こんにちは、齋藤吐夢です。
映画『ザ・レイド』は、私にとって思い出深い映画です。
今回はこの映画の魅力と、この映画がどう思い出深いのかについて語ります。おつきあいくださいませ。
真のノンストップアクションはこれだ!
私がこの映画をとんでもなく好きなのは、紛うことなき真の”ノンストップ”アクションだと思っているからだ。
映画全体は102分と短めだが、冒頭5分とラスト5分を除けば、残りの約90分間はず〜っと戦いっぱなしである。あらゆる戦闘手段、武器を使って次々に出てくる敵をバッタバッタとなぎ倒していく。それでいてバイオレンス映画だから、しっかり痛みを感じる。
ざっくりとあらすじ
主人公はSWAT部隊に所属する隊員の一人。妊娠中の妻がいて、冒頭5分は彼が鍛える様子と、家族を残して捜査に向かう姿が映し出される。
主人公を含むSWAT部隊は強制捜査に向かう。麻薬王が支配する高層ビルへ向かい、頂上にいる麻薬王の逮捕に踏み切るのだ。しかしそのビルには一般住人だけでなくギャング達がはびこっている。SWAT部隊VSギャングが始まる・・・!
終始漂う緊張感と絶望感
この映画がものすごいのが、たった102分の映画でありながら休まる瞬間がないところだ。緊張感と絶望感が、全くもっておさまらない。ちょっと安堵できるかな・・・と思いきや、次の暴力が襲ってくる。
SWAT部隊もかなり優秀な部隊のはずだが、ギャングの手段を選ばない、容赦のない攻撃・圧倒的な数に追い込まれる。観客である私は、ヒィヒィ言いっぱなしである。
ハラハラしすぎて息ができない
「ああ、もうやめて〜」なシーンが連続するが、見ている最中は「ああ、もうやめて〜」など口走る余裕すらない。もはや息ができない。
スピード感のありすぎる戦闘シーンに息ができないし、死と隣りあわせすぎる環境に息ができないし、SWAT部隊の苦戦する姿にも、ギャング達の攻防にも息ができない。
飽きさせない多彩な戦闘方法
ただもちろん、延々戦う姿を90分間”ただ”見せられるだけでは絶対に飽きると思う。しかし『ザ・レイド』はそんなことしない。高層ビルを上がり、麻薬王に近づいていくほどに、戦闘方法も変わっていくので、全く飽きない。
ある時はがっつり肉弾戦、ある時は銃撃戦、ある時はマチェーテを使い、ある時はまあ、ベランダから落っこちてみたり(?)と壮絶すぎる笑。
登場人物の表情の力強さ
それでいて「ああ・・・映画としてもすごい」と思ったのが、主要な登場人物が全員個性が強くて、それぞれの信念に従って動いていて、生き様も死に様もクソカッケーんですわ!!!
凄まじい戦闘シーンもさることながら、途中途中で映される彼らの表情の力強さたるや半端ではない。息ができなくなるほどハラハラし、興奮し、手に汗握り続けられるのは、彼らの表情にも要因がある!
音楽にも注目せよ
それこそ最初にこの映画を知った時、予告編がめちゃくちゃかっこよくて痺れたのです。
バイオレンスが苦手な人にはキッツイかもしれませんが、不謹慎にも「至近距離すぎる銃撃」と音楽のマッチ具合に思わず「おわ〜!」と歓喜の声をあげてしまう。
音楽にはLINKIN PARKのマイク・シノダが参加。もう、めっちゃくちゃLINKIN PARKである笑。ただね、それがめちゃくちゃかっこいいの。
LINKIN PARKの魅力もぜひ読んでね笑。
我々夫婦の馴れ初め映画です
で、まあ、こっからは若干夫へのデレなのですが・・・この映画、交際後はじめて観た思い出の映画なんですよね。
「夫婦の馴れ初めは?」的な質問にキャッキャウフフしながら答えますよ、私。「初めてのデートで”レイド”観ました!」って。
今ではめちゃくちゃ好きなバイオレンス映画なんですが、紹介してくれたのは他でもない我が夫。時々ブログにも登場する
- 決して俺様ではないけれど、
- 自己中心性があって合理主義
- あまり他人の感情を気にしない
そんな夫が半ば強引に連れて行ってくれたからこそ出会えた映画。元々は”ド”バイオレンス映画、男臭い映画(代表作:ゴッドファーザー、マイアミバイスなど)が苦手だった私が「・・・んん?!良い!!!」となったのは、この半ば強引だった彼のおかげ。
そういえば映画レビューが大好きで書いているこのブログで、『ザ・レイド』に触れないのはもったいないな・・・と思い、書いた次第です。夫よ、ありがとう。
バイオレンス描写に惚れるぞ!
まあまあ過激な暴力描写なので、ダメな人はダメかもしれませんが、映画としてものすごく感動する作品です。 とことんバイオレンスなところに目を瞑れば、とっても優秀なエンターテイメント。惚れるよ笑。
とりあえず90分(正確には102分)時間が空いて、「ん〜なんかスカッとしたいなあ」みたいな感情が湧いたそこのあなた。観るしかないです笑。
では。