生まれてから20年間を過ごし、今やわたしの活動拠点と化した東京の西の端「青梅」。そんな青梅にあまりにも素敵なオープンアトリエがあることをみなさんご存知だろうか?
っていうか、そもそも、みんな「青梅」ってご存知?!
・・・存じ上げているテイで話を続けるけれど、オープンアトリエ「6月ハウス」で開催される「6月祭」にて、作品を1点展示させていただけることになった。ので、その告知と、居心地が良すぎる「6月ハウス」についてお話しさせていただきたい。
『6月祭』開催!
【6月ハウスの6月祭を開催します!】
— 6月ハウス (@art_6gatuhouse) 2019年5月31日
6/11(火)〜20(木)まで「黄色」をテーマとした総勢9名の作家による展示を行います。15(土)&16(日)にはライブパフォーマンスやワークショップ、15(土)はゲストに立花亭さんと焼き菓子にの帆さんが駆け付けてくださいます。
皆様のご来場をお待ちしてます! pic.twitter.com/2nIw0pYQK5
6月祭の概要
- 日程 2019年6月11日(火)〜20日(木)
- 時間 13時頃〜17時頃
- 会場 6月ハウス(青梅市西分町1-115)
- 入場 無料
15日・16日のライブパフォーマンスは投げ銭制
15日・16日のワークショップは有料
青梅にあるオープンアトリエ「6月ハウス」で開催される「アートを身近に体験&体感できるイベント盛りだくさん」なお祭りである。
企画展「梅子黄(うめのみきばむ)」では、総勢9名の作家さんが「黄色」をテーマにした展示を開催。
6月15日(土)と16日(日)の13時からは、6月ハウスで活動するアーティスト・酢平☆さんと現代音楽家・一樂まどかさんによるライブパフォーマンスを楽しむことができる。酢平☆さんは「音を聴くと色や形を感じる共感覚」の持ち主だ。
ライブパフォーマンス後、14時から行われるワークショップ「この音どんな色・形?」では、音から連想される色や形を思い思いに描くことのできるワークショップだ。わたしたち夫婦も一度体験させてもらったが、これが、ものすごく楽しい。
※ワークショップの定員がすでに満席の可能性があります。
(↑)「この音、どんな色・形?」体験レポ
6月ハウスとは
青梅にあるオープンアトリエ「6月ハウス」。
アーティスト・酢平☆さんが取り組んでいた「長屋アトリエ化計画」で見事オープンアトリエとして生まれ変わった大正時代から建つ長屋。大正だよ、大正!?
(↑)プロジェクトは終了しているが、活動報告を読むと、大正時代から建つ長屋が徐々に修繕され、アトリエへと生まれ変わっていく様子が楽しめる。
酢平☆さんとは
「マレーバクと米が好き」なアーティスト・酢平☆さん。彩り鮮やかな世界観と、可愛らしい動物、そして食欲をそそられる食べ物の絵が本当に素敵。
わたしが好きな作品を勝手に選出すると、「溢れる!」「すきなさかな、ぶり」「甘い夢」。
・・・食い意地張ってるのがバレる。
koyomi yusanとは
「6月祭」にはkoyomi yusan vol.5の文字が記されている。koyomi yusanとは、酢平☆さんと一樂まどかさんによるアートユニット「6月の古墳」が主催する、季節を感じるアートイベントの名称だ。
koyomi yusanのイベントでは、季節の変化を細かく伝えてくれる「二十四節気」「七十二候」をテーマにしたワークショップが開催される。
これが、また、粋で楽しいんだわ!
近年、異常気象により「四季を感じるというより、冬の寒さが厳しめの東南アジアみたいだわ(個人の意見です)」な気候と化した日本。
だけど、koyomi yusanのイベントに参加すると感じるのだよ・・・「二十四節気」や「七十二候」という粋な暦で季節を感じることができる豊かさを。
展示させていただく作品
で、わたしは企画展「梅子黄(うめのみきばむ)」に参加させていただくのだが、いかんせん普段描いているモチーフが「内臓」なもんで、「黄色」というテーマにはものすごく悩んだ。わたしが描く内臓、血で真っ赤っかなもんで。
はじめは「肥満体のお腹を割いて、黄色い脂肪でも描こうかな」と考えていたのだが・・・字面だけ見るとあまりにも猟奇的だし、「梅子黄(うめのみきばむ)」から連想される「黄色」にしてはおどろおどろしいのでやめた笑。
で、選んだのは、今年の3月に行われた『一触即発展示会』で展示した作品の1つだ。
展示する作品は「Buddha mother's」という作品。
亡くなった母の喉仏を描いた作品。この作品も、「梅子黄(うめのみきばむ)」から連想される「黄色」とは少し遠いかもしれない。
が、展示作品は「黄色」というテーマだけでなく、わたしの画家活動のテーマ「心身の健康」「生死」にも沿っている。また幼い頃にはじめて「死」を知った土地は地元・青梅であり、通っていた幼稚園が仏教だったからか、漠然と青梅という土地には死の匂いや仏の姿を感じている。
わたしの中ですんなりと「飾っていただきたいのはこれだ」と思ったので展示していただいた。新宿眼科画廊でご覧になってくださった方にとっては新鮮味がないかもしれないが、思い入れのある作品が地元・青梅で展示されることは、とても嬉しい。
梅雨のユウウツさを跳ね飛ばせ!
出典元:https://twitter.com/art_6gatuhouse/status/1134994217053315073
そろそろ梅雨が到来する。
ジメジメとした空気やいつまでも降り止まぬ雨に辟易とする人も多いだろうが、ぜひ6月ハウスにて行われる「6月祭」に遊びに来ていただきたい。
もうね、本当にね、めっちゃ素敵なアトリエだから。ほんと。語彙力失うほどの居心地の良さ笑。
なんならわたしは地元民なので、事前にご連絡いただければ青梅駅から会場までご案内いたします。ぜひに。
では。