「早くない!?」と思いつつ、現時点での今年の漢字について考える。

結論から言う。

「現時点での今年の漢字」は「絵」だ。

なぜなら2022年度は、私がしっかり期日までに必要な単位を取得することができれば、武蔵野美術大学通信教育課程(以下、ムサビ通信)油絵学科絵画コースを卒業するための卒業制作に向き合う年だからだ。その上すでに4月、5〜6月に開催される絵画関連の企画展に参加応募済である。11月にはデザフェス出展も再開したい。書くお仕事も引き続き取り組むが、多分2022年は、頭の片隅にずっと「絵」に関する色々がまとわりつく1年になることだろう。だから「絵」である。

なんか、こう、「絵」より硬派な漢字表現はないものか……と悩んだけど、うん、簡潔でいいと思う!現時点での今年の漢字は「絵」っちゅうのは!!!

 

ムサビ通信に入学したのは2020年4月である。新型コロナウイルスの到来で、世の中の雰囲気がガラッと変わってしまった矢先、「入学するなら今なのでは?!」と思い立った。対面授業(スクーリング)もあるが、基本的には自分一人でコツコツ学習を進める形をとるのが通信教育である。社会から「外出すんな!」と呼びかけられ、「家にいろってんだから、学ぶなら今じゃね?!」と思ったのである。通信による授業は、人付き合いがいいとは言えない私にとっても好都合だった。

が、ムサビ通信で学び、何度もスクーリングに参加するうち、心境に変化が生まれた。自分一人で課題を進めるのもいいが、スクーリングに参加すると、他の人の、自分とは違う視点で描かれた作品に触れることができる。どうやって描いているのか、何を考えているのか、その場で知ることができる。それがめちゃくちゃ楽しいことに気づいてしまい、気づいたら「もっとスクーリング通いたい」と思うようになっていた。

もちろん通学課程の学生とは違い、金銭的な意味でも精神的な意味でも、私には結局、通信課程が向いている。多分ず〜っと気になる他の人と一緒にいたら、私のことなので大好きな相手であっても疲れてしまうだろうし、焦燥感に駆られて下手すりゃまた病む気がする。お豆腐メンタル。

でも、こういう心境の変化があったおかげで、その気持ちがもっともっと大きくなって、気がついたら「もっと絵が描きたい」「もっと絵のことだけを考えていたい」と思うようにもなっていた。こうなると、もう、止めたくても止められない。頭の片隅には描き途中の絵や構想中のアイデアがあって、時々そのことを考えてる。「時々」の頻度は、時々どころじゃなくなっている。そのうち、sometimesからoften、alwaysになる気がする。それぐらいのハマりっぷり。

 

卒業制作で取り組むのはF80〜100号の作品2枚。Fなんちゃらっていうのはサイズのことで、F80は1455×1120mm、F100は1620×1303mmだ。F100号を描く予定だが、私の身長が161cmだから、私の背丈の絵を描くのか自分は……すげ〜、やったことね〜、怖ぇ〜。

卒業制作に入る前の授業ではF50号(1167×910mm)サイズで描くようだ。このサイズなら、昨年課題をF40号(1000×803mm)で描いたのでまだ安心感がある。でも大きくなればなるほど、楽しいが悩みも増えることだろう。技術面でも表現面でも。でも、まあ、とっても楽しみだ。

 

後日、2022年度に入る前に、自分の記録用に【ムサビ通信学習記録】を書こうと思うのだが、2021年度も学びが多かった。そういう点では、下手すると去年における「今年の漢字」も「絵」だったのかもしれないなあ。

とにもかくにも、現時点での今年の漢字は「絵」。

2022年の終わりにこれを読んだ時、私はどう思うのかな〜。

 

(↓)2020年4月〜2021年3月に学んだものの記録

www.tomutomu-corp.com

 

今週のお題「現時点での今年の漢字