こんにちは、齋藤吐夢です。
初めて『パディントン』映画化の話を耳にした時、そして特報でめちゃくちゃリアルなクマが登場した時、最初はちょっと泣いた。なぜかって?リアルすぎて可愛くないなあと思ったからだよ笑。昔、実家にあったパディントンぬいぐるみが可愛すぎてね。
(↑)これよりもっと原作よりのぬいぐるみが実家にあった。
しかし、しかしだよ。
- 映画記事を書かせてもらうことになる
- 俳優ベン・ウィショーが好き
- 彼が声を担当してる
ってなったら「1&2と観な!」となるじゃないですか・・・まんまと、まんまと好きになっちゃったんだなあ、映画『パディントン』。
映画『パディントン』何が魅力か
(↑)悶絶する可愛さ。
リアルすぎて「こんなん可愛くねえよ!」と失礼ながらちょっと遠ざけていました、この映画。ただ鑑賞の機会をいただき、動画配信で1を、映画館で2を観たら、まんまとパディントンにはまっちゃいましてね。その魅力を語るぜ。
リアルなクマがマジでリアル
さーすがにこれ(↑)ほどリアルではなかったものの、毛の流れとか熊独特ののしのしした動きとか、唸る時の顔の凶悪さとかがめちゃくちゃ熊そのもので。
「可愛くねえ!」とは言ったものの、熊が熊らしく動くと、劇中、目がいっちゃうものです。パディントンはペルーの奥地に住む新種のクマで、めちゃくちゃ賢い設定なの。人の言葉を覚えて二足歩行で歩くのだ!でも動きはやっぱりクマ!
パディントンは自分を育ててくれた2頭のクマと共に、クマらしくも人間っぽい生活(?)を送っているけれど、いつか自分たちに言葉や文化を教えてくれた人間のいるイギリスはロンドンに行こうという夢を抱いているのね。
到着したロンドンでのドタバタ劇を描いたのが『パディントン』なのだけれど、もちろん彼は人ではないから、事あるごとに動きにクマっぽさが出るのだけれど、それが動物園で見た熊と一緒なの!笑う、超・クマ!
ベン・ウィショーの吹き替えがリアル
ただ意思の通じない野生の熊と人の物語ではないので、パディントンは人の言葉を話します。
パディントンの声を担当するのがベン・ウィショー。『パフューム ある人殺しの物語』では究極の香水をつくるために美女を殺しまくる演技で戦慄させた彼ですが、『007 スペクター』ではボンドの相棒Qを演じ、世の女性をメロメロにした男!
(↑)もうちょっといい写真を選ぶべきだった笑。
この彼の吹き替えが、もうリアル過ぎて凄い。
台詞がないシーンも、マイクに音が入っていないだけで演技を続けてる気がする!ってくらい違和感がないの。クマの動きと彼の声に少しも違和感がない。
”紳士なクマ”というキャッチフレーズがついたこの映画。ベン演じるパディントンの喋り口調は終始丁寧で、だけど若い子グマの雰囲気もある。だからと言ってやんちゃ過ぎず、ちょっとシャイな雰囲気も漂う彼の声。
聞いていくうちにその声がベンではなく、パディントンそのものの声に思えるリアルさ!
だから”パディントン”という俳優に見える
このリアルなクマとベン・ウィショーのTHE・パディントンな声が合わさるとどうなるか。映画に登場するパディントンが、アニメーションと吹き替え音声で表現されたキャラクターではなく、”パディントン”という俳優がそこにいるように見えるのだ。
撮影現場ではダミーの人形や聞こえる声に従って演技をしているに過ぎないだろう。でも、映画を観ていくうちに、私たちの生活にも賢い子グマが溶け込んでるんじゃないか・・・と思わせるほど、存在がリアルになっていく。
これにはものすごく驚いた。
たかがアニメーション、モーションピクチャー、その他諸々だと思っていたキャラクターにものすごく感情移入してしまうのだ。
つーか、本当にこんなクマと出会いたい。・・・あれ?このクマ可愛いぞ。
『パディントン2』のラストでガチ泣きした
挙句、映画記事執筆のため1人『パディントン2』を鑑賞した時には、 ラストシーンでガチ泣きする始末である。
感動しちゃったよ、勘弁してくれよ笑。不覚にもめちゃくちゃ良い映画で、自分が子供映画をどれだけナメていたかを思い知らされた気がする。
もし現段階で、
- あのリアルすぎるクマにちょっと引いてる
- たかが子供向け映画じゃないか〜と思ってる
人がいれば、私を信じて『パディントン』観てほしい(見ず知らずの私を信じるのは難しいかもしれないけど笑)。で、モーションと吹き替えの息ぴったりっぷりを実感して、ドン引きしてほしい・・・もちろん良い意味で。
では。
◆本日の一冊◆
まあ、やっぱり、この絵柄から想像すると、映画はリアル熊すぎるけどね笑。