ヘアドネーションのために髪の毛を伸ばしている真っ最中である。胸の下まで髪の毛を伸ばしたのは幼稚園以来。大抵首筋が見えるぐらいのショートヘアが定番だったため、「長髪は乾かすのに時間がかかるなあ」と思いながらドライヤーをかけている。
ドライヤーで乾かす。
この行為が本当に嫌いである。
長い髪の毛を乾かすのはまあまあ時間がかかる。しっかり乾かすなら最低でも10分はかかる。しかも両手は塞がり、耳元で大きい音がしてうるさい。同時に作業がもっともやりにくい行為である。
手隙なのは視覚ぐらいか。
視覚…
視覚をちゃんと使えばいいじゃん!!!
字幕ONで動画を観るススメ
というわけで、わたしはドライヤー中、海外動画に英語字幕をつけて観ることにしている。
ドライヤー中の動画鑑賞自体は決して珍しいものではないと思う。でもわたしは、ドライヤー中の動画鑑賞である変化が生じた。
それは…
- ダラダラ動画を見続けないで済む
- 「勉強しよう」のハードルが低くなる
である。
まず、同時に作業しづらいドライヤーの時間に、動画鑑賞という娯楽をもってきたことで、娯楽を楽しむ時間と仕事に集中する時間のメリハリがついた。
動画鑑賞(YouTube鑑賞)の恐ろしいところは、段々面白くなくなってきても、ずーっと見続けてしまうことにあると思う。動画鑑賞は、割としっかり人の思考力を奪ってくる気がする。
でもドライヤー中なら、乾かす行為の退屈さを解消するという意味が生じて、髪が乾くと素直に「おーわり」と思えるものである(乾く時間と同じくらいの分数で動画を選んでいるというのもあるけど)。
そして娯楽らしい動画を選ぶ際、英語の勉強もかねて、海外動画に英語字幕をつけて観るようにしている。
わたしは「英語を勉強しよう」と奮い立っても、勉強スケジュールが狂ったりするだけで、途端に続かなくなるタイプである。しかし勉強は継続が大切だ。それなら気軽なノリで毎日英語に触れるほうが効果的なのではないか?
動画の内容はバリバリの英語学習ものである必要はない。メイク動画でもいいし、『TED』のようなプレゼンテーション動画でもいい。
とにかく、興味のある海外の動画を英語字幕で観るのだ。
人がナチュラルに話すスピードで英語字幕が流れるため、読むのはそこそこ大変である。しかしそのスピードで読むことに慣れてくると、段々と英語を英語のまま理解できるようになってくる。
動画鑑賞は面白いが、ダラダラ見続けてしまうのが難点。勉強は続けるべきだけど、意気込めば意気込むほどやる気が起きなくなる。そんな2つの行為を、ドライヤーで髪を乾かしている最中に取り組むだけで、気分転換にも勉強にもなるだなんて…
一石二鳥だと思いませんか!!!
英語字幕には難点もある。大衆向けにつくられたわけではない、いわゆるYouTuberの動画の場合、英語字幕がどうしても“自動生成”になってしまい、その人の喋り方や癖によって誤った字幕が表示されることもある。
とはいえ、その人たちが動く様子も映し出されているので、何言っているのかは大体わかると思う。“自動生成”字幕のミスはご愛嬌ってもんだ。
ちゃんとした文章を追いたい場合には、『TED-Ed』のような教育系の動画を観ることをおすすめする。これは教育ジャンルだけど、机に座って勉強するような動画ではない。8分間ぐらいの動画で、素朴な疑問を解き明かしていくような内容なので面白い。
こんな風にして、わたしは退屈なドライヤー時間を娯楽&勉強の時間に変えた。
- 油断するとダラダラしがちな人
- 勉強に真面目に取り組もうとすると失敗する人
- かつ、上記を直したいと思っている人
には、おすすめだよ。
では。
◆本日のおすすめ◆
『TED-Ed』はアニメーション動画で理解しやすい。
スタディハックは楽しい。