【デザインフェスタ】ブースレイアウトも大事だが、作品を梱包する場所や会計方法も大事だ……。

 

2022年11月19日(土)〜20日(日)に開催されていたデザインフェスタvol.56。私は19日(土)にブース番号E-252で『Be Healthy with Physical and Mental』というブース名で、内臓や骨を描いた作品を出展、販売していた。

当日お越しいただいた皆様、作品を購入してくださった皆様、本当にありがとうございました。

で、反省もふまえて、作品の梱包や会計について書く。

 

梱包と会計でバタついてしまった

まず、この記事を読んでくださる人がもしデザインフェスタ(以下、デザフェス)に出展する場合、「最も優先すべきは作品そのもの」ということをお伝えしたい。

これからお話しするような梱包や会計をするための準備だったり、人の目を引くブースを考えたりするのは作品ができてからで十分。1に作品。仮にブースレイアウトで人目を引くことができなくとも、作品があれば、その作品に興味を持ってくれた人が足を運んでくれるはずなので。

なんなら、個人的には、レイアウトとか梱包とか会計とか、そんなんは一旦置いておいて、作品を用意して捨て身で出展してほしいぐらい。しょっぱい結果に終わったとしても、そこから試行錯誤を繰り返すうちに、見せ方のせいなのか作品のせいなのか偶然なのかなんなのかが見えてくると思うので。

 

で、今回の話。

今回私は潔く、ほぼほぼ原画だけで出展したのだが、SNSなどを通じて応援してくださった方が作品を購入してくださった。しかし私は作品を多くの人に見ていただき、届けるための努力をブースレイアウトに全振りしてしまい、せっかく購入いただいたにも関わらず、ワイルドというよりは野蛮な梱包と、決してスマートではない会計をしてしまった。

今回の反省点を箇条書きでまとめると以下の通りである。

  • 梱包用資材(プチプチ)をスムーズに取り出せない
  • プチプチを止めるためのテープが手元にない
  • 作品サイズに適した持ち帰り用の袋がない
  • キャッシュレス決済端末を導入したはいいものの、使い方がわかっていない

お客様を前にあるまじき事態であった。

また、展示が完了するたび頭を抱えるのが、作品や備品を運ぶためのキャリーケースなどをどう仕舞うかである。毎度、キャリーケースの中に作品を包んでいた梱包材をポイポイ放り込んでいたのだが、考えてみると、それだとお客様に商品をお渡しする際、お見苦しいキャリーケースの中を見せることになってしまい、印象がよろしくない。

 

他の作家さんの販売方法を研究してみる

私は主に原画を出展・販売していることから、展示方法や価格帯がやや特徴的かもしれないが、他の作家さんの販売方法に何かヒントがあるかもしれない。

インターネット上でデザフェスの明るいエリア、Sブースの画像を見てみると、長机に布を敷き、その上に高さのある什器を設置し、平面作品や立体作品、キーホルダーやポストカードなどを販売しているようだ。

長机の足が隠れるように布を敷けば、机の下を隠すことができるので、その裏に荷物などが配置できる(デザフェスの規定より、布は防火素材を利用すること)。また什器の裏のスペースを開けておけば、そこで会計や梱包作業を行うことができる。

 

原画販売の場合はどうすべきか

このブログに掲載されているデザフェス関連の記事は、私が試行錯誤を繰り返しながら書いているものなので、原画販売の場合の作品梱包場所、会計方法に関する「答え」はまだない。

が、次回以降考えていることを以下に記す。

  • 作品とは別に、展示や梱包、会計に必要なものリストを用意する
  • 使わない荷物(キャリーケースや上着など)は1つにまとめる
  • 作品サイズごとに梱包材を分ける
    (印をつける、箱や袋などを用いて区別する)
  • 持ち帰り用の袋など備品をあらかじめ購入する
  • 現金会計、キャッシュレス会計をスムーズに行うための場所を確保する

先でも反省点を書いたが、会計でやらかしたことを恥を偲んで書くと

  • 現金会計時、自分のリュックから現金の入った箱を取り出して会計を行う
  • 導入したばかりのキャッシュレス決済端末の説明書を見ながら会計を行う
  • キャッシュレス決済端末は届いた箱に入ったままの状態
  • 1度、焦りすぎて、お客様とともに行うべき金額の確認をしなかった

商品、そしてお金を扱う上で、注意力、丁寧さが欠けている!

デザフェス出展を終えてから現在、絶賛猛省中です。本当に、大変失礼いたしました。優しく対応いただき、ありがとうございました。

原画を販売するため、背面パネルを用いての展示は欠かせないよな〜と思っている。ただ、これまでリーズナブルな価格のドローイングやポストカード、背面パネルに展示できない作品を販売するために長机を借りてきたが、潔く、会計と梱包を行うためだけの小さな机を借りるだけに留め、作品は全部背面パネルに展示した方がいい気もしている

なんせ、アートイベントにしては作品がやや高価格なことを自覚している。にもかかわらず、梱包や会計でバタつくのは、お客様のみならず、その価格に設定した自分の作品にも失礼というものだ。ちょっと次回までに確立させなければならない。

 

販売するなら、「販売」への意識を

「作品を見てほしい」だけだったら、正直ここまでやる必要はないと思う。それこそシンプルに1に作品、2に作品で、たくさんの人が足を運ぶイベントではあるので多少レイアウトは意識したほうがいいと思うが、愚直な作品制作と見せるための努力だけで十分魅力的な展示はできるんじゃないだろうか。

ただ、作品を販売するのであれば、やっぱり見てもらって、手にとってもらった「後」のことも考える必要がある。少なくとも、私はそう考えるし、そう考えてるから書きながらずーーーーーーーーーーーーーーっと反省している。

最近は学業の方も大詰めで、作品制作にばかり向き合ってきたので、ちょっと今度、他のアートイベントに足を運んで、「販売」の研究をしようと思う。

とりあえず、今はそんな感じ!