“とある在宅ワーカー”とはもちろん私のことである。
はじめに
Twitterを眺めていたら、こんな記事に出会った。
わたしは数年前から在宅ワーカーだが、新型コロナウイルスの感染拡大により、「リモートワーク」の認知度が一気に進んだように思う。
リモートワーク(在宅勤務、テレワークと呼ばれることもある)とはオフィスに通勤しないワークスタイルのことである。
自宅など、プライベートな空間で働くことができるため、「満員電車に揺られずに済む」といった利点もあるリモートワーク。しかし実際にやってみると、意外と厄介だ。
確かに、周りを気にせず、好きな環境で仕事ができるのは魅力的だ。
だが、自己管理一つで怠惰にも、仕事中毒にもなれる。
仕事の成果が出せなければ、そのリモートワークはただ家でダラダラしている人になってしまうし、いつまでも仕事をしていたら、休むタイミングを見失い、体と心をぶっ壊す可能性だってある。
個人事業主ではなく、雇用されている人のリモートワークであれば、ミーティングや同僚とのやりとりがあるだろうし、自然とメリハリがつくんじゃなかろうかと思っているが、プライベート空間が生み出す誘惑の魔力はまあまあ強いと伝えておく。
リモートワークのコツ
だらけないためにも、仕事中毒にならないようにするためにも、「リモートワークのコツ」が役に立つ。
先で紹介したWIREDの記事には、
- きちんとした服装と「境界線を引く」行動
- 仕事専用のスペースをつくる
- たまに外出する
- 「Slack※」を活用する
- テレビはつけない
- ヘルシーな軽食を用意
- きちんと「終わり」を区切る
がコツとして紹介されていた。
※Slackとはビジネスチャットアプリのこと。
記事中では“オフィスでの何気ない会話がその場の全員を巻き込んだ重要なミーティングに発展することはよくあるが、当然それには参加できない”から、それに近いことをSlack上でやりとりしてみてはどうか、と提案されていた。
もちろん、Slack以外のコミュニケーションツールでもOKだと思う。
リモートワーカーの中には“きちんとした服装と「境界線を引く」行動”らへんに「それじゃあリモートワークの魅力が半減だよ!」っていう人もいるんじゃないかな。
でもやっぱり
- 自制が効かない人
- 自制が効きづらい人
は“きちんとした服装”をして「これは仕事」「プライベート空間にいるけど、今は仕事」って意識する必要があると思う。
だからWIREDが紹介するコツはとても参考になるよ。
わたしの場合
とはいえわたしは「3.たまに外出する」以外はやっていないか、もっとゆるい。
わたしの場合は
- 家事を片付ける
- 仕事しやすい環境に整える
- たまに外出する
- 全力の7割の計画を立てて仕事をする
- 疲れているときは手を止める(〆切が近くないとき限定)
- 丸1日は働かない
- やらない時間を決める
である。
字面だけ見ると、まるで働く気力のない人のように見えるかもしれないが、全力投球しすぎて複数回体と心をぶっ壊しているがゆえ、わたしには全力投球しないことが仕事を続けるコツなのだ。
なお前半1.〜2.は、ここ最近の儀式みたいな行動である。夫を送り出した後、食器を洗い、洗濯物をし、部屋の掃除と片付けをし、仕事以外の気になることを全部片付けてから仕事にとりかかる。1.〜2.をやれば、もう仕事をやらざる得ないぐらいになる。
これがわたしにとって一番メリハリのあるルーティーンかもしれない。
もちろん、WIREDの7カ条のような、キリッとしたメリハリに憧れる気持ちもある。でもわたしは正直、“服装”や“仕事への向き合い方”はプライベート空間の誘惑に甘えたい。
なので、その分「やるときはやる!やらないときはやらない!」のメリハリに仕事の仕方をふった。
メリハリの強度は人によりけり
ただ、この「やるときはやる!やらないときはやらない!」スタイル、「結局行動しない人」には全然向いていない。
プライベート空間の誘惑に負けて仕事が進まない人は、もしWIREDのキリッとしたメリハリが嫌であっても、WIREDのキリッとしたメリハリ7カ条に従って仕事をした方がイイと思う。そうじゃないと堕落するだけだから。
逆に、
- 放っておくといつまで経っても仕事をし続けてしまう人
- 仕事大好きだけど休むのが下手で体と心をぶっ壊した経験のある人
は、わたしの事例、もしくはそれよりもゆるいメリハリの付け方ぐらいにした方がイイと思う。じゃないと、本当、体と心ぶっ壊して、大好きな仕事ができなくなるから気を付けろ。
自分なりのメリハリを見つけよ
結局、どのような内容の話であっても、「紹介された内容を完コピするからうまくいく」…なんてことは絶対になく、自分なりのものに形を変えていく必要がある。
先で書いた通り、わたしは「WIREDの7カ条で仕事に臨めたらパフォーマンス上がりそうだな」と思いつつ、「でも、このメリハリがひとつでも崩れたら調子狂いそうだな」「プライベート空間ならではの良さをもう少し残したいな」とも思っている。
それから、昔のように体と心を壊すわけにいかない(全力投球するとすぐしんどくなる)ので、わたしの事例はWIREDに比べるとめちゃくちゃゆるく見えるだろうが、わたしにとってはベストなのである。
わたしにとってベストであり、かつ、それが仕事の成果に支障をきたさないのであれば(←ここ超大事)、それがもう抜群にベストな方法になる。
というわけで、試行錯誤あるのみです。
では。
◆本日のおすすめ◆
メリハリというか、在宅ワークの“お供”におすすめなのがお茶。いろんなお茶でリフレッシュするのが、大学〜大学院からの習慣。おすすめをいくつか。
ヒース&ヘザーのハーブティーがお気に入り。「有機ラベンダー&エキナセア」は名前の割にハイビスカスとレモングラス強め。酸味があるのでシャキッとする。
ミントティーはリフレッシュの定番。そして、割とどのブランドもハズレなし。