※2018年6月27日更新
かつてわたしは精神的な疲労が原因で体調を崩し、会社を休職。その年度末に退職している。
今では「会社員に向いていなかった」という自覚があるが、あの頃は毎日に必死すぎて「向き・不向き」などの意識を向けられなかった。「精神的に限界」という感覚しかなく、非常にもろい精神状態だったことを覚えている。
そんなわたしが今を生きていられるのは、メンタルクリニックに駆け込んだからだ。
精神的に限界なら逃げよう
精神的に限界なら、逃げよう。
「逃げる=恥」という考え方が世間的には一般的だが、限界を迎えてもなお逃げないのは逆におかしいと考えている。だって限界なんだよ?!限界なのに頑張る必要がどこにあるのさ!!!
他人なんて気にせず、自分のために逃げてほしい。
メンタルクリニックへ駆け込もう
まずはその場から逃げ出してほしい。その場から逃げ出すことに抵抗を感じるのであれば、メンタルクリニックへ駆け込もう。
メンタルクリニックは現代の駆け込み寺だ。
お医者さんの力を借りて、逃げ道を作る。
お医者さんの力を借りると、今まで悩んでいたことがサラリと解決できることがある。もちろん最終的には「自分が今後どうしたいか」にかかってくるのも事実だが、まずは逃げ道をつくろう。
現代の駆け込み寺へ逃げよう。
薬を処方してもらおう
現代の駆け込み寺で、出される逃げ道が「薬物療法」だ。
精神的な病気はいわば「脳の病気」である。薬を使って症状を抑えることで、精神的に限界!な心を和らげてくれる。
わたしの場合、会社員の時は環境が原因で追い込まれていたので、薬はあまり効果がなかった。でも、学生時代に「双極性障害Ⅱ型」の診断を受けた時、薬を処方されて気持ちがラクになったのは事実だ。
薬が全てを解決してくれるわけではない。
でも「自分の症状から逃げ出したい」という人は、「薬を処方してもらうためにメンタルクリニックへ駆け込む」という選択肢をオススメする。
根本から向き合おう
また自分の症状や置かれている環境、精神的に限界!な心を生み出した原因と向き合いたい時も、メンタルクリニックへの駆け込みをオススメする。
「環境を変えるためのきっかけ」として、メンタルクリニックに駆け込んだっていいのだ。
わたしが休職手続きを会社に求めた時も、限界の証明として「医師の診断書」を出した節がある。言葉は悪いが、対面で自分の言葉で気持ちを伝えても、うまく丸め込まれる気がしたのだ。
逃げるために、わたしは駆け込み寺を利用した。
でも、そのおかげで今は健やかに生きてる。
人を頼ろう
メンタルクリニックは、気を使わずに人に頼れる場所である。
お医者さんは悪い症状を治すのが仕事だ。カウンセラーは、人の話を聞き、寄り添って、悩みや不安を解決する手助けをしてくれる、それが仕事だ。
精神的に限界!な心になってしまう人は、おそらく誰の力も借りずにここまで来てしまったのだろう。メンタルクリニックでは、その気遣いは不要になる。存分に頼ろう。
精神的に限界なら、逃げよう。
人を頼って、逃げよう、駆け込もう。
わたしの体験談
わたしが会社員時代、メンタルクリニックへ駆け込んだ時には「自律神経失調症」と診断された。
体調を崩し始めたのは、休職を決断するよりずっと前からだった。でも「休職させてください」と訴えた時、動機・腹痛・焦燥感・不安感に襲われていて、自分でも「おかしい」と感じていた。
「これはやばい」と思って駆け込んだその日、わたしはお医者さんの前でビックリするほど泣いた。
その日、ようやく精神的に限界だったことを悟った。
逃げない・我慢するという選択肢はいらない
メンタルクリニックは現代の駆け込み寺だ。
症状を名付けてくれる、薬を処方してくれる、カウンセリングをすすめてくれる、色々な逃げ道を示してくれる駆け込み寺なのだ。
もちろんそんな駆け込み寺も、「病院」という商売で成り立っているため、評判が悪い病院もあれば、相性が悪い医者と当たることだってある。
でも、まずは駆け込もう。
逃げない・我慢するという選択肢はいらない。
必要なのは、限界なら心身を休めて健やかな体に戻すこと。
まず逃げようね。
では。
◆本日の一冊◆