれば山となる”・・・となるんだと考えています。

 

女性は、不満の理由を男性に伝えてみよう

女性は女性で、男性が一生懸命やった家事に対して不満があったとしても、では何故それが不満なのか明確に伝える必要があるんじゃないかな・・・とも思います。

もちろん双方の家事への価値観が一致していて、うちら全然問題ないよ〜なくなったよ〜が一番なんですけど笑。

 

我が家の場合、散らかされるのは相変わらず苦手ですが、特に”私の部屋を散らかされるのだけは絶対に許せない”ということが分かりました。

そのため夫には、”私の部屋にだけはあなたの物を持ち込むな”、”持ち込むのなら私の部屋のルールに従え”と言いました。

 

おかげで私の部屋だけは、私の好きなように掃除ができるし、綺麗に片付けられる状態にあります。

 

家事をやらないのもありっちゃあり

加えて私は端から見れば、恐らく超ぐうたらしている妻でしょう。正直、家事を全然やらなくなりました。

 

そもそも夫が別に部屋を片付けたり、洗濯をしたり、皿洗いをすることに対して、そこまでとやかく言う人ではないから。何でやってないの?とかは言わない

 

だったら私も家事やらない

という暴挙です笑。

 

でもコレ相手の家事に対する価値観を、口頭でしっかり聞いたから出来るんです。でなけりゃ私が勝手にぷりぷり怒って、彼もストレス、私もストレスみたいになってました。

 

私自身は部屋が片付いていないのは嫌です。生活感のない部屋がタイプです。だから家事もきっちりやりたいタイプです。

が、別に夫はそこまでしなくていいんじゃない?と考えている。

 

だからじゃあ、彼のペースに合わせてみるか、って思った。(私の価値観からすると)彼は全然家事をやりません。私は家事をしている。その感じが不平等なら・・・

 

家事をしないのもアリなんだと!

 

家事の価値観、すり合わせしましょう

ま、日本の文化的な背景もあって、そんなすぐに欧米のような「家事分担って言葉がそもそもないよ。男女とか関係なくやるもんでしょ?」みたいな発想にはならないでしょう。

 

でもそのまま噛み合わなくてモヤモヤするぐらいなら、家事の価値観をすり合せてみたらいかがでしょうか

 

案外、家事してる側が、完璧を求めすぎている場合もあるかもよ

 

家事分担の話がきっかけに、互いの価値観を改めて認識できるかもしれない。

では。

 

◆本日の一冊◆

そもそも家事は「○○の仕事」ではないのであれば、もっと気を抜きたい笑。