こんにちは、齋藤吐夢です。
出典元:http://eiga.com/movie/85859/
X-MENシリーズを欠かさず観ております。
そんな訳で、今回も『ローガン』観にきた訳ですが、いや〜面白かったね!
正直X-MENに登場する主人公ウルヴァリンことローガンは、闘う時、基本的に雄叫びあげまくりなので、鑑賞中もむふっと笑ってしまったんだけれど笑、それでも良かった。
※今回は感動した設定の中に、多少ストーリーに関係するネタバレが入ってくるので、ネタバレして映画観るの絶対嫌!って人は、映画を観てから読んでくださると嬉しいです。
映画『ローガン』について
気になるストーリーをざっくり。
2029年という近い未来、ミュータントのほとんどが死滅してしまった時代に生きるローガンは、ひっそりと身を隠すように生きています。
かつての威厳をわずかに残しながらも、しっかり老け込んだプロフェッサーXを匿いながら、パーティーリムジン(?)運転者として生計を立てているご様子。
そんなある日、ある女性に頼まれ、武装集団に追われている少女をかくまうことに。
その少女は”新しく生まれてきた”ミュータントの一人だった・・・。
ウルヴァリンの生き様が渋い
ストーリー展開の中で、ウルヴァリンはもう生きる気力・・・はギリギリ失ってなさそうだけど、生きる希望はあまりなさそうなご様子。
だからこそ「少女を匿え」というプロフェッサーに対しても、「もうどうにもならないよ・・・」と後ろ向きな姿勢を終始訴えかけます。とはいえ、よく、怒鳴るけど笑。
ただ、とにかくX-MENシリーズに登場するウルヴァリンの、文句は言うけど守るべきものは守る姿勢がカッコいいんですよね。
今までのX-MENシリーズの中で、一番文句言ってるけど、一番身体張ってるような印象を抱きました。
▲でもやっぱり、一番身体張ってたのはこのラストかな・・・映画としての評判は悪いけど笑
非協力的→協力的の流れが良い
映画の流れとして、始めは少女を匿うことに、かなり非協力的な人物として描かれるローガンですが、そういえばX-MENシリーズの最初から「俺は協力できない」スタンスではある。
の割に、ベースが心優しい人物なのかは知らないけど、何かを守ろうと決心したら、本当に身体を張って守り抜く人物でもある訳で・・・惚れるわ!
アマダンチウムの設定が良い
かつ今回、生き様かっけー!となった理由の一つに、体内に組み込まれた”アマダンチウム”という架空の金属が大きく関わってくるのであって。
地球上で最大の硬さを誇る金属かなんかの設定で、あのキャプテン・アメリカのトレードマークである盾もアマダンチウム製。
▲マーベルに”アマダンチウム”は欠かせない
ただそんな金属が体内に入っているせいで、身体が毒されて弱っているという設定なんですよね、今回は。
元々ローガンは、手の甲から骨が伸びちゃう特徴と驚異的な回復力(ほぼ死なない身体に等しい)性質の持ち主。
だから映画公開前はずっと疑問だったわけ。あれ、だって死ななくない?この人って、と思ってた。
だからアマダンチウム製の身体設定に納得でした。なんか自然に「そりゃ身体に悪いわ」と納得してしまった。
もうね、超弱ってます。
不安になっちゃうくらい必死な姿が良い
だから映画中、観客の私ですら不安になるくらい、立派に死にかけているローガンが、「うおー!」とか「ぎゃー!」って叫びながら必死になって闘う姿に、
も・・・
もういいよ!
身体労ってよ!!!
って思いました笑。
他に注目してほしいところ
そんなローガンの激渋設定に惚れ惚れするのも去る事ながら、もちろんこの映画の着目すべき点はそこだけにとどまらず。
ローラが超可愛い!
同じように「ぎゃー!」と叫びながら、ガンガン敵ののど笛を搔き切っていく、文面だけで観ると相当恐ろしい、少女ミュータントであるローラ。
めっちゃ可愛い・・・!
あのギョロっとした、獣を狩るような目つきと、時々普通の少女に戻る感じがたまらないのです。ローガンが「守らざるを得ない」と思い立つのも分かる笑。
でも戦いスタイルはかなり好戦的なので、敵に回したら最期だな〜とは思う笑。そのくらいまあまあ強い。
ウルヴァリンって「クズリ」っていう体格の割には凶暴な動物のことなんだけど、ローラってまさにウルヴァリン原点回帰って感じ。まさしくクズリ。可愛いのに凶暴。
そういえば、X-MENシリーズでウルヴァリン誕生秘話的な物語もあるのだけれど、それに登場する幼少期のローガンも、結構可愛くってよ(↓)。
▲ローガンにはお兄ちゃんがいます。お兄ちゃんの動きは、まるでにゃんこw
おじいちゃん演技が凄い!
加えてねえ、プロフェッサーXを演じる俳優パトリック・スチュアートの演技力にご注目ください。凄いよ、本当フッツーのおじいちゃんだよ。
確かにプロフェッサーの能力って、テレパスだから一見地味なんだけど、めっちゃくちゃ驚異的なテレパスなのね。全世界の人間&ミュータントを操れるんだから。
だからヨボヨボおじいちゃん状態、制御が自分でもできない、そんな状態で能力使うと”大量破壊兵器”呼ばわりされるぐらい、恐ろしいことをしでかすんです。
その怖いパワーも注目してほしいし、本当に普通のおじいちゃんのように、ぶつくさ文句言ってるだけな姿も観てほしい。
ローガンの生き様だけでなく、プロフェッサー役のパトリック・スチュアートの演技力にもご注目くださいませ!
超渋いアメコミ映画です
アメコミ映画だし、マーベル系列だし、X-MENシリーズだから、X-MEN知らなくても楽しめるか?と聞かれると、X-MEN1作目くらいは観た方が良いかも、と言っちゃう。
でも今までのアメコミ映画と違って、THE・アメコミというよりは、アメコミをすっげー渋く撮ってみた映画だと思う。
アメコミのごてごて感が苦手!って人は多分観やすいよ。
とりあえず2時間半くらいの長い映画ではあるけれど、長年ウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマンの労いも兼ねて、ぜひ観てほしい映画だね。
では。
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