「外出自粛」が続く今日この頃。
わたしは元々、放っておくと全然家から出ないタイプのため、「外出自粛」な今もなんとか(できる限り)普通の日々を過ごせているのだが、そんなわたしを困らせる事態が2週間ほど前から発生していた。
Wi-Fiがつながらないのだ。
会社名は伏せるが、同じWi-Fiを使っている人であれば「お前もか…」と思っていただけることだろう。日本が「外出自粛」を要請する前から通信障害がちょくちょく出ていたのだが、これがどうやら新型肺炎の影響らしい。
Wi-Fi会社も今必死になってリカバリーしているだろうから、「つながんねえんだけど?!」と怒りの電話を入れたりするのはやめておこう。通信で働く方のお力を信じ、応援しよう…とは思ったものの、やはり在宅ワーカーにとってネット環境は必要不可欠。
というわけで、わたしがとった行動は以下の通りである。
- ファミリーレストランの無料Wi-Fiをお借りする
- スマホのモバイルデータ通信を使って仕事する
- ネット環境が完全に遮断されたわけではないので「ゆっくり」仕事をする
ファミレス戦法
3月31日時店では、先週末の「外出自粛」要請にいち早く反応した飲食業の一部が泣く泣く店を閉め始めているので、もしかしたらもうできないかもしれないが、近くのファミリーレストランに無料Wi-Fiがあるので、そのWi-Fiを利用して仕事した。
『スマホを落としただけなのに』の題材にもなっているが、このような場所の無料Wi-Fiというのは決して「セキュリティが超頑丈!」なわけではないため、活用する際には注意が必要だ。
とはいえ、わたしは映画・ドラマ考察記事を書くために動画を鑑賞する必要があり、自宅のほぼほぼつながってないWi-Fiを使っては全然動画が前に進まないので、無料Wi-Fiをお借りする他なかった。
…つったって、40分ほどの動画観るのに2時間近く費やしたけど。
なお、無料Wi-Fi完備ファミレス戦法のメリットとデメリットは「時間」。
わたしが通うファミレスは「混雑時90分制」をとっているためお昼時になると長時間居座る客にきちんと声がかけられる。長時間居座る客とはすなわちわたしのことだ
「お声かけ」が嫌なのであれば、比較的空いている早朝やお昼時、夕飯時を「避けた」時間帯に行くのがいい。
<一方で、時間制限のおかげで仕事がはかどるタイプは、ぜひ10時くらいに訪れ、11時半〜13時に他の客と店員に「90分制」のプレッシャーをかけてもらうのがおすすめだ(もちろん、「お声かけ」後は5〜10分以内に退席しようね!)。
スマホ戦法
ファミレス戦法、しかも90分プレッシャー制がお気に入りだったわたしだが、90分では絶対に終わらせられない仕事もある。そんなときに「お声かけ」されると、店員さんは何も悪くないのに「ああー!!!」と大声をあげたくなってしまう。もちろん、あげないけど。
で、編み出したのがスマホのモバイルデータ通信で仕事をする戦法だ。
これには事前準備が必要である。
娯楽封じだ。
YouTube鑑賞、Twitter、Instagram等々、娯楽かつ通信量を「くう」やつを封じるのだ。別に封じたところで通信環境に「貯める」なんて概念がないのは重々承知だが、要するに、サクサク仕事を進めたいなら優先順位を決めろ、ということだ。
正直な話、スマホのフリック入力よりパソコンのキーボード入力で打ち込む方が断然好き。パソコンなら別のウィンドウで動画を見ながらもう一方のウィンドウでメモが打ち込めたりするのに、スマホはそもそも画面が小せえし、わたしが不器用なのも相まっていらん操作してしまってイライラしたりする。
だからスマホより断然パソコン派なのだが、パソコンがネットにつながらず全ッ然稼働しないときには、もうしょうがない。背に腹は変えられない。
まあ、だから、スマホ戦法はいやいやなんだけど。でもあると便利。
「ゆっくり」戦法
先に言っておくが、「せっかち」を自覚している人にこの戦法は無理である。
わたしが活用してきたWi-Fi。サクサクつながらなくなってしまったものの、どうやらゆーっくりと動いているらしく、ネット環境0…というわけではないのだ。もちろん速度の遅さに「タイムアウト」することもしばしばあるが。
しかし、動いている。
なので、ネット環境に期待せず仕事する。
「全然進まねえなあ」と思いつつ、んで実際、全然進まないので片手に読みかけの本とか持ってみたりして、ゆーっくり、のーんびり仕事をするのである。
ちなみに、わたし(せっかち度40%)はこの戦法を編み出したものの、全然通じない2日目には軽くキレたため、2日連続でやるのはおすすめできない。
翌日に「おやすみの日」を定め、「ま、今日ぐらいはのんびりやってやっか」と心の余裕をつくろう。
そうじゃなきゃ、とてもじゃないけどおすすめできない。
いいこともあった
スケジュール帳パッツパツに仕事を入れている在宅ワーカーにとっては「Wi-Fiがつながらない=死」だと思う。
わたしがこの、苦し紛れに編み出した戦法で3月下旬を乗り越えられたのは、元々「無理すると体壊すからほどほどに」をモットーに仕事をしてきたからだとも思う。
Wi-Fiが通じないのはまあまあきつい。
「外出自粛だからこそ映画やドラマを楽しもう!」ってな旨のツイートが目に入ってしまったときは、ちょっとだけ「死んだ(Wi-Fiがつながらない=死)」と思った。
でもWi-Fiが死んでたからこそ、週末は絵をのびのびと描いたり、読書をしたり、勉強したり…気を散らすことなく集中したいものに集中できた。これはいい点だった、本当に。
…
…
…でもやっぱり、Wi-Fiには死んでほしくないのであった。
では。
◆本日のおすすめ◆
鶴見済さんの本読んで、たくましく生き抜くしかないよね。