お金の話をしましょう・・・!
デザフェス出展、気になる費用
8月には「真夏のデザフェス」、毎年5月と11月には「デザインフェスタ」が開催されます。
わたしも春と秋のデザインフェスタに出展を続けているのですが、出展で一番頭を悩ませるのは「作品制作の苦労」ではなく「かかる費用」です。
以前Twitterで、ハンドメイド作品を販売しているアーティストさんが「実は出展までにこんなお金がかかってるんだよ〜」と赤裸々に語っておりました。全くもってその通りです。
基本的に、
- 作品を販売し利益を得る
- 収支トントンにする
ためには「売上をあげる」か「費用を減らす」かしかありません。
そこで本記事では「費用」について着目。デザインフェスタ出展経験者であるわたしが、デザフェスにかかる費用について赤裸々に語ります。
出展者が語る「費用」の話
デザフェスのレンタル備品の費用
まずデザインフェスタのレンタル備品について。デザインフェスタに出展するにあたり、かかるであろう費用は以下の通り。
- ブースレンタル代
- レンタル備品代
ブースレンタル代
ブースレンタル代ですが、例えばわたしは「絵画作品の展示販売」をしているため、「明るいエリア・S」を選ぶことが多いです。
SサイズからLサイズまであり、約1畳〜約3.5畳の広さです。
照明や光が印象的な作品を展示販売するのであれば「暗いエリア」がいいでしょう。暗いエリアの場合は、
- 両日のみ
- 電源設備必須
となります。電源設備は「500W/2個口」です。
また
- ワークショップ
- ライブペイント
- Myスポット
と呼ばれるブースを利用する方の料金体系は以下の通りです。
なおショーブースやフードエリアに関しては、どうしても情報に疎いので省略させていただきました。その他エリアやブースの規模、詳細な情報についてはデザインフェスタ公式HPをご覧ください。
レンタル備品代
デザインフェスタ出展において、最初にかかる費用はブースレンタル代ですが、このままだと割り振られた区画だけが用意された状態です。
デザフェスに足を運ぶと、その展示にはさまざまな工夫が凝らされています。自前で展示用什器を運んでくる人もいれば、デザインフェスタ公式のレンタル備品を借りている人もいます。
借りられるレンタル備品はさまざまです。
- パネル
- テーブル
- 椅子
- 棚
- アパレル関係
- 照明器具等
これも、使用したことのないレンタル備品に関する情報にわたしが疎いので、出展を考えている人は一度レンタル備品カタログを眺めてみてください。
ちなみに、わたしが借りたことのあるパネルの価格は
テーブルには種類がたくさんありますが、
- 一般的な会議用テーブル 2,650円〜3,550円
- 座卓 3,550円
- ラウンジテーブル 2,200円
- カフェテーブル 2,650円
- 小机 1,350円〜2,200円
- ダイニングテーブル 5,300円
です。
高さや広さを、自分のやりたい展示に合わせて選びレンタルしましょう。
正直な話まあまあするので、レンタル備品を必要最低限に抑えることも、利益をあげる・収支トントンにするコツだと考えます。
なおわたしの初出展〜2018年5月までの費用を赤裸々にお話すると、
- Sブース+凹型パネル
→47,000円 - Sブース+L型パネル+テーブル
→46,550円 - Sブース+テーブル
→25,550円 - Sブース×2+テーブル×2+椅子
→50,860円
です。
最近の出展では、Sブースの1つを父・夫の出展エリアにしていたので、実質26,150円ですね。
回を重ねるごとに売上もあがっています。
利益を出すためには、出展代を減らし、売上を増やしましょう!
出展作品にかかる費用
忘れてはならないのが、出展する作品そのものにかかる費用です。
この際、画材などの費用だけでなく、作品制作にかかる「時間」についても考えましょう。この費用に関連する項目が非常に難しく、楽しい部分だと考えています。
- お客様が手にとりやすく
- 自分が納得できる価格
の折り合いをつけるのが、なかなか難しくて面白い。
ものすごい労力をかけて作った作品であっても、それを売るとなると「お客様がピンとする価格」であり「労力に見合う価格」でなければ、正直な話、売りづらいです。完全に売り手側の本音ですが・・・。
グッズ制作にかかる費用もそうですね。
わたしはZINE(同人誌)を作ったことがあります。3種類をそれぞれ25冊ずつ。フルカラーにしたところ原価が1冊300円に・・・もう少し抑えたいのが本音。
ポストカードや缶バッジは、業者に頼めば1個あたりの価格が安くなりますが、その分大量に刷ったり作ったりする必要があるので、在庫をもつことになります。
販売備品などにかかる費用
「塵も積もれば山となる」
販売備品にかかる費用もかかります。「買ってみたけど使いづらくてボツ」な備品もあると思います。試行錯誤を繰り返すうちに「あれ?まあまあ出費してる?」なんてことも・・・。
わたしが購入した販売備品は、
など。
どれも決して高い買い物ではありません。が、買ったもの全てを活用できているわけではないので、熟考して出費することをおすすめします。なんたって「塵も積もれば山となる」価格なので・・・。
ちなみに「デザフェス出展に役立つ便利グッズ」についても紹介しています。
随時更新予定。
交通費・宿泊費などの費用
わたしは東京都内在住なので、東京ビッグサイトで開催されるデザインフェスタまでの「交通費」だけで済んでいますが、人によっては「宿泊費」がかかる場合もあります。
それから「昼食代」も必要になりますし(食べない人もいるかもしれませんが)、明確には費用ではありませんが「釣り銭」も用意しておく必要があります。
わたしの内訳ですが、
- 交通費 約2,400円
- 宿泊費 なし
- 昼食代 500円
大してかからないと見るか、もっと削れると見るか・・・。
かかるお金について考えよう
イベント出展が「販売目的」ではないにしても、お金は必ずかかります。作品制作が第一ですが、お金がかかるということもお忘れなきよう・・・。
では。
◆本日のおすすめ◆
グッズ制作の本には、最小ロットにかかる費用が掲載されているので便利。