こんにちは、齋藤吐夢です。
質問内容は以下の通り(原文を編集)。
私は自身の経験から、既婚・子供なし(出産予定未定)の夫婦の話しかできませんが、ライフ・ワークバランスを実現させている秘訣を、3つご紹介します。
ライフ・ワークバランスを実現させる秘訣
引きこもり系フリーランスである私の状況は、
- 既婚
- 子供なし
- 夫はサラリーマン
先に、声を大にして言わせてほしいことがある。
※先に言わせてください
これまでライターや絵描きのイベントで、「夫はサラリーマンです」と答えると、「ああ、そうなんでしょうね」とも言いたげな顔で、「”だから”あなたはフリーランスができるのね」と言われることが多々ありました。
最後まで話をきくんだ、馬鹿野郎。
言わせてもらう。
夫がサラリーマンであることに甘んじて、生活しようとしたんじゃ、まずライフスタイルは成り立たない。夫の職も、妻の職も、このご時世、クソほど関係ない。てめえのことはてめえでやれ、だ。
嘘偽りなく話すために、夫が現在サラリーマンであることを先に伝えたが、夫の職は、私のライフ・ワークバランスを成り立たせるのにひとっつも関係ない。
夫婦は”他人”である
既婚/子供なし/夫はサラリーマンであっても、夫婦は”他人”が大前提である。ともに生きることを誓ったが、誓ったのは”ともに生きること”だけだ。自分にとっての仕事の在り方と、夫の”職”は関係ない。
もちろん、夫の支えが0、と言う訳ではない。
精神面ではものすごく支えてもらっている。私の描いた絵が好きだと言ってくれる。デザインフェスタで物販するときは、厳しい助言もくれる。「これは多分売れない」とかね笑。それはものすごくありがたいことだ。
でも私自身が、彼の存在や職を理由に、仕事を諦めたり、収入を減らしたことはない。
私の夫であることに変わりはないし、私も彼の妻であることに変わりはない。でも言ってしまえば”それだけ”であり、働き方について話し合うことはあるだろうが、私の仕事を決めるのは私で、夫の仕事を決めるのは夫である。
1人で生きる覚悟
それから、わかりやすい話だと経済面について。
基本的に我が家の生活費は折半だ。彼の収入と私の収入差が倍であっても、折半。これは私が望んだことだし、彼から「収入額に合わせた支払いにしよう」という提案があったこともない。
でも、これは、フリーランスや在宅ワーク、自分らしい働き方を実現するためには重要だ。
夫婦であっても、1人で生計を立てていく覚悟が必要だ。
それがなきゃ、自分らしく働くなんてことはできない。夫は、私の考え方を理解してくれて、私の働き方に何も言わないでいてくれる。だから成り立っている。仕事も、夫婦関係も。「結婚してますけど、それが何か?」
相手を尊重する
だからと言って、夫婦は”他人”を意識しすぎて、相手の存在を・・・極端に言うと、ないものにするのは違うと思う。
相手のことは、尊重すること。
私は夫の、私とは全く違う思想に惹かれて付き合った(結果、結婚した)。衝突もするし、ブログでも時々愚痴を言わせてもらってるが笑、それを含めて彼だと思っている。口に出すと調子にのるから言わないけど、彼と結婚して良かったと素直に思う。
彼は今、職について悩んでいて、夜や休日は大体いつもその話題だ。
でも私は、たとえ彼がどんな選択をしたとしても「彼が選択したことのなのだから、それでいい!」と思うよ。
もし、2人がへっぽこフリーランスになって、生活が困窮したら、そのときはそのときってだけだ。誰のせいでもない。つうか、そうならないように互いに稼ぐしかないでよ。
あと、できる限り、この選択肢(↓)が選択されないことが大事だけど・・・
1人で生計を立てられるようになったら、相手を尊重できなくなった時、別れればいいだけの話さ。
+子供について考えること
「今は子供がいないから、そう言えるんじゃないの?」って言われるかな。私は先に紹介した内容も含めた諸々の事情で、今現在、子供を産む気はない。
すっごくすっごくドライな話をすると、経済的じゃないから。
1人の子供を生んで、育て上げるのに、今この現状は経済的じゃないと思っている。2人でやりたいことが多くって、そっちにお金をかけたいな、ってのが”私の”本音。
あと子供をつくったら、夫婦仲が悪くなりそう・・・そんな予感がしてるのも理由のひとつ。これは夫にも話してある。今、私にとって何より大事なのは”互いのこと”。新しく生まれる存在”子供”じゃない。いつか欲しい気もするけど、今じゃない。
既婚か否かは関係ない
私ができる説得力のある話は「既婚だからできない」に反論することだけ。経験しているから。未婚だから、子供がいる・いないから、介護している・していないか・・・についてはいくら言及しても説得力がない。それは分かってる。
でも、自分の選択に「夫婦だからどうこう」はもう古くない?関係なくない?
夫ってだけじゃん!たかが夫ってだけじゃん!妻ってだけじゃん!たかが妻ってだけじゃん!
既婚か否かは、結局のところ関係ないと思ってるよ。
この話を書いたきっかけ
2017年11月11日に、クラウドソーシングサイト『クラウドワークス 』さんの紹介で、日経ウマノミゼミナールというイベントに登壇しました。
事前に、「新しい働き方」について寄せられた質問を受け取っていたのですが、イベントでは全てお答えしきれなかったので、このブログで1つずつ回答していくことにしました。
今回もその1つ。
では。
◆本日の一冊◆
今、興味津々な本。