こんにちは、齋藤吐夢です。
ゴッホ展へ行ってきました。
絵を描いていると時々、「ゴッホの絵みたいだね」と言われることがありまして。褒め言葉・・・と捉えて良いよね笑?!「何か通ずるものでもあるのかしらん・・・」と東京都美術館へ足を運びました。
結論、んなこたぁ関係なく、ゴッホの絵はかっこいい。
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
ちなみに2017年は、12月30日まで開催します。
ゴッホが日本の浮世絵や日本文化に関心を寄せていたことは、かつて読んだ伝記マンガで知っていたのですが・・・それを特集した展示が行われるとは思わなんだよ。
(↑)夫「ゴッホの顔が可愛くなってる?!」
ピュアすぎるゴッホの絵
ゴッホの絵に抱く印象は「とにかくピュアすぎる」これに尽きる笑。
彼の絵はあまりにもピュアすぎるから、時代を考えると「画商にウケなかったんだろうな」って絵を見る度に思う。加えて、彼の性格にも難があるじゃない、確実に。”悲劇の画家”になってしまった理由も何となく・・・察す笑。
死後評価される、というのはどういう気持ちなのか・・・まあ、死んじゃってるから関係ないとも言えるけど、やっぱ結末としては切ないよね。でも届くといいな、ゴッホさん、あなたの絵、めちゃくちゃかっこいいよ。
潔すぎる色合いがピュア!
冒頭に添付した画像(↓)、ミレーという画家の「種まく人」をゴッホ風にアレンジして描いた”ゴッホ流”種まく人。
有名なミレーの「種まく人」に比べると、動きに重みがあって、正直”撒いている”ように少しも見えない笑。
けど、やっぱりかっこいいと思ってしまうのは、この潔すぎる色合いにあると思う!
だってこんなにインパクトのある太陽を描ける人が他にいますか?!ってぐらい、生命力に溢れた作品だと思うの。実際に見てみると、絵のタッチが思いのほか単純で、ちょっぴりへなへなになったのも事実笑。
でもこんなピュアに太陽描く人、他にいないぜ。
高まる気持ちが伝わってピュア!
有名な 「ゴッホの寝室」という絵を見ることができた。実際に展示されている絵は、ポスターバージョンよりもっともっと丸っこく描かれていて、ウキウキ気分な1枚だった。
解説によると、同居人となる画家・ゴーギャンの到着を待ちながら描いた作品とのことで「新たな生活にウキウキしていたのかもしれないな・・・」と思う絵だった。
結局、ゴーギャンとは仲違いしちゃうし、ゴッホは自分の耳を切っちゃうんだけどね(↓)!
とにかくゴッホの絵は、自分の感情がそのまま絵に現れているように見えた。
それがあまりにもピュアすぎてカッコよかった。ちょっと落ち込んでると、すぐ落ち込んだ色味とタッチになる。「素敵、この景色!」ってなると、絵がそのまんま”素敵、この景色!”になる。・・・”単純”とも言うかもしれんけど笑。
でも絵に全てをさらけ出せるなんて素敵だな〜と思った。
ゴッホは何だかんだカッコいい
今回はゴッホと日本特集だったから、このかっこいい「星月夜」(↑)はなかったけど、どんなに悲劇の人だったとしても、「死んでからじゃ遅いんだ!」 って怒られるかもしれないけど、ゴッホはかっこいい。ゴッホの絵は、めっちゃくちゃかっこいい。
絵の強さは、写真やグッズでも伝わるほどのパワフルさがあるけど、せっかくだから生で見てほしいな。2018年1月8日まで、東京都美術館で展示されております。是非に。
では。
◆本日の一冊◆
ゴッホ展にあった本で、一番読みやすく、切なかった伝記絵本。