こんにちは、齋藤吐夢です。
理科と美術が大好きな私にとって、上野恩賜公園は最高のエリアです笑。
特に国立科学博物館が大好きなのですが、行ってきました!深海展!!
目次
深海展2017
深海展の特別新聞が配布されていました。さすが新聞、読みやすい笑。
深海マニア・・・とまではいかないものの、やはり興味そそられるものだと思うのですよ、深海という世界は。全く光のない海の底、得体の知れない恐怖もあるかもしれませんが、未知への好奇心が湧いてくるのも事実。
深海展の概要
公式HPにもありますが、
”宇宙とともに、人類に残された最後のフロンティア”
だなんて胸が高まりますね!!
概要と見出しをつけておきながら、できればそのまま公式HPへ行っていただきたい笑。
なぜならWEBサイト自体が魅力満載のつくりだからです!
HPのトップ画面には、潜水調査船「しんかい6500」が映し出されているのですが、その横には「もっと深く」という縦書きの表示があります。
その指示に従って画面をスクロールしてください・・・
「しんかい6500」と共に、潜航している気分が味わえますから!
行ってきた感想
端的に感想をまとめると、「胸熱!!深海ってこんなに面白いの?!」って感じです。もう大興奮の大満足です。
驚くほど楽しんだ。
共に行った知人とみっちり展示を眺めていたのですが、滞在時間が3時間超えたね笑。
夏休みに入っていることもあり、混雑しているのも3時間超の理由かな〜?と思ったけれど、実際には人混みより、展示をひとつひとつみっちり観たことの方が影響していると思う。
でも、流し見なんて絶対にできません!
そのくらい魅了されちゃいました。
おすすめ展示
見よ!このみっちりとした展示の数々を。
「くらえ、この野郎」感あふれる展示ばかり笑。
この次で紹介する「おすすめ鑑賞方法」にもありますが、自由研究のために来ている子どもの興奮っぷりたるや半端ではなかった笑。
発光生物エリアにときめく!
私が最高に好きだったエリアは、発光生物エリアです。
もうねえ、恐ろしく綺麗でした。
深海生物にとって”発光”は、綺麗に見せるためのモノでも何でもなく、いかに捕食者から身を守るか、いかに獲物を捕えられるか、といったためのもの。
食べられる側にとっては、綺麗な光だな〜なんて思う暇があれば、とっくのとうに喰われているだろうし、食べる側にとっては綺麗な光だな〜なんて自分にうっとりしてたら餓死しちゃう笑。
展示として彼らを観ることができる人間って、なんて贅沢なんだろう・・・と思いました。
そう、展示を観に行って自分達”人間”に対して思うこと沢山ありました笑。
おすすめはデメニギスちゃんです。
macropinna microstoma(日本語字幕つき) 深海魚デメニギス
ビジュアルがヤバい笑。
巨大生物エリアにときめく!
あとやはり多くの人が魅了されていたのは巨大生物エリアですね。
ダイオウイカはやっぱりときめくねえ!
ダイオウイカと普通のスルメイカの比較展示で、ダイオウイカの巨大さに恐れおののきましたよ。ときめいておきながら、間近で見ると引くという失礼極まりない人間です笑。
巨大生物エリアには、巨大生物の模型だけでなく標本も展示されています。標本に近づくと、ぎらついた目元や硬そうな鱗などをまじまじと観察することができて、もうよだれが出るほどたまらない・・・。
NHKスペシャル「シリーズ ディープ・オーシャン 南極深海に巨大生物を見た」水曜深夜再放送! みどころダイジェスト
NHKスペシャルで鑑賞するのもおすすめですぜ。
標本とその名称に注目!
あと所々にかなりの数の深海生物標本(ホルマリン固定)を見ることができるのですが、私と知人はとにかくその奇怪な見た目と、日本人らしい名称に爆笑しまくってました笑。
ぜひそれらを楽しんでいただきたい!
私がおすすめしたい生き物は「ウルトラブンブク」です。
・・・はい。ブンブクってなんだよ、って感じですよね。挙げ句ブンブク自体がよく解らないのに、ウルトラってなんだよ、って感じですよね。
これです。
引用元:ウルトラブンブク : こんなのいるの!?もこもこふさふさアニマル♪ - NAVER まとめ
ウニの仲間らしいのです。こいつのせいで、私は突如ブンブクが知りたくて知りたくてたまらない病になりました。
みなさんも、標本とその名称に取り憑かれて、知りたくてたまらない病にかかってしまえばいいと思う笑。
おすすめ鑑賞方法
最後のお土産コーナーでは、500円でできるガチャがあります。特別展限定フィギュアもあるので、挑戦しよう!私は通常版でもおなじみのダイオウイカでした笑!
さて人混みにまぎれつつ鑑賞した深海展ですが、おすすめ鑑賞方法についてご紹介します。
私は一緒にいった人と会話したり、議論を交わすのが好きなため、音声ガイドは使いません。
焦らずゆっくり観よう
まずは焦らないこと。
人混みに入ると、心理的に「はやくすすめよ〜」「こっちも観たいんだよ〜」的な空気が流れやすいですが、展示は逃げません。時間は進んでしまいますが、展示は逃げません。
だからじっくり観ましょう。
見切りをつけることも必要
ただし、後に予定が入っている場合や人混みが苦手な場合には、見切りをつけることも必要です。
人がワラワラいるけど、近づいてみたら知ってる知識だった。目的のものではなかった。なんてことに数回あうと、気分がなえるのも事実。
そういう時は優先順位を決めて見るのです!
あの展示だけは意地でも観たいと思ったら待つ。
これは・・・まあ、いいか。と思ったら先へ進む。
しかし深海展では混雑防止のための展示の工夫がなされており、発光生物エリアでは、展示されている生物の映像を巨大スクリーンに繰り返し流すことで、一カ所に人が集まらないよう工夫していました。
音読作戦もおすすめ
あと誰かと一緒に鑑賞する時には、音読作戦もおすすめです。
どういうことかと言いますと、遠目に展示されているモノの説明書きが見える時があります。
その説明書きを音読し、互いに共有。
そうすると近くに行った時に標本に集中できるうえ、その場の滞在時間が短く済むので他に鑑賞したい人のためにもなります。
大声で音読してしまうのは迷惑になると思いますが、音読で予め説明を読み、その場でじっとする時間を少なくするのも、人混み解消のためにできるアイディアかと思いまして。
子どもを観察する笑
もし人混みがすごく、全く前へ進めなくなったら、一旦深海生物から離れて、自由研究に励む子どもの観察をします笑。
一生懸命展示を見つめている子ども、の観察もそれはそれでまた楽しいですよ。
子どもは苦手?・・・なら、大人の観察もおすすめです笑。
おすすめ深海本
深海展から戻り、深海熱が冷めなかったので本を読みました。
深海展へ行く前に読むのも知識が深まっていいかもしれません。
深海生物学への招待
深海生物についての基礎知識、導入編としておすすめなのがこの本です。
分かりやすい言葉で記されているので、深海という環境そのものや、極限環境に棲む生き物たちの特徴について、とても勉強になります。
あと個人的には見出しが個性的なのも好き笑。
深海、もうひとつの宇宙
深海展にもレプリカが展示されていますが「しんかい6500」に興味がある人はぜひ読んでいただきたい!
「しんかい6500」の航海の様子が描かれた作品です。
ドキュメンタリー作品ですな。
読書感想文の参考図書にも選ばれていそうなTHE・良質な本です笑。深海調査そのものにロマンを感じるなら、ぜひ。
深海のとっても変わった生きもの
これはねえ、写真集です。
生きものの造形にときめくのであれば、欠かせません。
そして、たまりません。
鯨が誘うもうひとつの世界 深海
これも、もはや写真集です。
よく見たら監修が、上で紹介した本と同じ人でした笑。
見とれるには最適。
大人も自由研究だ!
自由研究だ!と意気揚々と行ってほしいよ、深海展。
大人になればなるほど、一番身近な社会にばっかり目が向いてしまって、生物や地球規模の話から関心が薄まりつつあります。私がそうでした。
が、そういえば私たちも”動物”なワケで。
脳みそがたっぷり詰まった特徴的な”動物”なのだから、もっと科学に触れてもいいんじゃないかって思うのです。
私たちの狭い世界、社会じゃなくて、広い世界、地球規模の話をもっとしたっていいじゃないか。
では。
◆本日の一冊◆
しんかい6500のコックピットも見ました!大人3人には狭いよ笑!