1ヶ月以上低用量ピルを服用して、明らかに変わったこと。

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 生理になるたび「このツラさを・・・誰かと共有したい・・・」と這いずるようにしてブログを書いていた。とにかく生理がツラかった。生理前がツラかった。

 今回の記事も生理について書く。

 だけど生理に対して抱く感情が、全然違う。

 低用量ピルを1ヶ月以上服用して、明らかに変わったことをお伝えしたい。

 

※もちろん低用量ピルの効果の現れ方は人によって違う。今回紹介するのは”わたし”の一例でしかないので、その点ご了承いただきたい。

 

 

低用量ピルを服用して、明らかに変わったこと 

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生理痛が激減

 記事を書いている今は、低用量ピルの休薬期間2日目である。休薬期間の7日間に軽い月経が来るのだが、驚くほど生理痛がつらくない。本当は「生理痛が全くない」と書きたかったのだが、微妙な鈍痛は感じている。が、全くもってつらくない。

 低用量ピル服用を決める1ヶ月前に体感した「こ・・・殺してくれ」的な生理痛は一体どこへ行ったのだろうか。

 とにかく、低用量ピルを飲み始めてから生理痛に悩まされることがなくなり、1ヶ月間ニュートラルに生活できている。

ライターで生計を立てているわたしにとって、「生理痛で仕事に集中できない状況」がなくなったのがめちゃくちゃ嬉しい。痛みと戦いながら仕事に向かう必要はなくなったのだ!低用量ピルに感謝!!!

 

経血量が減り、漏れの不安がなくなった

 休薬期間の7日間には軽い月経があるのだが、こちらが想像していた以上に軽い月経だ。驚くほど経血量が減った

 生理用ナプキンのクソ真面目レビューでも書いているように、わたしの経血量(ピル服用前)はとんでもない量であった。生理1〜3日目に凄まじい量が出て、その影響で1〜3日目は使い物にならないぐらい貧血でフラフラだった。

 それがなんと!

 服用後の今、驚くほど経血量が減ったおかげで貧血症状もない。経血量がものすごく減ったおかげで「漏れ」に対する不安もない。白い洋服を着用する勇気はないが、うっかり漏れは絶対に起きないだろう。そのぐらい、経血が少なくなったのだ。

 痛み以外の悩みも解消されて、とても助かっている。 

 

感情の起伏も落ち着いている

 今まで、生理前はどこか気が立っていた。「PMS月経前症候群)」がそこまで重くないと思っていたけれど、生理が来る前の1週間は腹痛や腰痛に悩まされ、どことなくイライラしていた。

 それが落ち着いている。1ヶ月以上低用量ピルを服用して、ふと気づいたことだ。特別イライラすることもなく、生理をむかえられ、終えることができている

 休薬期間前は多少下腹部に鈍痛がある。でもその程度の痛みしか感じない。そのうえ「まあ、あと少しで生理(休薬期間)だもんな〜」とのんびり身構えられる余裕ができた。

 生理期間への不安やいらだちが減った。

 生理現象だから仕方ないか、ぐらいにしか思わなくなった。

 

低用量ピルの副作用について

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低用量ピルの副作用と使用できない場合

 生理痛が激減したり、経血量が減ったりといいことづくめに感じる低用量ピルだが、もちろん考えられる副作用はあるし、使用できない場合も挙げられている。

服用しはじめて最初の数日間は、吐き気やむかつき、頭痛、むくみ、乳房の痛みなど、妊娠初期に似た症状が起こることがあります。体が慣れるまでの一時的なものです。少量の不正出血が起こることもありますが、たいていは4~5日でおさまります(多くとも2~3シートで症状はなくなります)。

引用元:低用量ピル(OC) | 恵比寿ガーデンプレイスクリニック

 具体的な副作用には、

  • 吐き気
  • むかつき
  • 乳房のはり
  • 乳房の痛み
  • 頭痛、偏頭痛
  • 下腹部痛
  • 下痢
  • むくみ

などが挙げられる。上記で感じているものがあるとすれば「乳房のはり」だ。ただ、生理前にはよくある兆候なので、あまり気にしていない。

 

 また使用できない例もある。

ピルは、女性ホルモンが主成分の薬であるため、乳がんなど女性ホルモンに由来する病気にかかっている・かかったことのある方は服用することができません。また、ピルの成分であるエストロゲンに、血液を固まりやすくさせる特性があるため、血栓症のリスクが高くなる可能性のある方も服用できません。

引用元:低用量ピル(OC) | 恵比寿ガーデンプレイスクリニック

 

不安視される血栓症への対処法

 また有名な副作用に「血栓症」がある。これはエコノミークラス症候群と同様の症状であり、服用中に激しい頭痛や胸痛、視野狭窄、舌のもつれなどが生じた場合には、直ちに服用をやめ医療機関に連絡する必要がある。

厚生労働省によれば,上記薬剤※を含むすべての女性ホルモン剤の服用で,2003年10月〜2014年1月10日までに13人(因果関係不明分も含む)が血栓症で死亡し,副作用が疑われる血栓症関連の症例も延べ450件ほど報告されている。

※ルナベルⓇLD・ルナベルⓇULD(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール錠)およびディナゲストⓇ(プロゲスチン単剤)等

引用元:低用量ピルによる血栓症リスク|Web医事新報|日本医事新報社

 とはいえ「血栓症」への対策さえ練れば、対処できそうな副作用だと考えているので、わたしは以下のことを心がけている。

  • 喫煙しない
  • こまめな水分補給
  • 適度な運動
  • 長時間同じ姿勢をとらない

 わたしは1日中パソコンに向かって文章を打っていることが多いので、低用量ピルを服用する前から「エコノミークラス症候群予備軍」である。血栓症で苦しまないために、時々立ち上がってスクワットしたり、外へ出かけることを心がけている。

 

もっと積極的に活用される薬になってほしい

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 Twitterを眺めていたときに、「日本でピルが普及しない理由」という記事が目に飛び込んできた。

 この記事でも書かれているように、低用量ピルは保険適用になってもまあまあ高い。それから「そんなもの飲むなんて」「そんなもの飲んでまで」みたいな思想がまだまだあるのかもしれない。”避妊”というキーワードばかりがピックアップされているようにも思える。

 生理痛の度合いは人によって全然違う。

 驚くほどキッツイ人にとっては、1ヶ月に1度訪れる1週間がバカみたいに地獄と化す。低用量ピルが効果的かどうかも人によって違うとはいえ、少しでもツラさが緩和されるのであれば、自ら地獄へ突き進む人はいないだろう

 だからわたしは低用量ピルがもっと積極的に活用される薬になるといいな〜と思う。だってわたしは「今までの地獄がなんだったんだろう」ぐらいラクになったから。

 

 もっと前に知っていたら、人生変わってたかもしれない。いや、これはマジで。

 

 というわけで、今後も生理について積極的にブログの話題として挙げていく。生理も生理痛も、ナプキンも低用量ピルも。キッツくない世界が、みんなに訪れるといいよね!

 では。

 

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