氷枕って知ってるか
わたしはとにもかくにも暑いのが苦手である。
しかし悲しいことに、クーラーの効いた部屋にずっといるのも具合が悪くなるので苦手だ。暑いのが苦手なのに、クーラーも苦手。だから毎回「どうすればいいんだ・・・」と思いながら寝苦しい夏の夜を味わってきた。
が、地元・青梅に帰り、自宅の冷凍庫を見て「あ」と思った。
氷枕があるじゃないか。
みんな・・・氷枕って知ってるか?
氷や冷水を入れるように作ったゴム製の枕。頭部を冷やすのに用いる。
その名の通り、凍った枕なわけだ。
体温を効率的に下げていくのに適した部位といえば、
- 首
- 手首
- ひじの内側
- ひざの裏側
- こめかみ
といった「血管と皮膚が近い部位」である。氷枕は「首」をやさし〜く冷やしてくれるアイテムだ。効率よく温度を下げてくれるが、体全体がキンキンに冷えることもなく、暑苦しさもない。
参考文献:体温を効率的に下げて暑い夏も快適に過ごそう!の巻│a-Journal│美脚情報満載【スタイルアップカフェ】
氷枕をおすすめする理由
①エアコンなしで過ごせる
エアコンを稼働させることなく、快適な睡眠を得られる。
確かにエアコンを事前に稼働させることで、寝室を涼しくしておき眠りにつくのも「快適な眠り」におすすめの方法だ。ただ部屋全体がめっちゃ涼しいと、電源を切った時に落差が激しい。
また最近では、睡眠中の熱中症への注意喚起から「エアコンはつけっぱなしで寝る」が推奨されているが、それってまあまあ電気代を食う。
もちろん電気代<命なので、あまりにも暑い場合にはエアコンをつけたほうがいいが、
- 適度な涼しさ
- 電気代カット
という面ではエアコン<氷枕である。
②全身が冷えない
わたしの場合、エアコンで冷えた部屋にいると、体全体がキンキンに冷えてしまう。それはもう、恐ろしく冷える。真夏なのに「冷え性」を発症する。
そのため、エアコンで冷えた部屋で一晩寝たところ、寝つきは良かったが風邪をひいたことがある。なんとも間抜けな経験であった。
氷枕が冷やしてくれるのは、氷枕を当てている部位だけだ。
適度に冷やしてくれるので、体全体が冷えることはない。寝苦しさだけを解消してくれる。全身が冷えないため、急激な温度差に体が晒されることもない。
③好きな場所を冷やせる
部分的に冷やしてくれる氷枕。
枕という呼称だが、決して頭部だけに使用しなければならないわけではない。
「頭に当てると、かき氷を食べた後みたいにキンキンしちゃうから苦手」そんな人は足の裏に置いてみたり、脇の下を冷やすために抱えて眠ると良い。それだけでも十分ひんやりとして心地いいはずだ。
冷凍庫でキンキンに冷えた氷枕を取り出すと、横に置くだけでかすかにひんやりする。だから枕元に置くだけでも別にいいのだ。
氷枕の使い方
使い方といっても仰々しい内容ではない。
- 冷凍庫で冷やす
- 寝る時に使う
- 使い終わったら、冷凍庫に戻す
ぐらいしかMETHODはない。
・・・が、氷枕を使う際には、直に触れるとひんやりしすぎて頭が痛くなるので、タオルを巻いて利用しよう。
ひんやりしすぎるのが苦手な場合には、
- 二重巻きにする
- 厚手のタオルで巻く
のどちらかがおすすめ。
氷枕初体験だった夫の様子
地元・青梅にて氷枕を見つけたとき、夫に使ったことがあるか聞いてみたところ「氷枕ってなに?」と言われた。どうしよう、これは田舎特有のアイテムなのか・・・?!
と怯えつつ「まあ一度使ってみんしゃい」とおすすめしたところ、お気に召してもらえた様子である。
夜、先に眠った夫を見に行くと、氷枕を胸に抱いてスヤスヤと寝ていた。
彼は頭に当てると冷えすぎて痛いらしい。あくる日は足に置いて寝ていた。日によって当てる場所が違うが、「僕も使う〜」と寝る前に声がかかるということは気に入ったということだろう。
エアコンも扇風機もいらんぞ!
氷枕はわたしのように
- 暑いのが苦手
- 暑くて寝苦しいのがつらい
- でもエアコンつけると寒い
- 空調で風邪をひきやすい
なんて人におすすめである。
エアコンも扇風機もいらなくなれば、エコだし体調も崩さないし、快適に眠れるし、一石三鳥だ!!!
とはいえ我が実家では、雨さえ降らなければ窓を開けて眠っているため「風通しの良さ+氷枕」が快適な睡眠のキーワードかもしれない。
氷枕だけが快適な睡眠をもたらすものではないかもしれないが・・・まあ、騙されたと思って一度使ってみてください。
では。
◆本日のおすすめ◆
アイスノンは朝になっても冷たいままなので、昼も夜も暑い夏にはホント快適です!