こんにちは、齋藤吐夢です。
ずっと行ってみたかった場所の一つ、熱海秘宝館。友人の卒業祝いに熱海小旅行を企画し、女二人で憧れの(?)熱海秘宝館へ行ってまいりました。
熱海秘宝館の魅力とは何か、それは訪れる人々の顔つきにありました。
熱海秘宝館について
キャッチコピーは”大人の遊園地”。
「熱海秘宝館」という名前の響きから、怪しさを感じとる人もいるでしょう笑。”大切な宝、あまり公開しないもの(Hなもの)”とあるように、エロな雰囲気漂う助平な施設であります。
ただ公式サイトにもあるように”エロ”というより”エッチな”と言ったほうがしっくりくる言葉の不思議。
魅力はお客さんの顔つき?!
「秘宝館内撮影禁止」のため、秘宝館へ向かうケーブルカー(↑)で我慢してください。
初めて熱海秘宝館に入ってわかったことは、秘宝館の魅力は秘宝館そのものではなく、「秘宝館へ訪れる人の顔つき&人間ドラマにある」ということ笑。
展示品より魅力があります。
どんな人が熱海秘宝館の魅力を引き出しているか、ご覧あれ。
男子だけの団体客
私が一番「熱海秘宝館へ来てよかった!」と思ったのは、男子だけの団体客を見かけた時でした。卒業旅行シーズンでもあったので、彼らが望んでここへ来たのだとしたら、非常に愛おしい笑。
「うぉ〜!」
「なんだこれ、やべえ!」
「すげえ、やべえ!」
「おおっwwwおおお〜wwwやべえ!!!」
言語能力が著しく下がった男子達の騒がしさは微笑ましく、展示品より興味惹かれるものがありました笑。
もっとも面白かったのは、とある展示の前で大騒ぎしていた彼らが一瞬にして黙ったこと。
とある展示とは、そう、AVです。
ギャグ感満載のAVなので「エロいのか?」と問われると、「いや、多分、面白いよりだと思います」って感じなのですが、まあ、ちゃんとAVな訳で。そのコーナーだけ大はしゃぎの声を止め、真剣に見入る男性諸君。
男性陣が腕を組み、10分程度のその映像を真面目に見る姿はとてもシュールでした。
多分、本能的に”見ちゃう”んだろうな。 熱海秘宝館は男の”性”を理解するにはもってこいなんじゃないだろうか!?本能に抗えない男子達を、私は見たぞ!
照れるカップル
熱海秘宝館の展示品は、甘美なエロスでもないし「ちょ・・・ちょっとHすぎませんか?!」ってほどHでもない。どちらかと言えばギャグセンスのほうが高い。でも直接的な描写も目に飛び込んでくるので、「照れるか?」という問いには「YES」だ。
カップルなら尚更照れるのだと思う。
当日、私は3組のカップルを目撃したが、ピュアすぎる照れを連発していたので、途中から展示物ではなくカップルを見ていたことをここに告白する。
彼女 「え〜なにこれ〜」
彼氏 「大きいね(意味深)」
彼女 「え、どういうこと?」
私 (意味分かってるでしょ?!)
ああ、どうか彼らが平和に愛し合い続けることができますように・・・。
熱海秘宝館へ行ったら、展示を見ながら照れるカップルを探して、汚れた心を浄化しましょう。
夫婦になるとなぜか
照れるカップルを見るとピュアッピュアで驚くのですが、夫婦(子連れ)になった途端、神聖さが増すのが非常に興味深い。
熱海秘宝館は「18歳以上は入館禁止」なのですが、乳幼児はOKのようで。小さな子供を抱いた夫婦が真剣に展示品を見ているのを見て、「・・・神秘的!?」と思いました。
私たちの反省
私たちは女性2人で熱海秘宝館へ入館したのだけれど、”マジで”展示品を鑑賞してしまった。真面目にエロを考察してしまったので、熱海秘宝館が求めているであろう反応ができていなかったのではないかと反省している笑。
もちろん女性2人だろうと、どんな人といこうと、エロな展示を見て「ひゃ〜い」ってはしゃぐもよし、真面目に考察し合うもよし・・・だとは思うけど、どうせだったら「ひゃ〜い」側に立つべきだったかなと反省している。
そのぐらいギャグセンスの高いポップな(かつ、しょーもない)エロが待っている。
はしゃぐぐらいが・・・見やすいと思うよ。
リアル、ラブ&ピースの世界
熱海へ行ったら、思いの外する入館料に若干引きつつも、ぜひ熱海秘宝館へ行ってほしい笑。そこにはリアルなラブ&ピースの世界が広がっている。
エロは世界を救う・・・かもしれない。
とにもかくにも、ドン引きするほどのエロはないし、どちらかと言えば失笑する感じのエロが満載なので・・・とここまで書くとディスっているように聞こえるかもしれないが、それだけ見やすいポップなエロだってことさ。
すご〜く楽しいとは言わない笑。だけど魅力は展示品そのものじゃなく、見に来ている人の顔つきにあるから、それは一見の価値があるよ!!!
では。
◆本日の一冊+α◆
熱海秘宝館を話題にして頭に浮かんだ、雰囲気が同じな本。
みうらじゅん大先生の一冊。
峯田和伸大先生の一冊。