社会人こそ、死ぬほど本を読むべきだ。読書感想文の意味を今一度考えよう!

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夏休みの宿題と言えば?

 

私はこう問われたら、真っ先に「読書感想文!」と答えます。本が好きで、考えることが好きな私には、大人になった今こそ読書感想文の魅力が分かります。

とはいえ、小学生の頃は書くのが下手すぎて、地獄の宿題だった記憶もありますが笑。

 

 

読書感想文の意味とは

読書感想文が夏休みの宿題だった若かりし頃は、あの厄介な宿題に対して疑問を抱いていたのも事実です笑。

 

また現在は、読書感想文で優秀賞をとるための技術が教えられていると聞き、「優秀賞を取るためだけの文章なんて、なにが魅力なんじゃい!?」と憤慨してます笑。

 

さてさて、読書感想文の本来の意味って何なんでしょうね。

 

読書感想文は何のために?

読書感想文は何のために行なう課題なのでしょうか。

 

そもそも読書感想文とは、国語科の課題として選定されており、指定された課題図書なおしは生徒が選んだ本の「感想」を原稿用紙数枚程度にまとめたもの。

 

小学校学習指導要領(平成10年度改訂)によると、「書くこと」の能力を育てるための課題とあります。

 

  • 事象と感想、意見などとを区別する
  • 目的や意図に応じて、簡単に書いたり詳しく書いたりすること

 

への指導を目的としています。

 

また「読むこと」の能力を育てるための課題でもあり、

 

  • 内容についての事象と感想、意見の関係を押さえる
  • 自分の考えを明確にしながら読む

 

これらを指導するための課題でもあります。

 

読書感想文に抱く違和感

ここで個人的に抱いた読書感想文の疑問点というか、違和感を述べさせていただきますが、時々”子供らしさ”の押しつけみたいな雰囲気を感じるのも事実w。

 

というのも、読書”感想”文と言いつつ、指導要領側からその実態を見てみれば「感想<論文」を作成しなければならない感じが漂ってきます。

 

それに加えて、「”感想”だけでなく自分の経験を織り交ぜると好かれる」とか道徳的な感想を織り交ぜると好かれるのは事実。

 

素直に”感想”を書き、否定的な感想や客観視をすると否定されがち

 

なんかこれって気持ち悪い!!!

 

道徳的な感想「面白かった」「共感した」「反省した」的な文がウケるなどという読書感想文の評価基準自体がとても奇怪に思えるために、素直に素敵な文化とも言えない私はひねくれものでしょうか笑。

 

参考文献:読書感想文 - Wikipedia 

 

▲”本の読み方”本も楽しい!

 

社会人こそ本を読むべきだ!

軽く読書感想文に感じる違和感に対して愚痴を吐きましたが、読書自体はとても重要だと思うんですよ。特に社会人!社会人こそ本を読むべきだ!

 

本は教養の宝庫だ!

 「本を読む人」「本を読まない人」の違いについて、「おお、納得」と思えた記事を載せますね。

 

www.ikedahayato.com

 

探究心の違いについて、が最も納得できる内容でした。

 

何か物事を知ろうとした時、探求しようとした時に、他の人の意見って結構大事です。全部を全部受け入れる必要もないけど、「おお!こんな考え方があったのか」と気づくことって、視野が広がることにつながるから、思考に幅ができる。

 

本は色んな人の思考の固まりです

 

読んでいくと時々は「なんだ、このクソつまんねー本は!ムキー!!!」ってなることもあるけど笑、それも人生経験のひとつになるじゃないですか。

 

読まなきゃ何も変わらない

 

面白いもつまらないも知らない人間になってしまう。

 

バカになりたくなきゃ読め

どんな社会人になりたいか、人それぞれビジョンは違うだろうし、「自分が欲しいものが手に入る分の金さえ手に入ればOK」という人は、別に本なんか読まなくても十分人生は楽しいのだろうが・・・

 

私は、思考停止のバカになりたくないから読みます

 

考え続けるために死ぬほど本を読んでます。

 

心のリハビリと称し、図書館へ通うことをおすすめする記事を書いたけれど、心が立ち直ってからは完全に”自分のために”本を読みあさってます。バカになりたくないから。

 

 

▲悩んだ時こそ、たくさん本を読みましょう

 

読書感想文を書こう!

んで、社会人こそ本を読むべきだ!と思うと同時に、読書感想文というのも・・・もはや大人のための宿題なんじゃないかと思っています。

 

だって、考える練習になるから

 

その考えを伝える練習になるから

 

読書感想文は、「読んで感動した」とか「この作品めっちゃ面白かった!」という”気持ち”や「自分は違う、こう思った」という”考え”を人に伝えるにはもってこいだと思うのです。

 

大人の読書感想文

大人が読書感想文を書く時には、”コミュニケーション能力の強化”が目的になるんじゃないかと。

 

どうしたら想いが伝わるか、その練習になる訳ですから。

 

もちろん学校に提出する訳ではないので、基準も正解もありません。だからTwitterのように140字でまとめるもよし、書きたいことだらけで4万字書いたっていいのです笑。

 

ただ文字数や書き方に規定はなくても、伝えるための練習には確実になります。

 

ブログも最適

ブログも最適ですよね。というか、ブログで本のレビュー、映画のレビューを書いている人はもうすでに”人に伝える”練習ができていると思うのです。

 

もしそのブログがきっかけで、ある読者さんがその本に興味を持って読んでくれたら、それは魅力が少しでも伝わった結果だと思うのです。

 

原稿用紙に書く必要もないの。

 

大人の読書感想文は、とにかくたくさんの本を読んで、感想をとにかくたくさん伝えるのですよ!

 

死ぬほど本を読むべきだ

読書は、視野を広げるのに最も手っ取り早い方法です。

 

私は今仕事の関係上、図書館に通い詰めては参考文献を読みあさる毎日を送っていますが、読んだ内容が自分の知識になっていくのが快感です

 

「これはどうなの?」と不審に思ってしまうような内容もあれば、明らかに意見が偏った本もありますが、自分の中にない”それ”を知るのって面白いんですよ。

 

だから大人になった今こそ、社会人こそ死ぬほど本を読んで、簡易的な読書感想文を書きまくるのです。知識を全て自分のモノに!!!

 

全部自分のモノにしてしまえ!!!と思う。

では。

 

◆本日の一冊◆

齋藤孝先生が、読書感想文の本を書いてるぞ!

お題「読書感想文」