皆様にとってどこからが大金か分かりませんが、1冊60ドル(2023年7月5日現在、約8,660円)、シッピングコストに52ドル(約7,500円)、日本円にして大体16,000円かかる分厚いアートブックというのは、私にとっては高級品で。
でも、でも、でも、買っちゃったよね。
『EUPHORIA』って海外ドラマご存知?
ゼンデイヤ(トム・ホランド版スパイダーマンのヒロインを演じている俳優さん)が主演を務める、私の言葉で説明すると、キラキラしてそうでまあまあ闇の深い学園もののドラマなのですが、このドラマが結構面白いんだなー。
キャラクターの人間像が魅力的で、映像も綺麗。ハラハラしたり、しんどかったり、うまくいってほしいなって願ったり、憎めなかったり、決して手放しにハッピーだと言えない物語ではあるけど、とにかく私は魅了されて、シーズン1とシーズン2を多分2日間ぐらいで一気見したはず。
そんでね、このドラマ、ファッションとメイクがめちゃくちゃ芸術的なのですよ。
私は自分がドラマや映画のファッション、メイクが好きだってことに気づきました。キャラクターを特徴づける演出ってものが本当に好き。演劇をやっていた影響かもしれないけれど、『EUPHORIA』の衣装は日常生活で見かけたらちょっとギョッとするようなものが多いけれど、まあ、美しいのですよ。
で、たまたま、たまたまスマホをいじっていたら見つけちゃったんですよ、配給会社A24が運営するオンラインサイトで、『EUPHORIA』のアートブックを。
Euphoria Fashion by Heidi Bivens – A24 Shop
遠路はるばる日本へやってきたアートブックを届いたその日になめるように読んださ。
結論、もう、最高だね!!!
印象的な衣装の写真をガッツリ楽しむことができるし、スタイリストがなぜこの服を選んだかとか、役者とのインタビューとか、キャラクターへの想いとか、みっっちり詰まってる。
『EUPHORIA』観てない人にはなんのこっちゃって話かもしれないけど、以下の主要キャラクター
- ルー
- ジュールズ
- マディ
- ネイト
- キャット
- キャシー
- フェズコ
- レクシー
のファッションに関するページは何回読み返してもワクワクする。物語を思い出すし、純粋に魅力的。ファッションに込めたキャラクターの背景とかも書かれているから、読み込んだ後に作品見返すと、キャラクターの感情がより心に沁みるかもしれない。
このアートブック読んでて思ったけど、アメリカのコンテンツって結構全力だよね。決して日本の娯楽産業が手を抜いてるなんて思わないけど、全方位から魅力的な作品にしてやろうっていう気概?凄まじい気がする。やっぱり資本力かな。それとも文化。絶対に売上を立てるマッチョなビジネス思考のおかげ?全部?
アートブックに使用されている紙の質や写真の色の出方は、日本の印刷会社の方がいいんじゃないかな、とも思うけど(紙がちょっと臭いのと、印刷の色がやや褪せてる)。
ちなみにA24のオンラインサイトは、もう、サブカル映画好きにはたまらない仕様となっております。性格悪すぎだろ!って思って笑ったのは『ヘレディタリー』のミニパズルと『ミッドサマー』のお香立てね。最低です(褒め言葉です)。
このアートブックは宝物だなー!
日常使いは難しい格好もあるけど、通っているソーイング教室の先生がプロフェッショナルすぎて、気になる洋服の写真を持っていくと合う型紙を導き出してくださるので、いつか相談して作ってみようと思ってる。シーズン1の1話目で着てたルーのパーティールックとか。
ちょっとね、購入して嬉しかったので、興奮気味に語りました。A24で販売されているグッズは「SOLD OUT」の表記も多いので、気になる人はチェックしてみてね〜。
Amazon Prime Videoではレンタルまたは購入で視聴ができる。ちなみに私はU-NEXT の31日間の無料トライアル期間を利用して一気見した。