精神面が疲れきっていた私は、”人に頼る”ことで回復することができた。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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自分ひとりでどうにもできないことがあります

 

私はずっと”人に頼る”ことに抵抗がありました。その人の時間を奪っている、その人に迷惑をかけている、そう思って全部自分ひとりで背負い込んでいました。

 

でも違ったんです。

 

自分ひとりでどうにもできない時、”人に頼る”ことを経験して、はじめて回復することができました。

 

目次

 

頼ってもいいんだよ

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もしタイムマシンがあれば、何十年も前にさかのぼり、考え過ぎて身動きのとれない私に言ってあげたい。

 

もっと人を頼ってもいいんだよ

 

この言葉は、今まさに「他人に迷惑をかけちゃならない!」と、自分ひとりで必死になって背負い込んでいる人達にもかけたい。

 

人を傷つける”人”もいるけど、助けてくれるのも”人”

 

精神面が疲れきっているのであれば、もっと”人に頼る”ことで、自分を癒してもいいと思っている。

 

”人に頼る”とは何か

”人に頼る”と言ったって、「親のすねをかじる」という表現のような頼り方は、やっぱりあまり心地いいものではない。だけど”人に一切頼らず追いつめられてそのまんま”というのも気色悪い話だ。

 

私が今回お話したい”人に頼る”方法は2つあって。

 

制度を頼る

例えば私は、会社員時代に自律神経失調症になるほど精神面が疲れきってしまった。そんな私が頼ったのは傷病手当金という制度である。

 

傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

引用元:病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

「制度だから人じゃないじゃん」というツッコミを入れるなかれ。

 

これも立派に”人に頼る”である。なぜなら私達は健康保険を支払っているのだから。支払っているからこそ、このような制度が成り立つのだから。

 

聞こえは悪いが”人様のお金”だ。

 

だけどそのおかげで、私は働けないを理由に生活が困窮することはなかったし、しっかり立ち直った今は、再び保険を支払う立場にいる※。

 

手を差し伸べてくれる人を頼る

また手を差し伸べてくれる人がいる時、それをワザワザ押しのける必要はないと知りました。

 

もちろん元々私は「他人の迷惑になるから」と”人に頼る”ことを避けてきましたが、正直何をしたって他人の迷惑にはなります。そう思うこと自体が迷惑だ!と言われたこともあります笑。

 

精神面が疲れきった人に対して、どうでもいいと思っている人なら、とっくのとうに目の前から消えているはず。

 

だけど、「頼っていいんだよ」と手を差し伸べてくれている人もいるはずです。

 

 

そういう人には積極的に頼るべきだと思うのです。

 

私の場合、夫がそうでした。「あなたがしたいことをすればいい」とハッキリ言ってくれた人であり、病んでる時は放っておいてくれたし、間違ったことをすれば怒ってくれました。

 

手を差し伸べてくれる人を避けてしまっては、現状何も変えることはできません

 

※現在は夫の扶養に入っているため、夫に負担してもらっている形となっている。しかしだからといって働くのをやめるつもりはない。好きなことで稼ぎ続けることを目標に毎日生きている。夫が病んでしまったり、会社勤めをやめたくなった時、私が彼を支えられるよう日々頑張っている所存である。このような精神状況まで立ち直ったのも、傷病手当金や夫、”人に頼る”を実行したおかげだと思っている。

 

頼ることに抵抗のある人へ

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それでもやっぱり頼ることに抵抗がある、という人は少なくないと思います。だって私もそうだったから。そんな人に勝手ながら3つのアドバイスをしたいと思います。

 

もっと図々しくていいんです

人に頼るなんて、図々しく思われるんじゃ・・・と思う人も多いでしょう。

 

図々しくて何が悪い?!ぐらいでいいと思います。

 

というのも、あなたの心身をボロボロにした人は、多分あなたなんかよりもっともっと図々しいと思うから笑。図々しいことを、図々しいと思わないから、あなたをボロボロにしたんじゃないですか?

 

相手のことを考え過ぎて、気づいたら自分がボロボロになっている方がよっぽどバカバカしい。

 

だったらもっと、図々しく人を頼ればいいんです。

 

それで、この次に紹介する2つのアドバイスを実行して、±0にすればいいんじゃないですか。

 

元気になればいいんです

図々しくなってみたものの、やっぱり図々しさに抵抗がある・・・と思うのならば、さっさと元気になればいいんです。

 

人に頼るのが苦手な人の中には、「どうせ」「だから」を繰り返す人も少なくないかもしれない。

 

でも、そんな風にウジウジ悩むぐらいなら、さっさと回復して「今まで悪かったね!」と笑顔で返せばいい

 

その方が、手を差し伸べてくれた人も、きっと喜んでくれるはず。

 

恩を返せばいいんです

それで、元気になった時は、存分に恩を返せばいいんです。

 

再び元気になって保険料をしっかり払い、誰かが制度を活用できるよう想いを馳せるのも良いし、手を差し伸べてくれた人へ直接お礼をしてもいい。

 

私の場合、かつての私のように悩んでいる人が少しでも解放されたらと思いながらブログを書いています。これもひとつ支えてくれた人に対する恩返しだと思っています。

 

頼って回復したらそのまま・・・ではなく、何らかの形でポジティブに返せれば、”人に頼る”ことへの抵抗も減るのではないでしょうか。

 

”人に頼る”ことで回復できる 

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精神面が疲れきってしまう人は、”人に頼る”ことに抵抗があるからこそ、自分ひとりで抱え込んで疲れてしまうのかな・・・?とも思います。

 

でも最初の方でも話しましたが、傷つけてくるのも”人”なら助けてくれるのも”人”だと思っています。「頼れる時にた〜よろ」でも良いと思うのです。

 

というか、世渡り上手な夫を見ていると、ガンガンに人を頼っています笑。だからといって周り全てが敵というワケでもないのですから、多分そういうことなのでしょう。

 

精神面が疲れきっていた時期の私は、”人に頼る”ことで回復できました。

 

自分ひとりで背負い込まないでね。

では。

 

◆本日の一冊◆

自分の身は自分で守れるように。メンタル面もね!