こんにちは、齋藤吐夢です。
出典元:https://twitter.com/artykarateparty/status/918239858870620160
2018年3月20日(火)渋谷WWW Xにて、大好きな女性シンガーNai Palm(以下ネイ・パーム)の初来日公演に行ってきました!
凄まじく良かったです。彼女自身は茶目っ気たっぷりなのに、歌声が神々しくて、聴き惚れてしまう2時間。
ネイ・パームとは
【#タワ渋SOUL】なんと!LIVEを明日に控えたハイエイタス・カイヨーテの歌姫ネイ・パームさんがご来店!サインもいただきました!エリカ・バドゥらも絶賛する現行JAZZ~ネオソウル界の最重要アーティスト!アートすぎる世界観は必聴です!!(JOE) #naipalm #hiatuskaiyote pic.twitter.com/9VT3DvOVFD
— タワーレコード渋谷店 (@TOWER_Shibuya) 2018年3月19日
このやんちゃな顔をしたド派手なお姉さん(↑)がネイ・パームです。見た目のド派手さに初めて見たときは面食らいましたが、その独特で美しい歌声に圧倒されました。
まずは彼女のソロアルバムから一曲、視聴してみてください。
”圧倒的な歌唱力と強烈な存在感をステージで放つ”※と評される彼女は、元々ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)という、オーストラリア・メルボルン発のネオソウルバンドのメンバーの1人。
※参照元:ディスコグラフィ | ネイ・パーム | ソニーミュージック オフィシャルサイト
ハイエイタス・カイヨーテについて
Hometown show at the @MelbourneZoo w / @harvysutherland 🐯❣️
— Hiatus Kaiyote (@HiatusKaiyote) 2017年10月18日
Tickets on sale at 24 October from https://t.co/7uuTcginKi pic.twitter.com/pe2747q9Bb
2011年にメルボルンで結成されたバンドで、紅一点のネイ・パーム(ギター・ボーカル)の他、
- ポール・ベンダー(ベース)
- サイモン・マーヴィン(キーボード)
- ぺリン・モス(ドラム)
で構成されています。
アルバムに収録されたQ-TIP共演のシングル「NAKAMARRA」が第56回グラミー賞ベストR&Bパフォーマンス部門にノミネートされ、スナーキー・パピーが受賞するも、この部門でノミネートされた初のオーストラリアのバンドとなった。
なお私が、ハイエイタス・カイヨーテの楽曲で一番好きなのはこれ!
ハイエイタス・カイヨーテは、その存在を知ってから、ずっとずっと好きで聴いているので、良かったらおすすめ曲10選も読んでね!
初来日公演について
明日、Shibuya WWW X で来日公演を行うハイエイタス・カイヨーテの紅一点=ネイ・パームからコメント💋
— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2018年3月19日
攻めのファッションがカッコイイ!!
ソロ・デビューアルバムもチェックしてね💘
『ニードル・ポー』発売中!!!!☞https://t.co/fRpW5h37cU@artykarateparty pic.twitter.com/4kywuxcEUr
ハイエイタス・カイヨーテとしては、すでに来日経験のあるネイですが、ネイ・パーム単独ライブでの来日は初。「行かないわけには行かない!!!」と気合いを入れてチケットを購入し、待ち望んでいた3月20日でした。
ネイのギターと歌声にガチ惚れ
率直な感想、圧倒的にうますぎる。
いや、当たり前だと思われるかもしれませんが、たまにいません?!ライブだと下手になる歌手(失礼)。
歌が安定しない人のライブに行ったことがあり「CDのほうが聴きやすいな」と思ったことのある経験から、ライブにあまり期待をしていない時期があったのです。しかしネイは全然違う。もう全ッ然違う!
ライブだからこそ、圧倒的な歌唱力を全身で感じることができる。
彼女は2時間ず〜っと歌いっぱなし、弾きっぱなしです。MCと言っても歌と歌の間、ギターを調整している最中に、観客とちょろっと話す程度。ギター1本と彼女の声だけで2時間。なのにあっという間。
ネイの茶目っ気のあるMCが可愛い
その観客とちょろっと話す程度のMCが、これまた可愛いんだっ!
やりとりをする他のお客さんも可愛いんだけど、ネイが「この曲は私の子供みたいなものよ」って話した時”Honey”って単語を使って。ネイが「そういえばHoneyって日本語でなんて言うの?」って言うと、遠くからお客さんが「はちみつ〜!」って叫んだの。
そしたらネイはニコニコしながら「は・ち・み・つ」って繰り返して、「・・・美味しいよね」と一言ぽそっと言ってから曲に入ったの。
可愛くない???
というか、印象的だったのは、ネイがニコニコしながらライブしていたこと。歌っている時も、歌い終わった後も、MCをしている時もず〜っと笑顔なの。
観客の声援を拾っては気さくに投げ返すネイに見惚れてました。
bjorkを歌うネイに感じたもの
基本的には2時間、ソロアルバム『Needle Paw』に収録されている楽曲を歌い続けていたんだけど、いくつかカバー曲も歌ってくれました。
元々私はbjorkも好きで、たまたまJogaがめっちゃ好きで笑、歌い出した時「なんたる奇跡・・・!」と感涙しかけた(っていうかしてた)んだけど笑。
聴いていたら、bjorkとネイには似ているけれど圧倒的に違うものを感じたというか、同じくらい畏怖の念を抱くというか、恐ろしく神々しいものを感じたんだよね。
もちろん彼女達は、そこまで重たいものを背負って歌を歌っている訳ではないと思うんだけど、彼女達が歌うと、彼女達の背景がぶわあっと見えるというか・・・bjorkが純白で神々しすぎる雰囲気なら、ネイは柔らかな赤色で温度を感じるというか。
同じ曲なのに、全く違う印象になって、それは確かに歌い手が違うから当たり前とも言えるんだけど、もはやただのカバーじゃなかったの。bjorkの楽曲だけど、すでに”ネイの歌”になっていたというか。 あれにはライブへ行く醍醐味が全て詰まっていた。
ネイ・パームの濃すぎる2時間
3rd Line-up for 2018. Hiatus Kaiyote @HiatusKaiyote , MOODMAN @moodman10 , Nai Palm @artykarateparty , PUNPEE @PUNPEE , スチャダラパー @sdp1990official more info >> https://t.co/074guMuc90 pic.twitter.com/bgP1888TWm
— TAICOCLUB (@TAICOCLUB) 2018年2月28日
ライブ中にもMCしてくれていたけど、6月にはハイエイタス・カイヨーテとして長野のライブに参戦するそうで。この記事を読んで興味が湧いた人はぜひチェックしてみてください。
とにもかくにも、とてつもなく濃い2時間だった。
飲み込まれるようなライブは初めてかもしれない。ネイが段々とノッてくるにつれて、時間の流れが感じられなくなってくるというか、「一生このまま終わるな」と思ってしまうライブだった。
今、思い返しても、あれは夢だったんじゃないかって。それぐらい、心に響く、畏怖の念を抱くほどのライブだった。
では。
◆本日の一本◆