東京レインボーマラソンに参加して、マラソンの楽しさとイベント主催の難しさを知る。

 先日、東京レインボーマラソンというイベントに参加した。イベント参加前にはこんな記事も書いた。

www.tomutomu-corp.com

 知らないを知るために参加したマラソンイベントで、わたしは

  • ラソンの楽しさ
  • イベント主催の難しさ

を知ることになった。

 

 

ラソン5km部門に参加して

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はじめて走った5kmの距離

 まずはマラソンの感想から。

 「5km、短ッ」と思われるかもしれないが、今の今まで運動をしてこなかった&運動が大嫌いだったわたしが急に思い立って参加したのだ。走り始めたばかりの頃は1kmもいかない地点で息切れしていた。そんなわたしが5km走った。

 昭和記念公園で開催されたこのイベント。公園をぐるりと1周すると5kmなのだという。幼い頃からよく行っていた公園だから馴染みもある。走る景色もきっといいことだろうと思っていた。

 いざ走ってみると、景観が悪すぎて笑った

 というのも、コースが本当に昭和記念公園の外周だったのだ。園内を走ってはいるのだが、見える景色は周辺の工業地帯だったり、公園内の土をつくるための倉庫(?)だったり、あまり爽やかな景色ではなかった。

 そして、めっちゃ銀杏臭い。

 でもわたしにとっては「はじめての体験」というだけで楽しかったし、とりあえず完走することが目的だったので、夫と喋りながらゆっくり走った。

 

ゴールの爽快感はすごい

 当日連続で走れた距離は2km。

 2km地点で給水所があって、そこで水をもらうのに普通に足を止めてしまった。そこから数百m歩いて、また走って、歩いて、最後の1kmは走り切ると決めて、せっせと足を動かした。

 5km走り切るという経験は中学生ぶりだったので、やっぱりそこそこきつかった。でも面白かったのは、ゴールが近くに見えてくると気持ちが途端に落ち着いてくる。「終わり」の存在ってすごい。終わるってだけで力が出て笑った。

 最後、ゴールにはイベントのゲストやスタッフが待ち構えていて、「頑張って!」「あと少し!」と声をかけてくれる。ゴールした瞬間はみんなでハイタッチだ。待ち構えていた人みんながニコニコだっただけでも、めちゃくちゃ元気が出た

 ゴールした瞬間の爽快感はすごかった。

 

また5km走りたいと思った

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 完走証を受け取ると、38分と書いてあった。わたしは今、5kmを38分かけて走ることができるのだと知った。途中歩いたりもしたけれど、この時間が知れただけでも参加した価値がある。

 イベント終了後から今まで、わたしは次に走るイベントを探している。そう、まんまと走る楽しさにハマったのだ。

 でも・・・

 できたら、景色が楽しめるやつがいいな。

 

イベントにモヤモヤしたこと

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当日の案内の少なさ

 マラソンは存分に楽しんだのだが、イベントとして気になることが多々あった。まず当日の案内が少ないことに疑問を感じた。

 確かに、会場となった昭和記念公園への入り口は、何の誘導がなくても「西立川駅からすぐ」ということは理解できる。が、やはりイベントが開催されるのだから、改札出てすぐのところにスタッフが立っていてもいいのではないか?と思った。

 受付会場からスタート地点までも距離があるのだが、「会場はこちらへ進んでくださーい」という案内以降、7分強くらいの距離を歩く間に案内が全然なかったので不安になった。

 

イベントスタッフの声の少なさ

 それから、スタッフが全く声をあげないことも気になった

 受付には列ができていて「ああ、ここに並ぶんだな」とノリで並んだが、わたしが出場する5km部門は横のがら空きのスペースでの受付だった。並んでいる人の中には、5kmなのに10kmに並んでたり、ハーフなのに10kmに並んでたりする人がいた。

 「5kmはこちら、10kmはこちら、当日受付はこちらです」ぐらいの案内があったっていいんじゃないの?!と思った。

 しかも、だ。

 「おはようございます」すらない。

 挨拶すらないのは、正直気分が下がる。

 

人手不足でもできることを考えたい

 多分、スタッフも人手不足だったのだろうと思う。開催日の翌日はマラソンイベントの大御所「東京マラソン」だし、ランナーもボランティアスタッフも、そっちに引っ張られてる気はする。

 でも、人手不足でもできることはあるはずだ。

 挨拶があるかないかで、イベントの士気が高まると思うし、配置も柔軟にできたんじゃないかって。声を出して案内してくれるスタッフの横で、声も出さず、案内もしていなかったスタッフ2人は、きっともっと別の場所で活躍できたはずだ

 適材適所じゃないけれど、「ここ人いる?」ってとこに人がいて「ここ人足すべきでしょ?」ってとこに人がいないイベントのように思えた。

 

東京レインボーマラソンについて考えたこと

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 個人的には「イベントって、もっとワイワイ明るい気分にさせてくれるものじゃないの?!」と思っていたので、少々肩透かし感を食らった気分だ。

 でも・・・

 もしかしたらそもそも「マラソン」という競技が、「己との戦い」みたいな競技だからワイワイ感のあるイベントとの相性が悪いのかもしれない。もしかしたら「レインボー=ワイワイイベント」と結びつけていた、無意識の差別がわたしの中にあっただけかもしれない

 それでもやっぱり、挨拶や案内が希薄だったのは残念だった

 次回も参加するかどうかと問われるとうまく答えられない。普通に昭和記念公園に走りに来れるから、参加せずに黙々と、自分1人で走ってるかもしれない。時計持って、5kmを30分で走れるようになるために、1人で。

 

  しかし、それでも東京レインボーマラソンへの参加は良い経験となった。マラソンの楽しさとイベント主催の難しさを両方知ることができるなんて、貴重な体験だ。

 では。

 

◆本日のおすすめ◆

「マラソン、楽しそうだな・・・」のきっかけ

あと、Tarzan。前日、読み込んだよ、これ。