こんにちは、齋藤吐夢です。
▲うう、めっちゃかっこいい・・・!
先週の金曜日、公開となった『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観て参りました。もうね、すごく満足できた。
ゴースト・イン・ザ・シェル
日本が誇るSF漫画の一つといっても過言ではない『攻殻機動隊』をアメリカが実写化してくれたこの作品。
漫画の実写化映画によっては、出来の悪さから批判も殺到するんですが、そんな中よく勇気出して作ってくれたな!と思ってました。製作が決まってから笑。
予告編を始めて観た時から「おお・・・出来がすごい・・・」と思っていましたが、実際に観てみるとねえ、もっともっと良かった笑。お金の力を感じた笑。
ただやっぱり原作の発想力は、日本人最高!って思うね笑。『攻殻機動隊』は、日本人の誇りだな、と確信した笑。
語彙力を失う笑
ゴーストインザシェル観てきたんやけん、原作に予想以上に忠実で、クソほど良かった。
— Kho-K(片山香帆)@Writer&Painter (@Kho_TOKYO) 2017年4月7日
マジでクソほど良かった...!!!
クソという言葉が最大の褒め言葉であると信じてやまない私にとって、ゴースト・イン・ザ・シェルは本当にクソほど良かったのです・・・笑!!!
それ以上の語彙力を手に入れられなくなるほど、観終えた後に、なかなか立ち上がれない系の余韻。あんな世界になったらいいのに、となったら困るな、の絶妙な感覚。
原作が28年前に作られたと聞くと、ちょっとどころかかなり引くのでありました。なんちゅー漫画なんだ・・・攻殻機動隊。
賞賛させてくれ!
ということで、この映画についてクソほど賞賛させてほしい。
させてくれ笑!
私はとても好きだった。原作ファンの皆々様の愛の向け方が一人一人違うのは重々承知している。
事実、娯楽は人によって好き嫌いは大きく分かれる。この映画だって「駄作じゃねえか、こんなもん!」と言う人もいるのだろう。
が、このブログを書く私にとっては最高極まりない作品であった。
役者陣が良かった
まず役者陣が良かった。少佐を演じたスカーレット・ヨハンソンに拍手を、それはもうとんでもないくらい、手が痛くなって不能になるほどの拍手を送りたい。
オファーをもらってから、初めて原作を観て、軽くびびったと同時に作品そのものに惹かれて受けてくれたという逸話がある。
本当、その肝の据わり方がそのまま少佐だよ!
義体(人工ボディ的なやつ)感が出ている肌の質感や肉感にも感動した。何だろう、人だけど人じゃない感じ、人じゃないけど人な感じが、佇まいだけで滲み出ていた。
荒巻課長役の北野武も凄かった。違和感なし。武さん特有の滑舌の悪さと凄みが
かえって荒巻さんだった。
ちなみに、北野さんは日本語で台詞を話す。他の役者(サイトーを除く)は英語で話す。でも違和感なし。むしろ世界観のおかげで自然。
バトーもトグサもサイトーも再現率が半端ない。何だ、これは。ファン感謝祭かなんかか、ってくらい、徹底してた・・・と思っている。
映像が良かった
▲映画を観るたび、クリアファイル買ってます笑
再現率で言えば、映像も凄かった。
漫画の実写化にありがちなのが、映画限定の設定を色々付け足して、キャラ以外ブレブレになること。
ただ、この映画、映像のすり合わせの度合いが異様に高かったのだ。原作ファンも「おお、観たことある、この画!」と思える。
もちろん映画化に伴い、原作漫画、アニメ、連続アニメ版のいいとこ取りのような脚本には書き下ろされていたものの、不満は抱かない。
あの街のディストピア感、やばかった!
原作ファンでなくても
原作ファンなら、「この画観たことある!」とか「バトー!!」「トグサ!!」「少佐ぁぁぁぁ!」みたいな楽しみ方が出来たと思う。
この映画すごいのは、恐らく原作を知らなくても、電脳や義体化の設定さえ理解できれば普通に楽しむことのできる映画だったところだ。
「原作は知らん、でもスカヨハが好き」でも全然観れる。
まあ、SFが超嫌いって人は論外かもしれんけど笑。
悪い点は特に見当たらない笑
だから、と言っては何だが、悪い点が特に見当たらなかった。割ともう一回、いや三回くらいは観たい。音楽も良かったし、あと個人的には桃井かおりが最高だった。
悪い点を知りたい場合には、この映画の評価があまり高くない他の人のブログで探してほしい笑。
私はダメだ、好きすぎて短所を述べることができない笑。
原作を見直したくなる
原作を見直したくなってたまらなくなった。漫画版も、押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』も、テレビアニメ版も、何もかも全部観たくなった。
それぐらい攻殻機動隊は関わった人の愛の濃い作品だと思っている。
しかもさ!
聞くところによると、吹き替え版だとアニメ版の声優さんが声を担当しているんでしょ?!初めて吹き替え版を観たいと思ったわ!!!
てな訳で、最高に良い映画でした。
では。
◆本日の一冊◆
原作の割と喋る少佐も好きです。