小さな頃から本を読むのが好きなので、度々買ってきた本や図書館から借りてきた本が多すぎて「積読」状態になることがある。そんな積読を、読む時間を作って、徐々に減らしていくのも好き。
で、今、オンライン上にも積読が発生している。
Twitterのブックマーク機能の話である。
私はTwitterのブックマーク機能を、「お、この話は覚えておきたいな」ってな呟きや「書き・描き仕事に役立ちそう!」ってな呟きを保存しておくために、また「あとで目を通そ〜」と思ったWEB上で公開されている記事を一時保存するために使っている。
が、思い返すと学生時代、授業中に書いたノートをめったに振り返らなかったのと同じように、保存するだけしてめったに読まない。でも、めったに読まない割には「積読溜まってんな〜」と気になってしまう。我ながらめんどくさい。
というわけで、オンライン積読を供養することにした。
本記事は、めっちゃくちゃ個人的なブックマークリスト紹介である。
オンライン積読供養
ファッションボイコット
ブックマークしたのは2020年12月、記事は2019年のもの。「ごみ問題」に関心がある。でも今読み返すと、死んだふりをすることで抗議の意を示す「ダイイン」やボイコットが、訴える方法として適切なのかどうか、私にはピンときていない。
「リサイクルやアップサイクルされた衣類を購入、貸し借り、交換することで人と服の関係を見直そう」って考えは好きだけれども。環境問題と経済活動の関係については、もう少し自分の考えを言語化できるようにしたいな、と常々思う。
なにがわからないか、わからないとき
振り返ってみると、わたしは「なにがわからないか、わからない」まま、ゴリ押しして受験を突破してきたような気がする。大学に至っては、なんの勉強がしたいかもわからぬまま、「経済的に浪人だけはできないっぽい」と思って、なんとか受かった大学に通うという有様。まあ、あの大学に通って、結果的にはめっちゃよかったんだけれども。
この記事で登場するS先生の「『なにがわからないか、わからない』ときの質問の仕方」は、質問を受ける側に立って考えてみても「くーっ!超答えやし〜(答えやすい)」と思えるほどの的確さで、もっと若い頃に知っていれば、人生変わってたかもしれんなと思うレベル。
子育て5か条
唐突にぶっちゃけると、私は、来年度無事にムサビ通信を卒業することができたら、妊活に励む予定である。子を産み育てることに対し、相変わらず夫に比べれば後ろ向きではあるが、夫と数年に渡り、お互いの意見を交換し続けた結果、決心がついた。
で、そんなタイミングで、草野絵美さんと彼女が書いた記事に出会った。これはもうバイブル。無宗教だけど、バイブルって呼んじゃう。
中でも“親が人生を謳歌し、生き様を見せるというのも親の重要な役割である。”の一文にちょっと泣きかけた。子どもの目線で。
私は自分の母親が人生を謳歌する姿を見せてほしかった。もう少し、母が母ではなく、一人の人間として考えていることを話してほしかった。
もっとそういうこと話せればよかったんだけど、母はもういない。だから自分がそういう人になれれば、って思った。
好きな作家さんのインタビュー記事
「タトゥーシールデザイナー」の岩谷香穂さんの記事。彼女のブランド『opnner(オプナー)』が好きな上に、彼女の仕事のきっかけの一つが大好きなポートランドにあって、なんか、もう、それだけで「やっぱ好きやねん」状態だった。
記事を読む限り、彼女はおおらかな人なのだと思う。で、それがものすごく、彼女の仕事観にマッチしていたのだろうって。励まされる記事ですな。
あと、全然関係ないけど、大学時代の友人にビビるほど似ていて、見間違えてブックマークしたってのもある。
進化した「授乳器」
先述した通り、妊娠・出産に前向きになった私が、もし無事に子どもを妊娠・出産できたとしたら、必ず手に入れたいものの一つ。絶対手に入れるー。日本にいると手に入らないなら、飛行機乗って買いに行ってやるーってレベルで欲しいー。
上記プロダクトの創始者の言葉“「『母親として、なんで1980年代の“遺物”のようなもので我慢しなきゃならないの?』と思ったんです」。”に痺れた。マジそれな。
女性向け健康関連テクノロジー<フェミテック>にはずっと興味がある。
“小学生投資家”の日常
素直〜に株式投資の勉強になる良記事だと思っている。
ズバズバ言い切る感じも最高。これはもしかしたら、彼の言葉ではなくて、読者に響くようにライターが文体を整えたのかもしれないけど。いや、投資家・はるさん(仮名)ご本人の言葉かな。いずれにせよ、自分が勉強を怠けたくなったら読み返したい。
働くことに関するツイート集
つい働きすぎてしまう人は、👇この3点を心がけよう。
— 高田ゲンキ|イラストレーター/漫画家 (@Genki119) 2020年12月18日
① 目の前の仕事を楽しむ
② 楽しめない時は疲れてるから休む
③ 結果は運だから気にしない
疲れてるのに無理しても良い仕事はできないし、結果にこだわりすぎるとメンタルを壊す。無理なく継続できるスタイルがベスト。他人と比べる必要も無い。
疲れているなって時期は、疲れていることを認めて、無理せず休もうと思う。
インタビューするとき気をつけているのは、「よく分からないとき」「困ったとき」に笑わないということです。編集や同行者がそういうことやる場合は離れてもらう。何もいいことないです。とにかく笑うと盛り上げになると思う人は障害になる。
— 白央篤司 (@hakuo416) 2021年1月16日
まだ、うまく、できていないこと。普段から心がけたい。
主治医いわく「”できるけど疲れる”ことを仕事にするのはかなり危険。特にADHDの方は短期間ならギリギリ耐えられてしまうので実習で大丈夫でも安心できない。1日8時間×週5日毎日できることを知るにはホントにしっかり適性を見る必要がある」
— ひろき (@taiikukaike_h) 2021年5月22日
発達障害などの方々ご参考まで
「もしかしてこれって“できるけど疲れる”?」って時があったので、ちょっと仕事というか、働き方について考え直すいいきっかけになりました。
フリーランス初期にやってたけど、長期的に絶対なくしていくべきなのは「メール即レス」と「絶対に案件を受ける」。常に対応可能じゃないと許されない相手は100%ブラック。フェアなビジネス関係を築けないので、より良いクライアントを見つけて優先順位を下げ、最終的にぜんぶ断る。
— めお(meow)|海外イラストレーター🇺🇸 (@meeowmiya) 2021年6月7日
私は幸いにも、良いクライアントさんに巡り会えている。でも、肝に銘じておきます。
素敵だなと思ったツイート集
「多難な年ですが、ペストの後にルネサンスが来たことを思い、収束後に備えたいと思います」
— にしかわなみ @なみはりねずみ (@namiharinezumi) 2021年1月16日
高校の世界史の先生から、年賀状でいただいたお言葉。
今、この時代に、励まされる。あと、歴史を学ぶって大事だなって改めて思った。
鳴かぬなら、そういう種類のホトトギス
— まな💙 (@manata33) 2021年1月28日
って言うのが自閉児の子育てってこの間TLで読んですごい元気出た
「確かに」って思って。
忘れちゃいかんなって思ったツイート集
HSPの人は無意識的に相手の痛み、苦しみに共感して自己犠牲的になるため、支配欲や欲望に満ちた人に近づかれやすい。
— るろうに@臨床心理士のメンタル回復bot (@rurounibot777) 2021年2月15日
悪くすると、相手に良いように利用されてしまう。
たとえ困っている人がいても、自分の身を削ってまで助ける必要ない。
困ったら信頼できる人に相談すると良いよ。#HSP
私が「HSP」なのかどうか、ハッキリと診断されたわけではありませんが(そもそもHSPが「診断されるもの」なのかどうかもよくわからん)、多分、限りなく、HSP気質であり、“自分の身を削ってまで助ける必要ない”はめっちゃ響いた。
“自分の身を削ってまで”誰かを助けたっていう記憶はないけど、行動する理由が「〇〇(自分以外)のために」ってなりがちな上、やたら疲弊することはあったので、この言葉は心に刻もうって思った。自分の人生を生きるために。
【30秒読書】
— 薬剤師読書家やまみー (@yamamii_dokusho) 2021年4月12日
アメリカ心理学会による『科学的に実証された本当に効くストレス解消法』をまとめました。 pic.twitter.com/ataFA6QHzS
我ながら嫌だな〜と思うのだが、多分、いや絶対に、私は人よりストレスに弱い。というかストレスを感じすぎる。人によってはストレスとも思わないような些細なことをストレスとして感知しすぎる。
で、そこまでは理解しているし、受け入れているんだけど、やっぱりストレスを抱えすぎるのはつらい。だのに発散するのがクッソ下手。大体いつも許容範囲を超えるストレスに打ち負けて、大泣きする。
だからまあ、上記①③④⑤の習慣化に努めている。忘れないよう保存、保存。
何度も言うけど、疲労回復で重要なのは「何もしないこと」だよ。だから、疲れてるときは「お家入院」がおすすめ。これは入院生活を自宅で再現するもので、激しい運動や遠出は絶対しない、ゲームなどをしてても22時には消灯するなど、身体への負担を排除する。たまには「お家入院」で完全回復しよう。
— わび (@Japanese_hare) 2021年6月11日
どうしても「何もしない」ができない私だが、「何もしない」の大事さが伝わってきたので、心身がどヘロヘロになったときは、この呟きを思い出して「お家入院」を心がけたい。
ふとした瞬間に、指導教官の哲学が自分の身にも染み込んでいることに気がついて、うわぁーとなるなど。
— 郡司芽久(キリン研究者) (@AnatomyGiraffe) 2021年8月11日
私の中に漠然とある「科学的な正論を武器に人を攻撃してはいけない」という気持ちは、ここらへんから来ている気がする…https://t.co/ApUBUw08xH pic.twitter.com/UOeyLhzyGW
私は無宗教なこともあり、「科学」が基盤になるように意識しているけれど、引用されている箇所の話を見たときに「忘れちゃいかんな」って思った。
うん、スッキリした。
お付き合いいただき、どうもありがとう〜。
では。