『犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい』読んでみた。「毎日楽しい」という幸せ。

 

犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい

思わず笑ってしまうコミックエッセイ

Twitterで時々見かけていた、犬と猫どっちも飼ってる人の漫画が単行本化していた。

帰りしな、思わず買ってしまった。彼女の今後の活動を応援したいという気持ちもあって、本屋で、定価で。印税、入ってるといいな。

 

このコミックエッセイは、帰りの電車で読むのは危険だからやめたほうがいい

思わず笑ってしまうのだ。

「ふはっ」という声があがったら、それはもう確実に、彼女の犬猫漫画のせいである。

 

なんでも前向きな犬がかわいい

作品に登場する犬の振り切ったポジティブさがすごい

毎日毎日食べ物が開封される音を聞いたら「くれるの?くれるの?」と近づく犬。毎日もらえないのにめげないなあ、と思う作者が気づく。

「今日ははじめてもらえる日かもしれない」そう思って生きてるんだ

このポジティブシンキングなところから、学ばされるものは多い(犬だけど)。

基本的にはふわっふわっで、はしゃいでいる可愛いワンちゃんである。時々考えさせられるポジティブさとのギャップがたまらない。

 

クールすぎる猫が愛しい

一方猫は、とにかくハードボイルドに描かれている

犬とは違い、直球な優しさを見せることはなく、時に作者に対して辛辣な表情を浮かべるのが「猫」らしくて愛おしい。

この辛辣な表情は、猫嫌いが猫を嫌いな理由であり、猫好きが猫を好きになる理由だと感じた。猫ってこれが魅力的だし、嫌いな人からすればムカつくところよね。

 

ストーリーの流れも素晴らしい。漫画を読んだ時に出てしまう「ふはっ」という笑い声は、猫のオチがほとんどだ。面白いのでネタバレできないし、ネタバレしても伝わらないと思う。こればっかりは読んでもらわにゃ。

 

書き下ろし、犬猫との出会いがかわいい

書き下ろし漫画として描かれている、犬猫との出会いが本当にかわいい

こればっかりは単行本特典だ。

単行本買って良かった!!!と思うぐらい、かわいすぎる内容だった。犬はともかく、猫は現在の姿とのギャップがすごい

 

松本ひで吉さんが描くペットとの生活

このコミックエッセイを読むと、ペットがどれだけ人の毎日を楽しくしてくれるのかを知ることができる

「毎日楽しい」という感情を、ペットと真摯に向き合っている人達は、切実に感じているのだろうな。

すごく面白い動物漫画だった。

ぜひに。