※2018年6月15日更新
退廃的な歌声って心地いい。
特に、耳の奥でじんわり広がるような低い女性の声のリラックス効果は凄まじいと思っています。私が出会ってしまったラナ・デル・レイという女性シンガーの歌声はまさしくそれ。
ラナ・デル・レイについて
古き良きアメリカ映画に登場しそうな、アンニュイな表情がかなり魅力。
アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニューヨーク・シティ出身のシンガーソングライターである。
自らを「ギャングスタスタイルのナンシー・シナトラ」だと名乗っており、彼女がリリースする曲には全体的に悲しみを表現している物が多い。そのため、自身のジャンルは「サッドコア」だと公言している。
確かに落ち込むような歌詞のことが多いです。それかあまりにも深すぎる愛とかね。ちょっと言いかたはあれですが、軽いメンヘラ女子感があります。
ラナ・デル・レイおすすめ曲10選
しかし、彼女の歌詞がどんなに軽いメンヘラ女子感であっても、心惹かれてしまうのは避けられません笑。「メンヘラだって分かっててもこの人が好きなんだもん!」みたいな状態になります。
1.West Coast
この曲を初めて聞いた時には、色気で耳がとろけるかと思いました。けだるく、とにもかくにもエロい歌声に酔いしれるなら「West Coast」です。
サビの”I can see my baby swingin'”の入りからして、もう格別にエロいです。自分に品がないのは分かってます。でも、あまりにも色気がありすぎるので、とにもかくにもエロいとしか表現不能なんです。
2.Fucked My Way Up To the Top
まあ、タイトルが凄い。
「トップに上りつめる為に自分を台無しにした」というタイトル。というかラナデルレイ姉さんのインタビューによれば、まんま枕営業な歌。それってすごい・・・笑。
前半の「やってみたけど、全然役に立たなかったわ」的な後悔とも違うけど、過去を語るかのような歌詞、それに合わせた退廃的な歌声、からのサビはかっこいいです。それはそれは。
3.High By The Beach
曲の始めから、退廃ムード満点ですが、ラナデルレイの歌詞にしては「メンヘラ女子→脱メンヘラ女子」です。
いや、台詞の部分があったので気になって歌詞を確認したら「愛ではなく復讐で生まれ変われるの」なんて言ってたな・・・。
やっぱり軽くメンヘラ女子です。
でも相変わらずエロく退廃的な歌声は健在。
4.Cruel World
「残酷な世界」というタイトル。
ラナ・デル・レイを表現する言葉に「美人なのにやけに幸が薄い歌詞を書く人」とありますが笑、諦め半分のような、放り投げるような歌声が凄く特徴的です。
意訳にはなりますが、歌詞を見ると「今は有名になっちゃったけど、それでも私はあなたがめっちゃ好き」という感じに思えます。いずれにせよ、なんか執着心がすごい。
5.Summertime Sadness
ひと夏の思い出ですねえ・・・。
夏が来ると切なくなっちゃうみたいです。相変わらず「めっちゃ好き!」って相手のことを思い出しては、「今年も来たわね、夏・・・切ない」みたいな状態に陥ってます、歌詞が。
切なさ全面押しな歌詞ではありますが、歌い口はラナデルレイの中ではわりと軽め。
「サ・サ・サマターイム、サマターイムサッネース」
6.UltraViolence
ウルトラ、バイオレンスです。
究極の暴力。日本語訳するとすごくダサい笑。歌詞はとんでもない。DVです。彼に殴られるとキスされているような感覚になるとのこと。いや、逃がしてあげたい。
エロチックに歌うのは良いのですが、生半可歌詞が分かりやすく、比較的直球のため「綺麗な曲ね~」なんてのんびり聞いていられません。
幸薄感に拍車がかかった1曲。
7.This is What Makes Us Girls
ラナ・デル・レイの曲の中では、結構ポップな曲調です。が、歌詞を見直してみたら「私達が女である理由」という意訳を見つけ、胸に刺さった1曲です。
This is what makes us girls / We all look for heaven and we put our love first / Somethin' that we'd die for, it's our curse / Don't cry about it, don't cry about it / This is what makes us girls / We don't stick together 'cause we put our love first/ Don't cry about him, don't cry about him / It's all gonna happen
私達が女である理由、そんなことで泣いたりしないで、彼のことで泣いたりしないで、仕方ないのだから。
▼この方の意訳が一番しっくりきました。
【和訳】Lana Del Ray - This Is What Makes Us Girls ~ einzelzelle
8.Diet Mountain Dew
かっこよく「一緒にいられるかしら、永遠に愛し合えるかしら」なんて言ってるんですが、やっぱりダメ男を捕まえちゃってるこの歌詞の主人公。やっぱり何をどうやっても幸薄から逃れられません。
あなたは本当ダメよね、って言ってるのに、あなたが欲しくてたまらない、なんてもう・・・分かるけど、どうしようもないよね笑。
9.Once Upon A Dream
ディズニーの楽曲すら、ラナデルレイの歌声にかかるとこんなにエロくなります。こんなにエロくしていいのだろうか・・・笑。
「マレフィセント」という映画自体には物申したい気分があるのですが笑、ラナデルレイの歌う『Once Upon A Dream』が素敵すぎて、紹介しました。
ダークな雰囲気が増したディズニー楽曲もいいねえ。
10.Young and Beautiful
『華麗なるギャツビー』のサウンドトラックに収録されたこの曲の切なさたるやスゴイ・・・。『華麗なるギャツビー』読んでから聴くと益々ああ・・・ってなります。
ああ・・・というのは、切なすぎて落ち込んでしまう感じ笑
私個人の感想ですが、ラナデルレイのハミングを聞くだけで意識が遠のくような心地よさ、下手するとハミングを聞きながら死にたくなるような、そんな退廃感が味わえます。
一番のおすすめはオーケストラバージョンです。オーケストラの重厚な演奏とラナデルレイの声の相性は抜群。即座に死ねます。
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心がとげとげしている時に
憂鬱な時に聞くと益々生きるのがやんなっちゃうので(経験談)、出来たら心がとげとげしている時に、それを落ち着けさせるために聞くのが一番かと。
とことんシクシク泣きたい時とか、とりあえず憂鬱とは言わないけど、なんかぐったりしたい程度だったら最高です。
ラナ・デル・レイの歌声が広まるといいな。
では。
◆本日のおすすめ◆