日々ほぼすっぴんの女が化粧品に求めるもの。人はコスメをどう選んでいるの?

 

はじめに

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どうも、日々ほぼすっぴん女です。

基本的に自宅で作業を行い、そして生粋の出不精、めんどくさがり屋もあいまって、必要に迫られない限り、そして自分から「化粧したいな〜」と思わない限り、すっぴんで過ごす日々が多いこのわたし。

メイクしない=美意識がない、じゃないぞ!」という記事を書いたり、「化粧嫌いのすっぴん女が〜」というタイトルで記事を書いたりしているけれど、決して化粧そのものが嫌いなわけじゃあないよ

「マナー」の名の下に強要されるのが嫌なだけです

そんなわたしは最近、「なるほど、自分を高めるためにするメイクは面白いぞ」と思い始め、少しずつコスメを買い集めるようになったのだが、化粧品売り場に足を運んだとき、ふと気になることがあった。

人は、どのような基準でコスメを選んでいるのだろうか。

 

人はコスメをどう選んでいるの?

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「コスメ選びに対する興味」ってのもあるけど・・・フリーランスになってからというもの「お金」が絡むものに関して興味が湧くようになってね。どういう基準でコスメを選んでいるのか知って、どういう市場があるのか知りたいのよね。んふふ。

でも、まあ、多分、ものすごく純粋に

  • 可愛いから
  • 良い香りがするから
  • こういう顔になりたいから
  • 広告がよかったから
  • 良いと言われていたから
  • モデルやインフルエンサーが使っていたから

みたいな理由で選ぶ人も多いんだろうな、と推察している。

ちなみにわたし自身は、30歳を目前にして「もうちょっと化粧を楽しんでもよくない?」と思うようになってから、コスメに興味を抱くようになった。

最近はもっぱら美容系YouTuberがすっぴんから変貌する姿を見たり、Instagramのメイクアップ動画やコスメ紹介画像を見て楽しんでいる。「へー、使ってみたい」と思えるようなコスメに出会うこともしばしば。

とはいえ、「いいな」と思ったからぽんぽん買う、なんてことはしない。

わたしにはわたしなりに、化粧品に求めるもの、コスメを選ぶための確固たる基準があるのだ

しかし、まあ、とにかく、どうやって人がコスメを選んでいるのか気になったので、巷の「コスメの選び方」について調べてみたわけだ。

 

コスメの選び方(年代編)

「コスメ 選び方」と調べたところ、まず出てきたのが「年代別」の選び方だった。わたしが読んだ「年代別」の選び方をざっくり説明するとこんな感じだ。

  • 20代
    まず気になるものを試す。自分の好みや似合う・似合わないを知る。
  • 30代
    30代をターゲットにした雑誌を参考に選ぶ。自分の肌の気になる部分や好きな色・質感に沿って選ぶ。
  • 40代
    肌の悩みなどに関する口コミを参考に選ぶ。

・・・雑誌や口コミを情報源にコスメを選ぶ人は多いだろう。

でも、「30代だから」「40代だから」みたいな理由で「雑誌や口コミを情報源にしよう!」と考えている人は少ない・・・んじゃないのかなあ。

まあ、でも、インターネット上でコスメ関連の情報を探そうとすると、WEBメディアの設定年齢が「やたら若いな」と感じることはあるけどね。

そう考えると、コスメ雑誌が想定してそうな年齢層は20代後半〜な感じするし、30代、40代がコスメ選ぶときは、雑誌や口コミが参考になるのも、まあ、事実なのかな。

 

コスメの選び方(成分編)

化粧に関心を持ち始めたわたしが、今一番関心があるのが「成分」

食品商社に勤めていたときに「食品表示検定」をうけ、まあ、その前から商品裏面に記載されている「表示」には興味津々だったのだが、その興味が化粧品に対しても向いている。

が、・・・そもそも、肌にいい・悪いってなんだ?!

「〇〇の成分を肌に与えるからいい」なんて、そんなこと本当にあるのか?!

百貨店の化粧品売り場、特に「オーガニック」を謳うコスメコーナーをまわるとき、この疑問を周囲に対してバッチバチに散らしながら歩いているせいか、本当に、一度も、BA(ビューティーアドバイザー)さんから話しかけられたことがなく、残念に思っている。

「オーガニック」「無添加」「肌にやさしい」を謳う商品には興味があるのだから、話しかけてくれたっていいじゃない(肌に悪いより優しいのほうがいいに決まっているじゃない)!!!

閑話休題

化粧品の裏面に記載されている表示をチェックする際には、薬機法により義務付けられている全成分表示のルールを頭に入れておくといいらしい

その大枠は

  1. 配合量が多い順に記載
  2. 配合量が1%以下のものは順不同
  3. 着色料は配合量に関わらず末尾に記載

それからキャリーオーバー成分(原料から成分を抽出するために使われる成分)には表示義務がない。

すなわち、原料抽出に使用された薬品や原料を育てる際に使った農薬など、ツッコミたい人がツッコミたいような内容には義務表示がない

そして、成分表示が多ければ多いほど良いってわけでもなければ、少なければ少ないほど良いってわけでもないのが化粧品。

例えば「防腐剤」。

「防腐剤フリー」と記載されている化粧品も少なくないが、防腐剤の役割を考える必要がある

化粧品は食品と違い、口を開けてからすぐに使いきれるものではない。しかし食品と同じで、空気に触れれば劣化し、宙をアホみたいに舞っている微生物とか指先の雑菌が繁殖すれば腐る。

みんな体に表皮常在菌を引っ付けて生きてるし、普通の毎日を送る中で完全な無菌空間に触れることはないだろう。それすなわち、「化粧品に微生物がIN!」は付き物だってことだ!

腐ったものを食べれば腹を壊す可能性が高い。化粧品も同じ。本当に防腐剤フリーで、防腐効果のある成分が一切入っていない化粧品に微生物がIN!して、化粧品が悪くなったら、その悪くなった化粧品をつければ、肌トラブルにつながる可能性は高くなるよね。

とはいえ、強力な防腐剤そのものと肌の相性が悪いことだって十分考えられるから、それはもう、自分の肌と相談して、どの程度の防腐力とお肌に優しい力があるものを選ぶかを決めなければならない。

というわけで、成分で化粧品を選ぶ場合には、「どの成分が良い・悪い」って決めつけてああでもないこうでもないって選ぶよりは、自分がどの成分を避けたいかを明確にしてから裏面の記載をチェックするのがいいんだろうな

 

コスメの選び方(価格編)

価格も重要でしょう!

化粧品の価格ってピンからキリまであるよね。でも高いからいいわけでもないし、安いから悪いわけでもないのが化粧品の面白いところ。

「なんでこの価格?」ってなるような商品はいっぱいある。色とりどりの化粧品を眺めていると時々「ブランドと価格が違うだけで、色と質感の違いがわからないのだが・・・」みたいな商品を見かけることも多々あり。

美容系YouTuberさんの動画でも、めちゃくちゃ似ている「プチプラ」と「デパコス」を比較している動画があがっていて、必ずしも「デパコスのほうがいい」とは言わないからとても面白い。

でも、どんなに「プチプラ」に軍配があがっても、「デパコス」を購入する需要があるから、それもまた面白いよね。もちろん理由は人それぞれ違うから、明確な検証実験を行うには相当な準備が必要になりそうだけど・・・。

 

ほぼすっぴん女が化粧品に求めるもの

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元・化粧嫌いの化粧ポーチには、一応「マナー」の名の下に用意された基本的なコスメが入っている。「いただきもの」多めだけどね。

日々ほぼすっぴん女は、化粧をしたときの肌の重苦しさがどうも苦手だ。それから、幸いにも悪目立ちするような肌トラブルに見舞われることが少ないため、ファンデーションなどでよく謳われる「カバー力」に魅力を感じない。

そのような特性(?)から、わたしは

  • 化粧を落とすのがラクかどうか
  • 血色をよく見せてくれるか
  • 好きな質感かどうか
  • 価格

の4つを基準にコスメを選んでいる。

わたしは化粧をしても大して化けることができない。カバー力を求めていないだけでなく、実は今でも「化粧崩れ」が何を意味しているのかイマイチ理解できていない。人間、生きてりゃ汗もかく。肌もテカる。崩れるのは当たり前じゃないの?!側の人間だ。

そんな奴なので、わたしは「落としやすさ」を重視する。

「化粧しないより化粧するほうが肌にいい」という説が一切耳に入らないこの世の中。それなら「化粧してない肌を大事にするに決まってんだろ!」ってことで「落としやすさ」最優先。

お気に入りはダントツでお湯落ちするもの。

「崩れやすい」「カバー力がない」という口コミも見かけるお湯落ち&石鹸落ち化粧品だが、わたしからすれば、ただ肌の上にのせているものが落ちるのは当たり前のことなので気にしない。

あと、唇や頰から血の気が引いて血色が悪くなることがあるので、健康的に見える色の化粧品を選ぶようにしている。2019年はブラウンリップとやらが流行っているようだが、わたしがブラウン塗ったら不健康そのものだよ!!!

 

だから化粧は面白いのか

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元々、普段化粧をほとんどしない割には、コスメに興味があった。「なぜ人は、色も質感も成分もきっと大した差がないのに、価格やブランドの違いでときめいたりするんだろう」なんてことを思っていた。

でも人は、自分自身の「良い・悪い」で判断できてしまう自分の気分が上がるものであれば、成分がほとんど同じでも「ブランド」を買ったりするものだ

これだから、コスメは、化粧は、お金は、市場を考えるのは、面白い

化粧をする理由は人それぞれ違う。「より可愛くありたい」「魅力的でありたい」「自分の肌につけるものだからこだわりたい」「若々しくありたい」等々、思いは色々あるだろう(個人的には「周りが化粧をしてるから」という理由で化粧をしている人には「それは・・・思考停止だ!」と咎めたくなる気持ちもあるが・・・)

コスメが、化粧が、人々の感情に与える影響力の強さは計り知れない

日々ほぼすっぴん女が化粧品に求めるものは「落ちやすさ」という、広く売り出されている化粧品が謳う売り文句とは真逆ではあるものも、この基準もまた、コスメ業界の需要を生み出すひとつの指標でしかないと思うと、やっぱり楽しい。

今あるコスメがなくなるまでは、新しいコスメを買うつもりはないけれど、今後も「人がどうやってコスメを選んでいるのか」は追っていこうと思う

なるほど、化粧は楽しいね。

では。

 

◆本日のおすすめ◆

「オーガニックコスメ」をよく見かけるが、この著者ぐらい説得力のある売り文句で売り出してほしいものである。

なお、この本についてのわたしのレビューはこちら

 

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