2020年12月11日(金)〜13日(日)まで、オンライン上で開催されていたUNKNOWN ASIA 2020 ONLINE。人生初のアート「フェア」参加。審査員やレビュアーの方々、アーティストの皆々様と「直接」交流することは叶わなかったけれど、次回以降も参加したい。
UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE
今年の「UNKNOWN ASIA」は、オンラインでのアートフェア「UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE」として開催します。
世界規模の新型コロナウィルス禍にあるからこそ、ネットワークを通じてアジアのアーティストと、オーディエンス、審査員、レビュアーが交流し、国を超えて通用する新しい価値観を生み出す機会にいたします。
“世界中からアーティストや審査員が集まる国際的なアートフェア”であるUNKNOWN ASIA。
2020年は日本各地のアートイベント、アートフェアに参戦するつもりだった私。こんな世界中を騒がすようなウイルスが現れさえしなければ、私は脇汗をかきまくりながら、全く知り合いのいない大阪で、不慣れながらも頑張って作品をアピールするつもりだった。
それは叶わなかったが、オンラインで開催されることになり、あれよあれよという間に当日を迎えた。
反省点
先日、UNKNOWN ASIA 2020が始まる前から反省する記事を書いたが、そこで書いた通り、今回の出展での反省点は「オンライン」をいかせなかったことだ。
他のアーティストさんは積極的にVideo call(ビデオ会話ツール)でやりとりしていたようだし、チャットの更新頻度も高い。実際の会場でいえばライブペインティングを披露するかのように、自宅で制作する様子をライブ映像化していた人もいるようだ。
私は「人が見ている」環境下で作業することができないので(気が散ってしまうので。気心知れた夫であっても、彼が家にいるだけで絵が集中して描けないほど)、多分同じことはできないし、Video callやチャットを「いつ来るか、いつ来るか…」と待ち構えることもできない。
でも、もう少し、それでももう少し、チャットの通知に早く気づくとか、Video callはできないけど、動画コンテンツや作品解説コンテンツを作っておくとか…そういうことはできたんじゃないか?と反省した。
あと純粋に、アイキャッチ画像に選んだ写真の明度・彩度が低すぎたことも反省した。
嬉しかったこと
始まる前から反省しまくり、始まった後も反省しまくっていた私だが、嬉しいことが多々あった。審査員やレビュアーの方から反応があったことはとっても嬉しかった。本当に本当にありがたいことに、乙画廊の渡辺様よりレビュアー賞をいただいた。
またチャット上で、作品のテーマである「死」についてコメントいただけたこともとても嬉しかった。
自分がいつ、どんな風に死ぬのか、それが一切予期できないことへの恐怖はあるが、人はいつか死ぬ。人だけじゃない、生きているものは全て死ぬ。その「当たり前」を描きたいと思って描いたものに、コメントいただけたのは本当に嬉しかった。
嬉しかった以外の表現ないのか…と我ながら思うのだが、その語彙しか出てこないぐらい嬉しいんです。
それからそれから、これはデザインフェスタの時もそうなのだが、出展されているアーティストの皆々様の素敵な作品と出会うことができたのも嬉しく、楽しかった。もう、ね、本当に、素敵な作品ばかりである。いつか実物を見にいきたい。
今後について
まず、UNKNOWN ASIA 2021が開催されるのであれば参加しようと思う。それがオンライン開催であっても、会場でも開催であっても。
デザインフェスタとは全く異なるアプローチで作品を展示、アピールする必要があるだろう。でも頑張りたい。そしてそのために、もっといっぱい作品を作りたい。私が描きたいテーマ、大事にしたい概念は固まってきたのだから、あと、圧倒的に足りないのは作品である。
だから作品を作り続ける。
作品を購入してくださった人、見てくださった人からの言葉は確実に私の励みになり、それらは私だから描けるものの道筋を与えてくれた。
これからも描き続けなければ。
というか、
描き続けたい。
◆本日のおすすめ◆
会期終了後も楽しいUNKNOWN ASIA。というのも、UNKNOWN ASIA COMITTEEで審査員である谷口純弘氏による出展者全員レビューが公開されるからである。全ブースよ、すごくない?(記事を執筆した12/13現在はまだ公開されていませんが)