知らないを知るために、明日わたしは東京レインボーマラソンに参加する。

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出典元:LGBT支援|東京レインボーマラソン2019│3/2国営昭和記念公園

 わたしは今まで生きてきた28年間で、マラソンイベントに参加したこともなければ、LGBTQのイベントに参加したことがない。

 経験したことのないことを経験するために、東京レインボーマラソンに参加する。

 

 

東京レインボーマラソンとは

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出典元:LGBT支援|東京レインボーマラソン2019│3/2国営昭和記念公園

 2019年3月2日(土)に、東京・立川の国営昭和記念公園で開催される東京レインボーマラソン

性別、性自認性的指向、性表現などの差別なく、誰もが参加してお互いを理解し合える場としてのスポーツイベントの開催と、 LGBT とスポーツの情報発信拠点「プライドハウス東京」へのチャリティ活動を目的に、2019 年3月2日 東京・立川の国営昭和記念公園で初開催されるマラソンイベントです。

引用元:LGBT支援|東京レインボーマラソン2019│3/2国営昭和記念公園

 当日はマラソンイベントが開催されるだけでなく、「プライドハウス東京」のチャリティグッズ販売もあるそうで、

に興味を抱いているわたしにとっては一石二鳥なイベントなのである。

 

ラソンイベント参加に至るまで

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 運動不足&運動嫌いだったわたしにとって、マラソンは全くもって魅力的なスポーツではなかった。ひどいときには「なぜ人はあんなにゼェゼェしながら走り続けるのか」と批判的な感想も抱いていた。

 が、慢性的な運動不足が原因で、日常動作をしただけで息切れするようになった頃、「このままだとヨボヨボな老後を迎えることになるのでは?!」と危機感を感じたわたしはランニングに興味を抱き始める。でも、まだ走りはしない。

 そんなわたしの目の前に、のほほんとした絵柄でありながらランニング開始1年ほどでホノルルマラソンを完走した出来事を描いた漫画『マラソン1年生』やNHK系の番組で放映された超長距離ラン特集、が現れる。

 そのどれも「走るのって楽しそう」という印象を抱かせた

 そしてトドメは、地元で開催されたマラソンイベントだ。走っている参加者を眺めていたら夫が言った。

 

 「見てるより、参加するほうが絶対に楽しい」

 

 わたしはその言葉に賛同以外のなにも浮かばなかった。

 そして普段信じていない”運命”を感じたのだが、マラソンイベントを眺めていたその日に「東京レインボーマラソン」のネット広告がわたしの手元に現れた。

 わたしは迷わず参加することに決めた。

 

LGBTQイベントに興味があった

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 ただ、このイベントがただのマラソンイベントだったら参加していなかったかもしれない。これが「東京レインボーマラソン」だったから参加したかったのだ。

 元々LGBTQイベントには興味があった。

 わたしは異性愛者なのだが、性的自認に悩みがある。このブログでも数回、性的自認に対する悩みを打ち明けている。 

www.tomutomu-corp.com

 

www.tomutomu-corp.com

 『13歳から知っておきたいLGBT+(原題:The ABC's of LGBT+)』という本に出会い、わたしがわたしの性自認性的指向、恋愛指向に納得がいくようになってからは、ここまで激しく悩むこともなくなった。

 が、いまだに女性であることへの抵抗は0ではない。

 だからこそ、LGBTQイベントには興味があるのだ。わたしの性への違和感や、考えていることを押し殺す必要がないイベントだと考えているから。

 今回の東京レインボーマラソンも、”性別、性自認性的指向、性表現などの差別なく、誰もが参加してお互いを理解し合える場としてのスポーツイベントの開催”と記されている。

 誰もが参加できるものなのであれば、参加したいのだ。知らないを知るために。

 

知らないを知りたい

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 参加した当日のレビューもブログにアップしていく予定だ。純粋にマラソン初体験の話と、LGBTQイベントに参加したという話として。

 なお今年は4月に開催される東京レインボープライドにも参加したい。理由は純粋に参加したことがないから。どのようなイベントなのか、自らの体で体感したことがないからである

 2018年のイベントレポートの動画があまりにも素敵だったので共有したい。

youtu.be

 「いずれLGBTなんて言葉がなくても、生活が普通にできるようになることが目標かな」「パレードなんかも”昔なんかそういうのやったよね”と、本当に単なる多様性のお祭りっていうような形になるのが理想の形だと思います」

 上記の言葉は、トランスジェンダー活動家の杉山文野さんの発言である。

 自分と違う人間を100%受け入れる必要はないが、拒絶する必要もないとわたしは考えている。「そういう人もいる」で済む世界にするためには、行動しなければと思った。

 

 そしてマラソンにおいても「走ったことがないから」という理由で、ホノルルハーフマラソン・ハパルアに参加することを目標にしている。42.195kmを走りたいと思うほど、まだはまっていないのだが、20kmぐらいは走れるようになりたい。

 

 死ぬ前に、知らないを知りたい

 存分に、知りたいことを全部知りたい。

 では。 

 

◆本日のおすすめ◆

『13歳から知っておきたいLGBT+』は本当に良い本です!

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