画家活動の宣伝です。
明るくポップな内臓を描いているわたしですが、自分が抱えている「双極性障害」をテーマにした写真作品も制作しています。
DFG BOOK MARKET
出典元：DESIGN FESTA GALLERY | デザインフェスタギャラリー | DFG BOOK MARKET
この度デザインフェスタギャラリー原宿では、作家独自の世界観を表現するZINE作品を集めた参加型企画展『DFG BOOK MARKET』を開催します。
EAST館の玄関口に位置する展示スペースEAST ART PIECEに、さまざまなアーティストさんのZINE作品が集まります。
ZINEというのは、個人の趣味でつくられた雑誌を指します。色々な部類のZINEがありますが「fanzine」と呼ばれるものが「同人誌」とほぼ同意義のようなので、「同人誌」という言葉でZINEに対する興味が縮まる人も多いんじゃないかな。
出品する作品について
わたしが出品するのは『LOVE MY MANIC AND DEPRESSED』という写真集。
3種類あるのですが、そのうち「#1」と「#3」を展示・販売します。
このシリーズは、わたしが撮りためてきた写真を集めたZINE。写真で表現するとき、大抵「憂鬱」だったことを思い出し、『LOVE MY MANIC AND DEPRESSED』「わたしは躁のわたしも鬱のわたしも愛す」というタイトルにしました。
なので、普段の明るくポップに内臓を描く世界観とは真逆の世界観です。
特に出品する「#1」と「#3」は、美しい花の写真や街の様子が写し出されながらも、どこか陰鬱な雰囲気漂う作品になっています。
見本誌にも説明書きを挟んでおきましたが、「#1」と「#3」の説明を少しだけ…。
「#1」について
「#1」に掲載されている写真は、28年間生きてきた中で、一番鬱々としていた時期に撮ったもの。
生きてきた中で一番「死にたい」という気持ちが頭をよぎった時期でした。なので、あの世に連れて行ってくれそうな写真だけが収録されています。
今はあまり「死にたい」と思うことはありませんが、「#1」を見ると心が落ち着きます。極楽を感じさせる華やかさはありませんが、すべてを終えた後の平穏や静けさを想像させてくれる作品になっています。
「#3」について
「#3」はフランスへ旅行した際の写真を集めたもので、「#1」に比べるとポップです。
ただ、この頃のわたしには常に「死にたい」がまとわりついていたので、明るい旅行写真には仕上がらなかったことが面白く、ZINEにしました。
またこのフランス旅行の最中、わたしの胸腺、脇の下のリンパ、鎖骨のリンパ、胃と肝臓には「がん」がありました。旅の最中、「胸焼けがして調子悪いな」と思っていたのですが、帰国後それが「がん」であると知らされました。
「がん」の発症を知ったのは帰国後のことですが、その不穏さを楽しんでもらえたらと思い、「がんとの旅路」というサブタイトルにしました。
ぜひご来場ください！
ART PIECEの展示では在廊できないため、10/14～11/10にわたしがいることはできませんが、お時間ある方はぜひともご来場ください。
DFG BOOK MARKET
開催日時：2019年10月14日（月）～11月10日（日）[4週間]
開催会場：Design Festa Gallery EAST館アートピース引用元：http://designfestagallery-diary.blogspot.com/2019/07/dfg-book-marketzine.html
なお、たゆたうクラゲを写した穏やかな作品集「#2」はデザインフェスタvol.50にて販売予定です。11/16 Sat.～11/17 Sun.に開催されるデザインフェスタvol.50にもぜひお越しください。当日わたしは「E-85」におります。
では。
◆本日のおすすめ◆
クラゲ・クラゲ・クラゲな写真集。
