こんにちは、齋藤吐夢です。
ポジティブとネガティブ、どっちがい〜い?と聞かれて、「断然ネガティブ!」と言う人は少ないんじゃないですかね。
ネガティブな人と一緒にいると、こっちもネガティブになっちゃうよ〜という話も珍しくない気がするし、どうせだったら明るく楽しい方がマシな気がしてしまうのも事実。
でもね、多少のネガティブは生きる糧になるのよ。
根が暗くてネガティブ思考な上に、ことごとく運に見放された経験から、ネガティブ思考を逆手にとって、健やかに生きている女の話。
私の基本姿勢
ネガティブ思考を逆手にとる、とはどういうことかと言いますと、生きていくために”常に死ぬことを考える”ということです。
過去記事でもいくらか”死”について書いていますが、私は、死も病気もケガも不幸も失恋も傷つくことも、誰にでも平等に訪れるものだと思っています。
死ぬことだけに限定はしません。でも例えば、”うまくいく”という思考・期待は、積極的に排除するようにしています。
常にうまくいかなかった時のことを考えて、頑張るための糧にしています。働き方とかそうだね。だっていつクビを切られてもおかしくない立場だから。
もちろんバランスを見て(躁鬱の鬱期にコレをやるときっついので)、自分を鼓舞するために調子に乗る事はありますが笑、基本的には「うまくいかないだろうな〜」と思いながら過ごしています。
ここだけ聞くと、「超逃げの姿勢じゃん!だっせ〜」と思う人もいるかもしれませんが、ちょっとまあ、話を聞いてください。
きっかけはやっぱり”がん”
こんなネガティブ思考をベースにした生き方を、自分で肯定し始めたきっかけはやっぱり”がん”です。
”がん”になった時、私は「演劇で生きていくぞ!」と一大決心をしたばかりでした。両親にも意気込みを語り、私は本当にこれから!と前向きに生きようとした矢先でした。
そう、こんな宣告前の話があったからこそ、あまりのタイミングの悪さに「・・・はあ?」ってなったんだろうな、と今となっては思います。泣きも笑い飛ばしもできなかった笑。
決心するとことごとくダメになる
これがねえ、思い返すと"がん"に限った話ではなかったわけ。
- 一大決心すりゃ”がん”になる
- 「この人と一緒にいたい!」と思えばフラれる
- 絶対良い点取った!と思えば赤点
- これは当たる!と思えば外れる
・・・笑。
要は”がん”で悟ったんです。
あ、私、期待しちゃダメなタイプだと笑。
不幸なことを常に考えておく
だからあえて、要するに”あえて”ネガティブ思考を基盤とすることにしたんです。不測の事態を頭に浮かべておく。リスクヘッジだね〜笑。
いつ天災が来て、いつ病気が発覚して、いつ人に殺されて、いつ事故に遭うかも分からない、予測できない毎日なのだから、もう残されているのは”今”しかない。
そう思うようになりました。
だから最初から何も期待しない。
端から見れば、悲しい人間なのかもしれないけど、経験から言って、期待して良いことあった試しがない人間には、これしか残されていないのです・・・。
万人には受けませんが
万人に受ける方法ではないですよ。
でも、ネガティブが悪な訳では決してないの。私、現にすごく健やかに毎日を生きているもの。生命活動としても、社会的にも、生きている。ちゃんとね。
それは常に、
私の横に”死”という不安があるからです。
不治の病でもないし、自殺願望があっても、痛いのが苦手すぎて自分で手が下せない弱虫です。
でも、本当に常に”死”とか”不安”とか”悪い事”を想像していれば、”今”しか見えなくなる。
”今”を精一杯生きるしかなくなる。
でもそれで十分だと思う。
私はだから、こんな風に、自分のネガティブ思考をうまく使って、楽しく生きているよ。根暗で悩んでいる人、開き直ってみてね笑。
では。
◆本日の一冊◆
卑屈ネガティブな彼(失礼)にシンパシー笑。
福満さん!私は福満さんの漫画好きですよ〜!