こんにちは、齋藤吐夢です。
これから結婚する人へ伝えたいことがあります。どういう理由で結婚に至ったにせよ、結婚はゴールじゃないです。
「結婚=幸せ」だなんて式は、もう成り立ちません。
「結婚」というキーワードに踊らされるな、自分ってこと。
結婚はゴールじゃない
結婚はスタート地点です。
結婚はゴールではなく、これから結婚する相手と、今まで接点のなかった”他人”と共に時間を過ごす、スタートです。
それでいて、その時間に応じて起こる変化は誰ひとり想像できないもの。予想通りにコトが進むことなんてない。
結婚=幸せだと思わない理由
”時間に応じて起こる変化は誰ひとり想像できない”と書きました。”予想通りにコトが進むことなんてない”とも。
ここで言う”時間に応じて起こる変化”というのは、
- 家族が増える
- 他の人を好きになる
- 老いる
などなど。
「絶対に起きない!」という確証がない変化を抱えて、これから2人は生きていかなければなりません。
その起こりうる変化のスタート地点である結婚に対して「何とかなる」と思えない限り「=幸せ」にはならないと思うのです。
例えば「性格の不一致」の話
離婚理由の一つに「性格の不一致」ってあるじゃないですか。
私は夫婦のどちらか、もしくは両方が、「絶対に起きない!」という確証のないものを信用しきったのが原因なんじゃないかと考えていて。
だって元々、結婚相手は赤の他人なんですよ。
契りを交わしたとは言え、人の心なんて変わるものじゃないですか。
付き合っていた時はわんぱくで可愛い性格に見えていたものが、夫婦になった途端、気遣いもない人に見えるのも、見え方が変わっただけで、それを見てこなかったってだけじゃないですか。
この人素敵かも・・・と思って結婚したけど、ふとした瞬間に、優しくしてくれた人に恋心が芽生えてしまうのも、ありえなくはないじゃないですか。その先どうするかに肯定も否定もできないけど、そう思ってしまう変化は十分ありうる。
わざわざ結婚する意味はない?
「結婚=幸せ」にはならない!と断言する私からすれば、わざわざ結婚する利点はないと思ってる。利点が全くないわけではないよ、もちろん。でも・・・
結局”2人が嬉しいかどうか”しかもう利点がないと思う。
はじめのうちは「節税効果ぐらいあるかしらん」なんて思っていたけれど、共働き世代が増え、男女ともに収入の差がないような時代がやってくれば、配偶者控除も特に役に立たないと思う。
例えば私なんか、配偶者控除を頼って働き方をセーブしてしまうより、個人事業主申請してバリバリ働いた方がよっぽど節税状態になることが発覚した。結婚した社会的利点、そんなにない。
後悔はしてない、=幸せでもない
結婚したことを後悔はしてない。でも別に今幸せなのは「結婚=幸せ」なわけではない。
ただ私が「今、幸せ」なだけだ。
結婚したから幸せってことはない、全くない。
結婚している私が言ったって、説得力ないって言われるかもしれないけど、私が言いたいのは「結婚=幸せ」ではなく「自分が幸せ」と思えることのほうが大事だから、結婚を焦る必要も拒絶する必要もないじゃんってだけ。
「結婚」というキーワードに踊らされるな、自分ってこと。
「結婚=幸せ」はもうありえない
もうありえない、と断言する「結婚=幸せ」は、すなわち「結婚=安泰」と考える人に伝えたいのだ。このご時世、安泰なんて夢のまた夢である。というか、変化あってこそ人生だし、安泰なんてつまらない。
結婚すんな!とも言わない。
結婚しないの?とも言わない。
離婚すんな!とも言わない。
結婚したから、子供つくんないの?とも言わない。
「結婚=幸せ」にしがみつくことなく、好きなこと、やりゃあいいじゃないの。それは男女関係なくね。自分が納得できる道を進んで、幸せを肯定すればいいじゃないか!!
とにもかくにも結婚はゴールじゃない。
結婚はただのスタート地点だし、もはやただの言葉でしかない。「結婚」に踊らされないでね。
では。
◆本日の一冊+α◆
結婚にまつわる面白い本、あれこれ。
1つ目は、マリッジブルーなりかけの時に読むと、結婚する気が失せる・・・かも?
2つ目は、良好な夫婦関係を築くための教科書的な1冊。他人だからね。
3つ目、ほんわか絵柄で可愛いですが、同棲等々のリアルが詰まってます。