私は、11月13日〜14日に開催されるデザフェスvol.54に、参加しません。
一回休み。
デザフェスvol.45に初めて出展してから、出展を続けてきましたが、vol.54へは出展者としても来場者としても参加しません。
参加しない理由は単純で、通っている大学のスクーリング日程とデザフェスが丸かぶりだったので、スクーリングを優先したから、です。
なので、一回休み、という感覚。
スクーリングの受講を申し込むギリギリまで悩もうかとも思っていたのですが、前回のデザフェスvol.53を体調不良で両日参加できなかったこともあり、「多分、今の体力では欲張れない」と思いました。
ストレートに卒業することを目標に入学したので、学業を優先します。
近況と本音。
最近は、これまで以上に絵を描くことが楽しくて苦しいです(これまでが楽しくなかったわけでは決してないのですが)。他の仕事をしながら作品を描いているので、描く時間が足りなく感じ、そのことにイライラしたり虚しくなったり……そんな毎日を過ごしています。
初めてデザフェスに出展したときから、もとい、来場者として足を運んだ十数年前から、私は、絵(特に平面作品)を見るのも描くのも、そして気に入った作品を買うのも好きです。
だからこそデザフェスでは「原画を売る」にこだわってきたのですが、一時期は、デザフェスの客層をふまえ、原画をお買い求めやすい価格で提供できるように意識したり、グッズを用意したりしていました。
が、多分、この際はっきり言ってしまうと、私はそのことに疲れました。
人だかりができているブースを見ると、いいな〜って思います。それは事実です。
でも、私はどうしても、私が描きたいものしか描けなさそうだし、「ウケるから描く」「売れるから描く」が悪いとは微塵も思わないけれど、私がそれを好きじゃない。
だとすると、デザフェスに出ること自体、私にとって良いことなのか。本当に楽しいのか、居心地の悪さを感じていないか。そういう部分を疑いたくなることが増えてきました。
やめるわけではない。
結論から言うと、スクーリング日程と被らなければ、来年度のデザフェスの抽選には応募します。
デザフェス出展をやめるわけではないです。
今まで頭の中を巡っていた「どうやったら売れるか」「どうやったらブース代が黒字になるか」を頭から取り除いて、今後は、素直に、「描いてきたものを展示・販売する人」として、出展できればと考えています。
作品を描くとき、「健康」や「死」について考えることは変わっていませんが、最近、学校の課題作品を描く中で「私は思っていた以上に『普通なもの』を描きたい人なのだ」ということに気づきました。
本当に何気ないもの。自分たちが過ごす部屋だったり、そこらへんに生えている植物や日常を過ごす見知らぬ人だったり。
何描いたって多分、私が描いた絵にはなるのだから、「これを絵にしてみたい」ってものを、もう少し気楽に描いてみようと思ってます。現にそうやって描き初めています。
そんなこんなで、デザフェスvol.54には参加しませんが、デザフェスを嫌いになったわけでは断じてないし、作品制作をやめたわけではないです。
時々普通にSNS上から姿を消していますが、SNS発信が本当にクソめんどくさいだけです。
絵は描いてます。
専業ではないから遅筆ですが、表現したいことが0になったことは、結局、全然ありません。
どこかでまた、個展やりたいぐらいには、描いていたいので。自分のペースで描きます。
繰り返しになりますが、デザフェスは一回休み。でもやめるわけではありません。次の機会にお会いしましょう〜。
では。