こんにちは、齋藤吐夢です。
出典:http://natalie.mu/eiga/news/196534
*前置き
今回の映画において、私は戦車についての知識は全くなく、4Dのためにつくられた映画としてみてきましたので、
戦車に関する情報等は一切ございませんのでご了承ください。
4D映画は体感しましたか?
映画業界で注目を集める体感型シアターが、この4D映画です。
モーションシートと呼ばれる専用の座席に着席すると、映画のダイナミックな映像に合わせて座席自体が動き、まるで映画の主人公になったかのような体験ができる新しい形の鑑賞スタイルです。
座席が動くだけではなく、ホラーやドキドキハラハラ感のある映画では足元に"何か"を感じることができたり、
水しぶきや砂埃の感覚、爆発時の光も体感できるというから驚きですよね。
映画館が戦車になる!
そして今回、4D専用の映像といいますか、公開されている映画の4D上映ではなく、4Dのための映像作品を今回見てきました。
体感型上映システム「MX4D」専用に製作され、戦車に同乗しているような感覚を体感できる映像作品。陸上自衛隊の北富士演習場でロケを敢行して撮影された本編映像の大半に、座席が動くシートアクションを取り入れ、走行シーンや榴弾砲に撃たれる衝撃などをリアルに再現。対戦車戦を想定した模擬訓練の様子を描き、5台の戦車に分乗した隊員達が、小隊長の作戦のもとに前線突破を目指し、敵の本部を破壊するミッションに挑む。
実際の自衛隊の演習場でロケを敢行した、という前情報を一切知らず笑、ただ4D映画のためだけにつくられた作品とのことで観て参りました。
とむ的作品評価
63点/100点
今後の4Dへの期待度★★★★☆
4D体感の感動★★★☆☆
ストーリー性★☆☆☆☆
未体験の感動は確実に得られる
作品自体が2Dではあったものの、遠近感のある映像でなくとも迫力満点です。
大型戦車に実際に乗ったことはないのですが、終始振動が座席に伝わり、お尻がブルブルビリビリ揺れ続けている状態でした。
戦車の急発進急停車に合わせて急激に後ろや前へ体が持っていかれる感じはなかなかリアルかもしれません。
砲撃するたびに客席に向かい光がたかれ、目がくらむため、実際に戦闘訓練を行った場合、勢いの良さに目を瞑ることはありえるでしょうから、リアルの追求でいえば、光の効果というのはなかなか面白いのではないでしょうか。
時折シュールさに苦笑
ただですね...
やはり4Dはまだまだ発展途上なんだなと思い知らされることは多々ありまして。
例えば風の効果。
戦車が走るカットの時に風が吹くんですが、毎シーン毎シーン聞こえてくる
ッシュー!!!
という機械の出す風の音!笑
明らか映像に合わせてアクションしてます感が満載なんですよね笑
後は以前人生で初めて4D映画として『ジュラシックワールド』を観てみた時にも思ったのですが、視点が定まらないんですよね。
一人称視点の映画ってあまりないですよね。体感型の4Dって多分体感というキーワードにもあるように一人称視点が向いているのだと思うんですよ。
今回戦車4Dはできる限り一人称視点を貫こうとしていたものの、間間に戦車の失踪シーンや、仲間とのやりとりが大画面で挿入されるんですよね。
その時の「今感じている揺れは一体何だろう感」がどうしても否めない。
またモーションシートのガクンガクン動く感じやシュールな風、水しぶき、光のオンパレードで映像に集中できないです笑
アトラクションだと考えれば、今回の映画は全然楽しめるんですが、まあ、映像に集中したい映画なんかでは、魅力的なコンテンツとしてはまだまだかな..!
体感する価値はあります。
でも、なんだかんだ言って体感する価値はあります。むしろこの方向性の4D映画が増えてほしい!
初めから4Dで上映する気満々の映画をもっと見てみたくなりました、戦車ライドのおかげで。
ちなみに戦車ライドは15分間(映像自体は10分)の上映です。何事も実際に経験してみなければ気が済まない!という方、ぜひ。
◆本日の一冊◆
↓私の好きな戦車です。